かにたまです。
本日は、日本でも注目度が高い仮想通貨TRON(トロン)をとりあげます。
仮想通貨TRON(トロン)とは何か?基本情報や特徴、その将来性、価格チャートや購入できるおススメ取引所等について記載していきます。
良かったらご覧ください。
仮想通貨TRONとは?基本情報
名前:TRON(トロン)
通貨コード:TRX
発行上限:1,000億枚
承認速度:秒間2,000取引
コンセンサスアルゴリズム:Delegated Proof of Stake(DPoS)
CEO:ジャスティン・サン
公式サイト:https://tron.network/
日本語で見るにはこちら ⇒https://tron.network/index?lng=jap
仮想通貨TRON(トロン)は、2017年8月に中国で生まれた非常に新しい仮想通貨です。
ICOはバイナンスで行われ、わずか30秒で完売しています。
シンガポールに本拠を置き、財団も存在します。

もともとはイーサリアムの(ETH)のトークンでしたが、2018年6月21日に独立。
メインネットを公開して新トークンに移行しています。
ではトロンとは何でしょうか?
公式ページを見ると、下記のように書かれています。
トロン:インターネットをディセントライズ化トロンはディセントライズ化のブロックチェーンプラットフォームであり、スマートコンタクトとハイスループットを支持するプラットフォームでもあります。トロンは、開発者全員ご自身のディセントライズされたアプリを配置できるオペレーティングシステムになることに力を尽くしております。また、トロンは、トロンエコシステムを構築し、全員に参加されられ、受益されられることを目指しています。
小難しいことが書かれていますね。
TRONはクリエイターのためにつくられたプラットフォーム系の仮想通貨でTRONのプラットフォームでは誰でも恩恵を受けることを目指しています。
TRONの特徴
プラットフォーム系仮想通貨


TRONは、ETHやNEOのようなプラットフォーム系の仮想通貨です。
プラットフォームは、主にエンターテイメント(映画・漫画・音楽・アプリ・アニメなど)系を中心に広げていく意図が見られています。
TRONのプラットフォームのネットワークを利用すると、以下のようなことが可能になります。
• 開発者はトロンで業務範囲を拡張し、自分の理念や価値観を宣伝することができます。
• トロンの稼動をサポートすることで報酬がもらえます。
ユーザーにも開発者も、すべての人はトロンのエコサークルの建設に参加することで、すべての人はエコトロンの繁栄に貢献し、また苦労が報いられる報酬が与えられます。
↑公式ではこのように記載されています。
すなわち、TRONのプラットフォームを利用することで中間搾取がなくコンテンツをユーザーに直接届けたり、権利保護が可能になります。
TRONは、誰もが参加できる誰もが利益を得られる「エコサークル・プラットフォーム」を作ろうとしています。
これは、エコTRONと呼ばれています。
現在、例えば、製作したアプリがAppStore経由で売り上げた場合、毎回、売上の30%(2年目は15%)もとられているようにプラットフォームに利益がすいとられている現状です。
また、最近ではYoutube等が人気になっていますが、パクリ動画や、本人が許可していない声を録音したり、映像を使用した著作権上の問題のある動画が存在しています。
Youtubeに削除依頼をして削除されても次から次へと生まれる状態です。
TRONのプラットフォームを利用すれば、このようなことが無くなるわけです。
Delegated Proof of Stake(DPoS)
コンセンサスアルゴリズムは仮想通貨Liskと同じDPosを採用しています。

DPosの詳細は上記事に記載しているので省きますが、簡単に述べると、事前にTRON保有者で投票によりマイニングする人を決めています。
マイニングする人が事前に決まっていることで承認時間がはやく、高速取引が可能になります。

ビットコインのように皆で競争してマイニングするよりも、事前に1人に決めておいた方が確認がはやくなるわけですね。
現在のTRONの承認作業であるマイニングは、TRON保有者(1人1票まで)によるコミュニティにて選出された27名の代表者が行っています。
この代表者をスーパー代表者(Super Representative)と呼びます。
依然、選挙で選ぶスーパー代表選挙が2018年6月26日に行われたことで話題になりました。
承認速度がはやい
公式で図解されているように承認スピードの速さがTRONの特徴です。
TPSはトランザクションスピード、すなわち、承認速度のことですね。
ETH・・・25TPS
BTC・・・3~6TPS
イーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)よりも遥かに速いわけです。
これは前述したDposを採用していることにあります。

公式を見ると承認速度(TPS)はこれからどんどん向上させていくようです。現状では少なくとも10,000TPSを目指しているようです。
※参考までにVisaカードは4,000~6,000TPSほどです。
TRON保有者にBTTのエアドロップ
TRON保有者に対して、BitTorrent FoundationのトークンであるBitTorrent(ビットトレント)トークン(BTT)のエアドロップが定期的にあります。
BitTorrentは、TRONが買収したファイル共有ソフトで利用者は1億人を超えていいます。
TRONネットのウォレットやバイナンス等の仮想通貨取引所に置いておくことで定期的にBTTが配布されています。
現状では毎月エアドロップされ、売買可能な配当のようになっていますね。
なお、これは2025年の2月まで続きます。

TRONだけでなく、NEOやVehain等も配当のような仕組みがあります。
主なオリジナル性は見られない
TRONは、どこかの他の仮想通貨で見たような仕組みになっており、オリジナル性があまり見られません。
以前、こんなことがありました。
8. Better white paper writing capability (Ctrl+C + Ctrl+V much higher efficiency than keyboard typing new content)
— Vitalik Non-giver of Ether (@VitalikButerin) 2018年4月6日
これはETHの生みの親であるヴィタリック・ブテリンがTRONの優れた点を皮肉ったツイートです。
トロンの優れた点は「Ctrl+CとCtrl+V」、つまり、コピペ(パクリ)でつくられたホワイトペーパーである。新しく文章をつくるより失敗はないからね。
これにより、TRONはスキャム(詐欺)と言われた時代があります。
Wow! Absurd! TRON’s “paper” is mostly copied from other projects, or is super basic p2p passed off as original. Zero references.
Archived that PDF in IPFS, in case they take it down: https://t.co/jv7EuSYenL pic.twitter.com/GbiL7MUrnc
— Juan Benet (@juanbenet) 2018年1月7日
実際、以前のTRONのホワイトペーパーは、IPFSやFileコインと似たような内容のホワイトペーパー(現在のものは違います)でした。
これに対してジャスティンは引用であると述べました。
しかし、盗用かどうかに関わらず、Tronの仮想通貨は他と似ているということがわかります。
全く違うオリジナル性のものであれば、ソックリだとは言われませんからね。
TRONの将来性
まとめると、通貨的な特徴としては主な特徴はないものの、CEOであるジャスティン・サンのカリスマ性や政治(マーケティング)力があるために広がりを見せる可能性はあります。
よって、将来性はあります。
仮想通貨の数が増えてきている中で、特徴的なものよりもマーケティング力でどれだけ広められるかも今後の重要な点になるかと思っています。
完成まで長い可能性がある
TRONの開発は10年構想と長い道のりとなる可能性があります。
2:Odyssey(オデッセイ)
3:Great Voyage(グレートボヤージュ)
4:Apollo(アポロ)
5:Star Trek(スタートレック)
6:Eternity(エターニティ)
TRON(トロン)は、上の6段階に開発が分かれています。
そして、最終のエターニティの完成が2027年9月までとなっています。
可能性と書いているのは、このロードマップは以前の公式ブログで書かれていたことで現在のTRON公式には記載されていませんでした。
(そもそも現在のTRONのロードマップが見つからないです。あったら教えてください。)
↑以前あったTRONのロードマップの画像はこちら。
Reddit上で見つかりました。
ジャスティン・サン
TRONの将来性は、CEOのジャスティン・サンが大きく影響してくるでしょう。
僕は良くも悪くもTRONはジャスティン次第な仮想通貨であると考えています。
ジャスティンサンは、中国No1の大学である国立の北京大学を卒業。
中国の音楽ストリーミングサービスPeiwoの創業して大きな成功を収めました。
Peiwoはストリーミングサービスで1000万人のユーザーを持ち、世界最大でユーザーが増え続けていると記載されていますね。
これは日本でいうShowroom(ショールーム)のようなサービスで、その規模が更に大きくなった世界的な企業になっています。
そして、アリババの創設者であるジャックマーが創設した湖畔大学で唯一の90年代の生徒として認められました。
2014年にはダボスフォーラムで期待の世界の若者の1人に選出され、2017年にはフォーブス誌のアジア30名の30歳以下の注目の創設者の1人にも選ばれています。
ツイッター (https://twitter.com/justinsuntron)のフォロワーは100万を超えており、仮想通貨界の中では影響力の高い人物になっています。

正直な所、トロンがどんなものかというよりもジャスティンがどのような人物で、今度、どのような方向性を撃ちだすかに注目した方が良いかと思われます。
世の中を見ていると、今も昔もそうですが、サービスの良さはもちろん、そのトップの人物像などが投資の対象に大きく影響していることがわかります。
何かと批判されるジャスティンは敵は多いです。
しかし、強烈に支持する味方もおり、カリスマ性の高さを感じます。
マーケティング力
通貨としては、既存の通貨として似ているTRONが時価総額上位である理由はマーケティング力が高いことにあるでしょう。
※2019年5月、TRONの時価総額は10位です。バブル期は4位になったこともあります。
TRONのマーケティング力の強さは、取引所への上場一つにしてもわかります。
バイナンスやOkEXなどの主要取引所を抑えているだけではなく、「こちら」で一覧を見ると非常に多くの取引所に上場していることがわかります。
日本ではまだですが、2017年8月に生まれた新しい通貨が世界の様々な国でこれだけ上場しているのは、純粋に凄いなと思います。
また、Dposの投票しかり、AKBの総選挙のように大会のような雰囲気をつくり盛り上げていました。
このようなエンターテイメントに富んでいるのもTRONの魅力です。
↑TRON公式より。
最初、ジャスティンのホームページかと思いましたよ!w
仮想通貨のCEOぽくない雰囲気はいいですね。
公式ページ1つにしても、カリスマ性のあるジャスティンが全面に出てきています。
他とは少し違う特徴が見られますね。
TRONのチームメンバーは北京、ソウル、東京及びアメリカ、中国国内と海外に多数の国家と地域に広がっています。
公式の写真を見ていると、笑顔の人が多いので雰囲気は良いのだろうなと感じます。
仮想通貨といっても結局は人と人。
広めていくには繋がりも重要です。
和を重視している点で、期待感はありますね。
様々な企業とのパートナーシップ、一部は誇大広告とも?
TRONは、そのマーケティング力から大手企業と次々と提携を決めています。
米国のソフトウェア会社でデータベースでは世界最高峰のシェアを誇るオラクルとパートナーを結んだことが2019年の1月に開かれたTRONのサミットで正式に発表されました。
オラクルの創設者ラリーエルソンは、長者番付で常にトップ10入りしているほど大きな会社です。
We #TRON are proud to announce the partnership with Baofeng group. Baofeng, aka Chinese @netflix, boasts more than 200 million users as a video portal giant and has achieved 8 billion CNY listing in Shenzhen stock exchange (300431.SZ). https://t.co/f9MJZcmSDD #TRX $trx pic.twitter.com/jZJF32mmvi
— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年1月10日
We are pleased to announce our partnership with https://t.co/SCU7seVS4G, a leading online gaming platform and launch first #TRON dogs games https://t.co/QRt7WVYrZl, where users can use #TRX to purchase various pets and enjoy the companion of virtual pets. https://t.co/XHHOC4zZwy pic.twitter.com/Zp5H70asqT
— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年1月3日
Merry Christmas! We are exciting to announce our partnership with Obike. Obike is one of the largest sharing economy companies active in 20 countries across Europe, Asia and Australia with 10 million users. Obike will launch sharing bike application and Ocoin based on #TRON #trx pic.twitter.com/dG60lo7iZb
— Justin Sun (@justinsuntron) 2017年12月24日
このような誇大広告気味のものはありますが、TRONは、きわめて多くの会社と提携やパートナーシップを発表しています。
これらの中から将来的にTRONが利用されることが期待できます。

最近では、コピペ疑惑のあったヴィタリックさんのイーサリアム(ETH)とも提携するといわれています。
TRON(トロン)の価格チャート
2019年5月までのチャートです。
見ての通り、現状はバブルからの下落で底を張っているような状況です。
最高価格は2018年1月に記録した1TRX=28円(1ドル110円換算)です。
時価総額は約1815億円。
日本で言えば、エンタメの松竹ほどの規模です。
これから更に大きくなる可能性はあります。
TRON(トロン)購入のおススメ取引所

TRONは国内取引所で購入することはできません。
バイナンスは手数料も安く、対応も早い。
仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的にはおススメします。
ただし、海外取引所なので、TRONはバイナンスしかり日本円で購入することはできません。
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