仮想通貨を保管する「コールドウォレット」と「ホットウォレット」について記事にします。
この2つのウォレットにはどのような特徴や違いがあるのでしょうか?
2つのウォレットについて
もともと仮想通貨は実体がなく、データです。
その仮想通貨には「ウォレット」という仮想通貨を保管しておく場所があります。
仮想通貨のウォレットとは、仮想通貨を保管しておく場所、すなわち「財布」のことを指します。
このウォレットこと財布には、「コールドウォレット」と「ホットウォレット」という2種類のウォレットがあります。
コールドウォレットとは?
ネットワーク(インターネット)が秘密鍵にアクセスできない財布のことを指します。
通常、ネットに繋がっていないのでオフラインウォレットとも呼ばれています。ネットから分離されたデバイス(あらゆる機械部品のこと)で秘密鍵の安全を確保します。
コールドウォレットは、ネットに繋がっていないPC、スマホ、メモ帳などで盗難者(ハッカー)からの秘密鍵盗難リスクを防ぎます。
ただし、コールドウォレットを無くしたり、壊れたりするリスクはあります。

コールドウォレットは基本的にネットに繋がっていない状態で保管できるためにハッキングリスクは減りますが、資金の移動の際などオンラインに繋ぐなど手間はありますね。
ホットウォレットとは?
ネットワーク(インターネット)が秘密鍵にアクセスできる財布です。
常にネットに繋がっていることからオンラインウォレットとも呼ばれています。
取引所に置かれている仮想通貨がこの形をとっており、例を挙げると取引所毎に異なるパスワードを設定し、二段階認証で解除する形をとっています。

ホットウォレットは常にインターネットに接続された状態です。よって、盗まれる可能性がありますから最低限の仮想通貨のみを保管しておくことを推奨します。

2018年1月にコインチェックで起こった仮想通貨NEMの巨額流出事件(580億円相当)も全てのNEMをホットウォレットで管理しておいたことから起こりました。
ホットウォレットに保管しておくとハッキングの被害をゼロにすることはできません。
できるだけコールドウォレットに移動しましょう。
仮想通貨を守るのに重要なことは?
秘密鍵を知られないことです。
そのウォレットの秘密鍵がわからない限りは盗まれませんので、基本的に秘密鍵は自分で保持しているに越したことはありません。
取引所の仮想通貨流出事件は、取引所が秘密鍵を管理して盗まれたために個人では防ぎようがないことなのです。
コインチェック取引所にNEM(ネム)置いておいた人々の仮想通貨が盗まれたのは、取引所のNEM(ネム)の秘密鍵が盗まれたからです。
仮想通貨取引所はネット上で常に売買している以上、資金移動時などでは、どうしてもオンラインにせざろう得ません。
普段はネットに繋がっていませんが、コールドウォレットで保管していてもハッキングされる可能性はあります。
個人で管理されている方は秘密鍵というものは誰にも教えないようにしてください。
秘密鍵がわかるとコールド、ホットウォレットに関わらずウォレット内の仮想通貨が全て盗まれる可能性があります。

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