かにたまです。
Valuが2020年3月末にVAトークンの売買を終了、仮想通貨を返却することが明らかになりました。
なぜこのような事態が起こったのか?今後のValuの可能性などについて書いていきます。
良かったらご覧ください。
Valu、2020年3月末に暗号資産返却へ
◆重要なお知らせ◆
いつもVALUをご利用頂きありがとうございます。この度、お客様の暗号資産をお預かりする業務を断念することとなりました。
それに伴い2020年3月2日 13:00 をもってVAの売買機能提供を終了し、2020年3月31日 13:00 を期限に、お預かりしている暗号資産の返却手続きを進めます。— VALU (@VALU_official) January 15, 2020
2017年5月31日、なりたいものや、やりたいことを実現するために、個人単位で継続的に支援を募ることができるをコンセプトに始まったValu。
要は、株の銘柄が個人になったような感じで資金調達を仮想通貨で行うサービスですね。
しかし、2020年3月2日 13:00 をもってVAの売買機能提供を終了し、2020年3月31日 13:00 を期限に、預かっていた顧客の暗号資産の返却手続きが進められると発表がありました。
サービス開始から約3年の出来事になります。
これにより、Valu内のトークンの売買は停止され、VALU内ウォレットにビットコイン残高がある場合は出金する必要があります。
なお、Valuのサービス自体は終了ではありません。
あくまでもサービス停止は以下の項目のみです。
- VA の発行、売買、保管・管理機能全般
- 暗号資産のカストディ業務
- SNS機能全般
- Stories機能
- イベント・チケット機能
- マイページ及び優待情報、伴う検索機能全般
VAの売買機能が停止した理由
今回、ValuがVAの売買をやめることになった訳は、2019年5月31日に可決された暗号資産に関する改正資金決済法に含まれる『暗号資産カストディ業務に対する規制』が原因です。
これにより、仮想通貨(暗号資産)ウォレットが、交換業の対象になることになります。
つまり、仮想通貨交換業者として金融庁に認められていないValu株式会社はウォレットで顧客の仮想通貨を保持している権利がなくなるというわけです。
だからこそ、顧客に暗号資産を返金し、売買が停止になるというわけです。
暗号資産に関する改正資金決済法に含まれる『暗号資産カストディ業務に対する規制』が実際に施行されるのは、2020年4月頃(前回が4月だったことから)と言われていますね。
少なくとも1年以内で施行されることは決定しています。
遅くとも2020年5月30日までに施行されるということです。
Valu公式では以下のように述べられています。
これまで関係各所と検討を進めて参りましたが、誠に残念ながら力及ばず、VALUにおいて暗号資産カストディに関わる業務を断念することになりました。
VAトークン売買終了でわかる本当の信頼性
VAトークン売買終了でValuは大暴落中です。
トークンの価値がほぼ無価値になっているものが多数存在しています。
しかし、そんな中、一部のVA販売主は、顧客の損失を軽減すべく買戻しなど対応をしています。
買戻しに批判も一部で集まっていますが、何もせずに放置している方とは今後の信頼で大きな差がつくでしょう。
人間の本性は良い時ではなく、悪い時にでます。
また何かしらでダメになれば、何もしない方は同じことを繰り返すだけです。
Valuというもので自分という価値を担保に置いているもので、それで何もしないというのはその人間性に非常に大きな問題があると思います。
気になるValu発行者がいれば、この時の対応はしっかりと覚えておくと良いでしょう。
最後に
Valuは少し触れて自分には合わないので止めましたが、Valuは非常に可能性がある試みだと思いました。
信頼があれば資金がない人でも資金を集める事ができ、夢の実行に移せます。
現在、売買は停止になったものの、現在の日本は過去のコインチェック等の巨額流出事件から規制がより一層強まっています。
今後、規制が緩和し、トークンエコノミー経済等の理解が広がっていったら再び売買が可能になるかと思われます。
もっともValuに関しては、儲けるものではなく、その人物を支援するものだと思うと良いでしょう。
お金を稼ごうと思うのは違うと思います。
見返りは決してお金だけではなく、Valuのように彼らが集めた資金でつくられたものや、彼らのコンテンツを共有するなど違う形でも良いはずです。
稼ごうと思う方は、今後、Valuはやらずに他に投資した方が良いでしょう。
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