仮想通貨VeChain(ヴィチェーン/VET)とは?特徴や将来性について

Vechainアルトコイン
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かにたまです。

本日は記事作成段階で時価総額26位にいる仮想通貨VeChain(ヴィチェーン/VET)について。

VeChain(ヴィチェーン/VET)とはどんな仮想通貨なのか?その特徴や将来性、価格チャート、売買できるおすすめ取引所について記載していきたいと思います。

良かったらご覧ください。

 

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仮想通貨ヴィチェーンの基本情報

概要

通貨名:VeChain(ヴィチェーン)

通貨コード:VET

取引開始日時:2017年8月(VEN時代含む)

発行枚数:55,454,734,800枚(約554億枚・2019年5月27日段階)

発行上限:86,712,634,466枚(約867億枚)

コンセンサスアルゴリズム:Proof of Authority(PoA)

CEO:Sunny Lu(サニー・ルー)

公式サイト:https://www.vechain.org/

もともとヴィチェーンは2017年8月中旬からVENという通貨単位で取引されていました。

ところが、2018年2月26日にリブランディングが行われ、プラットフォーム名がVeChainからVeChain Thorに変更されました。

これの頭の部分をとって通貨単位が現在のVETに変更されています。

 

Vechainとは?

2015年に設立されたVeChainは、中国、ヨーロッパ、アメリカ、シンガポール、日本にオフィスを構える、世界で最も初期のブロックチェーンテクノロジー企業の1つです。

本拠地は中国の上海にあります。

また非営利団体のVeChain Foundation(財団)がシンガポールに設立されています。

 

Vechainは、ブロックチェーン技術によって、ブランド品などその商品の信頼性を選定するために生まれました。

VeChainプロジェクトは、透明な情報の流れ、効率的なコラボレーション、そして迅速な価値の移転を可能にするための信頼のある分散型のビジネスエコシステムの構築に焦点を当てています。

かにたま
かにたま

ブランド品の偽物が横行しているように物にはそれが本当に本物であるかという証明ができません。その問題を解決すべく生まれたのはVechainです!

 

Vechainパブリックブロックチェーン

公式ページやホワイトペーパーを見るとわかりますが、パブリックブロックチェーンであることが特徴です。

 

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パブリックブロックチェーンは、ブロックチェーンの中でも非常に透明性が高いブロックチェーンです。ビットコインもこのパブリックチェーンで価値を高めてきました。

 

Toolchainサンプルケース

例えば、現在、ブランド品の偽者が世の中に出回っており、本物かどうかプロでも見分けがつかないものがあります。

そんな時にVechainを使った商品であれば、ブロックチェーンの技術で信頼性が証明できるというわけです。

 

ここでワインを使ったVechainの例をあげてみましょう。

ワインなどもプロのソムリエでも間違えることがあり、本物かどうかは見分けるのは難しいです。

以下、難しい用語の記載もありますが、ざっくりといえばVechainのプラットフォームを使うことでそのワインの信頼性が証明できるわけです。

 

用途例)
ワイン生産者「かにたま」は、ぶどうを使って高品質のワインを製造し、厳格な工程管理と保管管理を行っていますが、製品の品質を最終消費者に証明する効果的な方法を欠いています。

そこで、かにたまはブロックチェーンを使用してブランド認知度を高めるためにVeChainのToolChainソリューションを選択し、ワイン製造プロセス全体にToolChain Standard Versionを導入しました。

 

コピーや再利用ができないVechainのToolChain IoTチップは、製造時にワインボトルのキャップに取り付けられます。

さまざまなIoTデバイスとVeChain Work Appを活用することで、生産者は、原材料の調達、生産と加工、物流、倉庫保管、小売流通など、ワインのライフサイクル全体で生成されたコアデータを収集および管理します。

同時にプロセス管理の効率性とビジネス上の意思決定を向上させます。収集されたデータはすべて検証された後、VeChainThorブロックチェーンに保存され、その不変性が保証されます。

 

独立した権威ある認証機関によって検証されたワイン生産者「かにたま」は、関連データと共にVeChainThorブロックチェーンに保存された国際的に認められた品質証明書を発行されました。

「かにたま」の承認を得れば、ブロックチェーンに保存されているすべてのデータをビジネスパートナーや消費者と共有できるため、会社の市場に対する信頼性やブランド全体の認知度が向上します。

さらに、ブロックチェーンに保存されている不変の第三者検証済みデータを共有することで、「かにたま」の会社は金融サービスプロバイダから新しいローンを取得し、ビジネスを拡大するために提供された新しい機会をつかむことができました。

 

消費者は、VeChain Pro Mobile Appを使用して、ボトルキャップに取り付けられ、VeChainThorブロックチェーンに一意のIDが埋め込まれたIoTデバイスをスキャンして参加することもできます。

指示に従って、消費者はブロックチェーンに保存されている認証情報と証明書を使用してプロンプトを表示されるため、ワインの高品質の原料と独自の加工技術について学ぶことができます。

消費者はモバイルアプリを通じてブランドと対話することもでき、ブランド価値をさらに高めます。

 

メインネットへの移行

そして、ヴィチェーンは、以前はイーサリアムのトークンであるERC-20トークンでしたが、2018年の6月末に「VeChainThor」と呼ばれるメインネットに移行しました。

そこでVeChainは、古いトークンから新しいトークンへの交換を実施しました。

VEN1枚あたり現在のVET100枚として配布されています。

 

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仮想通貨ヴィチェーンの特徴

POA

VETのコンセンサスアルゴリズムはProof of Authority(PoA)が採用されています。

直訳で「権威の証明」となります。

 

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コンセンサスアルゴリズムは、ざっくりというとマイニングのルールですね。

 

POAは「Authority」という言葉があるように事前にマイニングの権限が与えられます

権限を与えられる代表者はオーソリティマスターノードと呼ばれ、101つ存在します。

これは投票で決定します。

 

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↑ノードの意味を知らない方はこちらの記事をご覧ください。

 

このオーソリティマスターノードは厳しい条件があり、誰でも簡単になることはできません。

例を挙げると以下のような条件があります。

・個人情報の公開
・25,000,000万枚以上のVETの保有
・一定レベル以上のノード環境
・VETのネットワーク活動に貢献する

オーソリティマスターノードに関するより詳しい情報は「こちら」をご覧ください。

これらの条件を満たせなくなった場合は、補欠の枠もあるので、そこから補充されます。

 

ビットコインのマイニングと違い、競争がないことでマイニングの素早い承認が可能になります。

かにたま
かにたま

事前に投票で代表者を決めて、承認作業を行うのは、まるで国会のような仕組みですね。国民全員で行うより、代表者である国会議員で取り決めをした方がスピードが早いのと同じです。

問題は、101のノード限定でマイニングを行うために中央集権的になりがちという点でしょうか。

 

スマートコントラクト

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Vechainはイーサリアムのようなスマートコントラクトが使われていることが大きな特徴です。

詳細は上記事に記載していますが、スマートコントラクトは賢い契約と呼ばれ、この契約を中央管理なしに自動的に行えるという仕組みのことです。

 

つまり、Vechainで国家や企業などが、第三者であるサードパーティーを介在させることなく、他社とやりとりしたり、取引することができるというわけです。

 

Toolchain

VeChainのサービスとしてのブロックチェーンプラットフォームはToolChainと呼ばれています。

ToolChainは、製品ライフサイクル管理、サプライチェーンプロセス制御、データデポジット、データ認証、およびプロセス認証など、さまざまなサービスを提供する総合的なブロックチェーンプラットフォームです。

ToolChainを使用すると、大小を問わず、あらゆる規模のビジネスで、ブロックチェーンテクノロジを利用してブランドの認知と価値をさらに高め、不変データを使用して新しいビジネスモデルに拡大することができます。

かにたま
かにたま

前述したワインの例のようなイメージでIoT技術も絡めて商品1つ1つの信頼性を証明できるようになります。

 

VeThor(VTHO)

仮想通貨NEOで配布されるガス(GAS)について
かにたまです。 仮想通貨NEO(ネオ)は所持していると定期的にNEOGAS(ネオガス)というものがもらえます。 ではこのNEOGASとは一体なんなのでしょうか? 本日は、NEOに付与されるガスについての記事にしたいと思います。

VechainはVeThor(VTHO)というネオのNEOGAS同様にガスとしての役割で一定期間ごとに配布されるトークンがあります。

 

バイナンスなどの一部の仮想通貨取引所や、マスターノードを立てることで保有量に応じてVTHOが配布されます。

特定の取引所(一覧はこちら)で売買できるために配当のような扱いになっています。

 

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僕もバイナンスからもらった報酬で少しだけ持っていますが、今でも定期的にVTHOが配布されていますね。

配当系の仮想通貨はインカムゲインも狙える利点はありますね。

 

バイナンス配布

なお、最近だとバイナンスで2019年5月4日にVTHOが配布されていました。

 

仮想通貨ヴィチェーンの将来性

かつては、ERC-20トークンの1つで、小売、天然ガス、物流、デジタルコンテンツなど狙っている市場がとにかく広く、イーサリアム同様のスマートコントラクトで被っている点があり、少し厳しいかなとも感じていた仮想通貨でした。

 

しかし、メインネットに移行し、仮想通貨の中では競合の少ないIoT分野を攻めていく方針から可能性は感じています。

もちろん、IoT時代の本命になればとんでもないことになります。

 

また、Vechainはブロックチェーン技術を牽引している中国企業の1つ。

そして、企業だけではなく、政府からも支持を集めつつあります。

優秀な開発者達がおり、力があることは間違いありません。

 

ただ、様々なブロックチェーンが存在する上で今後どれだけVechainを広めることができるのかがカギになっていくでしょう。

様々な分野での活用を狙っているため、現在の規模が463億円ほどですから、普及に成功すればとんでもなく伸びますね。

かにたま
かにたま

狙っている市場が広いので、浸透するかはわかりませんが、テック2018で準優勝にもなる優秀な開発陣が魅力です。今後のマーケティング次第では、とんでもない規模になる可能性を秘めています。

 

 

企業や政府も注目、基盤着々と

2018年8月5日、VeChainはNTTドコモの5Gオープンパートナープログラムに選ばれたと発表しました。

ドコモG5プログラム参加企業・団体

5Gは、NTTドコモが2020年に産業利用を実現することを目指している高速/大容量ネットワークサービスですね。

ドコモの%Gのプログラム参加企業・団体は、2018年7月31日の段階で1615社に達しており、Vechain Foundation(財団)の名前が明記されているとのことです。

 

Vechainは様々な企業とパートナーシップを結んでおり、着々と力をつけています。

 

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2018年8月、上海市政府がVechainを採用したニュースは世界を驚かせました。

大きな市場規模を誇る中国に認められているのは大きいですね。

 

また、2019年の5月にはCEOのSunny Lu(サニー・ルー)がイタリアの首相とも会談を行ったということも話題になりました。

 

開発者

ヴィチェーンは上場後から高い時価総額を維持しています。

 

Sunny Lu

その理由としては、CEOのSunny Lu(サニー・ルー)氏などの開発者の信頼性もあるでしょう。

ルー氏は、元ルイヴィトン・チャイナの最高情報責任者でもありました。

 

VeChainは現在、上海、シンガポール、パリ、ルクセンブルグ、パロアルト、東京、香港の7つのオフィスで運営されています。

50人以上のプロのブロックチェーンアプリケーション開発者を含む100人以上のスタッフによる国際的なプロチームです。

清華大学、スタンフォード大学、MIT、オックスフォード数学研究所、ダートマス大学、香港市立大学、華南師範大学など、世界中の一流大学と積極的に連携して研究開発を行なわれています。

 

さらに、VeChainは、ブロックチェーン関連の特許に関して世界でも有​​数の企業です。

中国国家サイバースペース管理局(CAC)に登録されていると伝えられています

 

開発チーム一覧は「こちら

 

ビバテクノロジー2018で準優勝や特許も多い

また優秀な人材だけではなく、実力も示しています。

2018年にパリで開催されたスタートアップ企業が参加する欧州最大規模のビバテクノロジー2018年で準優勝になった実力を持っています。

 

フランスのマクロン大統領、アリババのジャックマーや、FacebookのCEOであるマイク・ザッカーバーク氏も訪れた10万人が来場するビックイベントです。

今年の2019年は来場者を更に増やし、12万人以上が来場しています。

★ 2023 Edition | Viva Technology ★
VivaTech is the world’s rendezvous for startups and leaders to celebrate innovation. It’s a gathering of the world’s brightest minds, talents,...

 

このイベントは800社が参加し、この800社に選ばれるだけでも大変なのですが、Vechainは見事、準優勝に輝いています。

 

https://twitter.com/MoonShotCaller/status/1130949701325471746

そして、ブロックチェーンの特許ランキングでは世界の名だたる企業に並び、Vechainは上位を占めています

 

 

IoT

2015年6月に開始されたVeChainプロジェクトは、透明な情報の流れ、効率的なコラボレーション、そして迅速な価値の移転を可能にするための信頼のない分散型のビジネスエコシステムの構築に焦点を当てています。

 

ブロックチェーンとIoTテクノロジを専門とするVeChainは、世界中の複数のセクター(グループのこと)で信頼できる企業に採用されている実世界のビジネスアプリケーションを備えた数少ないブロックチェーンプラットフォームの1つになっています。

 

IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)と呼ばれ、物の情報をセンサーを通じてインターネット経由で受け取ることができ、様々なモノの状態や位置を知ることができます。

そして、互いに通信をして、適切に動作させることも可能です。

 

上述したワインの例で記載したように、コピーや再利用ができないVechainのToolChain IoTチップを製造時にワインボトルのキャップ等に取り付けることで、偽装防止や生産者の証明などが可能になります。

 

Vechainは、IoT技術ブロックチェーン技術を活用することで正しい商品情報をより効率的に分かりやすく伝えることができるというわけです。

 

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IoTの仮想通貨で、現在、台頭しているのはIOTA(アイオタ)ETC(イーサリアムクラシック)くらいで仮想通貨の中では競合が少ないことは有利かと思われます。

 

 

仮想通貨ヴィチェーンの価格チャート

 
Vechain価格チャート

最高価格は2018年9月5日に記録した0.0195ドル(2.145円、1ドル110円計算)

VET時代のバブル期には今の枚数に換算して10円ほどまで達したこともあります。

現在、0.8円ほどですので、バブルがはじけ価値はだいぶ下がってきた印象ですね。

 

記事作成段階では、メインネットに移行してから1年も経っていません。

変動はドルベースでは仮想通貨の割には落ち着いている印象です。

BTC建はかなり落ちています。

 

Vechainの最新チャートは「こちら

 

VET

この通貨は可能性を感じるので、バイナンスでもらった通貨以外でも購入を考えています。

もっとも今はVET/BTCの月足でこんな状態で下がり続けています。

転機がくるまで待ちます。

 

仮想通貨ヴィチェーンを購入するには?

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VeChainは国内取引所で購入することはできません。

 

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VeChainはバイナンスしかり日本円で購入することはできません。

 

 

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