アメリカの米ドル(USD)が世界の基軸通貨になった理由

ドルが強いイラストお金について
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現在、日本ではアメリカのドルとよく比較されて円高、ドル高などという言葉を聴きます。

このようにドルは円と密接な関係を持っていますが、そもそも、この「ドル」はどうして世界の基軸通貨としての位置づけなのでしょうか?

 

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米ドルが世界の基軸通貨となった理由

1944年。

「マウントワシントンリゾート」のホテルで44カ国があつまりました。

第2次世界大戦後の通貨をどうするか話し合いが行われました。

 

1944年と言いますと、第2次世界大戦が終わる前です。

アメリカなどはすでに今後のことを考えていたんですね。

 

第2次世界大戦前は、世界の通貨のお金の主流はイギリスの「ポンド」でした。

今はアメリカが大きな力を持っているイメージがありますが、当事はイギリスが絶対的な力を持っていたということです。

第2次世界大戦前、世界最高の経済力を持っていたのがイギリスです。

 

しかし、第2次世界大戦でドイツのミサイルにより、イギリスは壊滅的な被害をうけました。

これによりイギリスの経済力が悪化、「どうするか?」ということになりました。

 

そして、この会議で「アメリカ」と「イギリス」が対立しました。

イギリス側の意見は、イギリスの今の状況では世界の通貨にはできない。

しかし、アメリカのドルも世界の通貨にはできない。

このように主張がわかれました。

 

そこで、イギリスのケインズという経済学者が、バンコール(=金などの様々な商品を合成した新たな国際通貨決済案)という新たな世界通貨をつくろうと提案しました。

一方、アメリカでは、ホワイトという財務官僚がドルを世界通貨の基準にしようと主張しました。

 

イギリスのバンコールか、アメリカのドル基軸か意見がわかれて対立します。

 

結果的に、会議当時の経済でアメリカはイギリスを圧勝していたこともあり、アメリカのドルが採用されたということです。

すなわち、当時の経済力の強さがそのまま世界での立ち位置となりました。

 

今後、日本が経済力でぶっちぎりの世界一になれば、円が基軸通貨となり、米国に従う必要もなくなるのだろうと感じています。

 

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