かにたまです。
本日は仮想通貨Waves(ウェーブス・ウェイブス)について。
以前、日本ではあまり聞きなれないこの仮想通貨の特徴、将来性、価格チャートや取り扱い取引所などについて記載します。
良かったらご覧ください。
仮想通貨Wavesとは?概要
名前:Waves(ウェーブス・ウェイブス)
通貨コード:WAVES
発行枚数:1億枚
発行上限:1億枚
コンセンサスアルゴリズム:LPoS(Leake Proof of Stake)
処理速度:秒間100件
CEO:サシャ・イワノフ
公式サイト:https://waves.tech/
Wavesは、2016年4月にNxt(ネクト)という仮想通貨から別れてリリースされました。
Wavesはプラットフォーム系の柔軟性のある仮想通貨でロシアを本拠地として開発されています。

ETH、EOS、NEOのようなプラットフォーム系の通貨です。
画像はwaves公式サイトより
創業者でもあり、CEOのサシャ・イワノフ氏
特徴
下記以外にもスマートコントラクトも2018年に実装されましたし、Wavesは、何でもできるような通貨という印象はありますね。
今後、どのようにでも拡張されていくのかと思われます。
その中で主なWaves(ウェーブス)の特徴について記載していきます。
分散化取引所(DEX)
Wavesのプラットフォーム「Waves Platform」では分散型の取引所が存在しています。
これはWavesのウォレット上で利用することができます。
この取引所は、マルチゲートウェイとして、Wavesを基軸としたビットコインなどの仮想通貨や、アメリカドルなどの法定通貨の売買が可能になっています。
取引手数料は、0.003WAVES。
出金手数料は、0.001WAVES+ゲートウェイ手数料(※)となります。
(※)ゲートウェイ手数料は通貨により変化します。
例えば、ビットコインの場合は0.001BTC、イーサリアムの場合は0.001ETHになります。

↑分散化取引所に関しては上記事をご覧ください。
セキュリティの優れた未来の取引所の形になります。
ロードマップにも記載されていますが、分散型取引所は今後も改良されていくとのことです。

ビットコインしか使えない店で支払う際にその場で財布(ウォレット)からビットコインに交換して支払うことができ便利です。
ワベスの新しいクライアント、UI/UX見たとき贔屓目を差し引いても既存のものの中でかなり優秀じゃないですか? pic.twitter.com/utkJ1Mi3IS
— ニ作ル詞ス家/九泉似亜@ノクタ (@nls__) March 7, 2018
このように送金時に送りたい通貨を選ぶこともできます。
英語なのが難点ですが、わかりやすい点が非常に良いですね。
トークン作成が容易

何といってもWavesはトークンの作成が容易。
10分もあれば作成できます。
僕やあなたのような個人単位でも作成できます。
しかも費用はたった1Wavesです。
現在の価格だと250円ほどあれば作成できます。
Wavesトークンの作成方法は、下ブログ記事がわかりやすいです。

Waves-NG
2017年の後半にWavesはこれまでのカーネル大学の研究者らが提唱するBitcoin-NGからWaves-NGにブロックチェーンの処理が変更されました。
これにより、秒間処理速度が上がり、100TPSに増加しています。
ビットコインが3~6TPS、イーサリアムが25TPSほどですから処理速度は速いです。

EOSの6000TPS以上に比べるとまだまだという印象ですが、これから速度を更に上げていくように改良されていくでしょう。
LPoS
WavesのアルゴリズムはLPoS(Leake Proof of Stake)が採用されています。

これはただ持っているだけで保有量に応じて新しい通貨が配布されるというPOSではなく、持っているWavesを好きなノードにレンタルして貸した量に応じて増やしていくPOSです。

NEMのハーベストのようにひと手間あるのがWavesのLPoSです。

貸すのでパソコンをPOSのためにつけっ放しにしておく必要がない点が良いですね。
将来性
Waves(ウェーブス)の将来性について記載していきます。
日本などの国では法律でも変わらない限りは上場は難しいかなと思っています。
すでに知名度が上がっているETHなどとも被る部分があるので、マーケティング力や特徴を出していけるかも重要になります。
ただ、現時点でもわかりやすく、認知されれば大きな可能性がある通貨だと感じています。
トークンエコノミーの経済圏への期待

すでにスポーツ界などではトークンを発行して、独自の経済圏を生み出すトークンエコノミーが少しずつ広がっています。
これが普及していけば、容易で安価にトークンを作成できるWavesは注目を集めるでしょう。
作成したトークンはバーン(消去・焼却)なども容易に設定できます。
そして、WavesGOというフレームワークにより、作成したトークンがWavesの分散型取引所(DEX)で取引が可能になります。
とにかくWavesで作成したトークンは楽でわかりやすい点が良いですね。
仮想通貨が一般化してくれば、Wavesのトークンエコノミー経済も盛んになると思います。
処理速度の向上の期待
Waves-NGのリリース時の発表を見ると1分間に約6,000のトランザクション(取引)の処理が可能になり、将来的には1000TPSという処理速度が可能になっていくようです。
EOSほどではありませんが、それでも十分な速さになりますね。
実際、公式のロードマップではサイドチェーン(※)を使って処理速度を向上させるというような記載が見られますね。
(※)サイドチェーンは一言でいえば「ブロックチェーンを拡張する技術」のことです。
今後の開発に期待です。
日本での上場は現状は難しい
Wavesの分散化取引所は米ドルのような法廷通貨とも交換できる点が大きいです。
Wavesの取引所の流動性が上がり、売りたいときにすぐ売れるようになれば、大きな需要があるでしょう。
ただ、他の分散化取引所のようにWavesの分散化取引所でも、KYC、つまり本人確認が不要な点が問題点として挙げられます。
中間がいなくても不正のない取引ができることが特徴の分散型取引所。
それゆえ本人確認もいらないのですが、マネロンがどうしても懸念されます。
しかも、Wavesの取引所は、本人確認なしに法廷通貨に代えたり、引き出すこともできます。
国は良い気はしないでしょう。
仮に日本に上場すると、マネロン方法として以下の方法が考えられます。

特に仮想通貨の税金が高かったり、マネロンを警戒している日本のような国々は考え方が変わらない限りは、Wavesの上場の可能性は今後もほぼないと思います。
開発事情
2019年3月の調査会社のElectric Capitalのレポートによると,Wavesは2018年の下落相場にも関わらず順調に増えています。
開発人数が全てではありませんが、それだけ可能性が増えていきます。
Wavesの価格チャート
Wavesの最新チャートは「こちら」
最高価格は2017年の12月19日に記録した17.22ドル(1894円、1ドル110円換算)。
記事作成段階では、時価総額35位で1WAVESあたり250円ほどになっています。
Wavesを購入するおススメ取引所

Waves(ウェーブス)は国内取引所で購入することはできません。
バイナンスは手数料も安く、対応も早い。
仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的には、おススメしています。
ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。
Waves(ウェーブス)はバイナンスしかり日本円で購入することはできません。
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