かにたま(https://twitter.com/kanitama7777777)です。
本日はアルトコインの1つである次世代ブロックチェーン動画配信サービスとして期待されている暗号資産(仮想通貨)THETA(シータ)について記事にします。
最近、対BTCに対しても大きな伸びを見せているTHETA。
価値を感じ、期待されていることがわかります。
なぜブロックチェーン動画配信が期待され、THETAに可能性があるのか?
その特徴や将来性などについて記載します。
良かったらご覧ください。
THETA(シータ)ネットワークとは?
シータネットワークは、グローバルなピアツーピアメッシュネットワークでコンテンツを配信するためのより効率的な方法を作成することを目的としています。

THETAはネットフリックスやAmazonプライムに代表される動画配信のプラットフォームをより効率化し、便利にするためにブロックチェーンを用いた動画配信プラットフォームを提供しています。

簡単にいうとシータ(THETA)は、動画配信市場でより分散化されたネットフリックス、Youtubeなどを目指しているといえます。
シータトークンは、2017年9月26日から2017年12月27日の間に総供給量の3割が0.067ドル(ICO価格、約7円)で販売され2000万ドルを集めました。
シータは、イーサリアムベースでつくられたERC-20トークンです。
シータネットワークの主要市場は米国と韓国。中国も重要視しています。
シータネットワークは米国企業であり、シータの投資家は主に米国拠点です。
それでは、なぜブロックチェーンを用いたTHETAが期待されているのでしょうか?
それは、現状の動画配信サービスの問題点があるからです。
THETAの基本データ
THETA上場日:2018年1月
THETAのICO(プライベートセール)価格:0.067ドル
THETAトークン分布:
・ICO:30%(THETAのICO販売枚数は3億枚)
・チーム:7.49%(2019年1月にロック解除)
・アドバイザー:1.23%
・パートナー:12.5%
・ネットワークシード(初期投資家):12.5%
・Labs Reserves(運営):36.28%
THETA発行枚数上限:10億枚
トークンは企業レベルで保持され、シータラボの取締役会によって管理されています。
※以下、2020年10月4日時点のデータです。
市場に出ている枚数:8.7億枚
THETA史上最高価格:0.8ドル(2020/9/30)
THETA史上最低価格:0.0398ドル(2020/3/13)
THETA公式Webサイト:
現状の動画配信サービスの問題点
なぜブロックチェーン動画配信なのか?
それは既存の動画配信サービスは、非効率であり、大企業が独占、更に運営の意向による中央集権的なサービスが当たり前になっている世界だからです。
現状の動画配信では、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)というコンテンツを配信するためのネットワークが使用されています。
これはインターネットが生まれた時期からありました。
CDNに関しては、その説明や現在の問題点など「CDNの仕組み (CDNはどんな技術で何が出来るのか)ーキャッシュブログ」でわかりやすく書かれているのでご覧ください。
このCDNの問題点が動画配信サービスの原因の1つにもなっています。
中央集権的で大企業が独占
現状、YoutubeやTwitchなどの動画共有サービスが登場し、個人がこれらのプラットフォームを使ってコンテンツを提供できるようになりました。
しかし、動画配信サービスは未だに大企業が独占しており、中央集権的です。
皆さんがご存じAmazonプライムビデオやネットフリックスが動画配信サービス市場の大半を占めているのが現状です。
では、動画配信で有名なネットフリックスを例に挙げてみます。
ネットフリックスは、幅広いコンテンツを配信するストリーミングサービスです。
そこで見られる動画は、受賞歴のあるドラマ、映画、アニメ、ドキュメンタリーなどです。
しかし、Youtubeのように多くの作品はネットフリックスで閲覧できません。
なぜなら、ネットフリックスで配信されている動画は、厳選されています。
そして、ネットフリックス側の数段階のチェックをくぐり抜けた上で価格、配信地域、その配信期間など、全てネットフリックス側が決めます。
つまり、配信会社側で決まる中央集権的な動画配信サービスなのです。

僕達、日本では動画配信されるのが当たり前になっていますが、「ラストマイル」と呼ばれる貧困層が多い発展途上国では配信されない地域もあります。
つまり、日本のようにコンテンツ配信ネットワークがなく、コストも高いため動画自体が放送されない地域があるのです。
シータ動画配信サービスはYoutubeのように特定の規約を満たしていれば、現状の厳しい審査もなく、誰でも配信することが可能です。
つまり、Youtubeのように個人が作成したアニメや映画なども見ることができるようになるのです。
TVのように一部の人が厳選したものよりも、その敷居を軽くすることで様々な動画見ることができ、それが面白くて人気が出たのがYoutubeです。
その自由で誰でもコンテンツを提供できるYoutubeは、今やTVを脅かしています。
シータは、今日のオンライン動画業界をYoutube同様に変えようとしているわけです。
収益の中抜き
Youtubeは個人が世界中に向けて配信できるようになりました。
誰でも世界に発信ができること、それ自体は素晴らしいことです。
しかし、収益は運営側にも提供し、その中抜き割合が大きい点が問題点です。
例えば、YouTubeにはライブ配信による投げ銭機能があります。
これは、スーパーチャット(スパチャ)といいます。
視聴者は、ライブ配信中に応援の気持ちを込めて配信者に1円~5万円までのお金を送ることができますが、投げ銭の全てがコンテンツ提供者である配信者が得られるわけではありません。
やったことがある方はわかると思うのですが、Youtube運営側だけではなく、場合によってはAppleのサービス手数料もとられ、実際の収益は投げ銭額の5~7割ほどで3~5割は中抜きされます。
質が悪く、負荷がかかる
今日のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)はリーチが不足しているため、ビデオの再バッファリング(※)が発生してしまい、世界の多くの地域で読み込み時間が長くなっています。
(※)バッファリングとは、

今日の動画の質が悪く、負荷がかかるのはCDNが少なくて配信地域により距離があるためです。距離があるとそれだけ時間がかかりますから、近い方が望ましいわけです。
ゲーム等をやられている方はわかると思いますが、国内のサーバーではなく、より遠くの海外のサーバーを使うほど重くなったりします。
コンテンツ配信ネットワーク(CDN)も同様で、しかも数が少ないためCDNがない途上国などはどうしても画質が悪く負荷がかかるわけです。
配信にコスト(お金)がかかる
近年、映像が高画質になっています。
しかし、映像・動画の解像度が高い映像4Kや8K、VRは良いのですが、その反面、コストが非常にかかるデメリットがあります。
Youtubeなどでも設定で8kくらいまで高画質で表示することができます。
相当、綺麗になります。
規模が大きくなると年間で数十億円レベルほどお金(コスト)がかかるようです。
これでは高画質を採用したくても簡単には使えないというわけです。

普通のTVに比べて8kテレビなどが高い理由の1つとして高画質の映像を届けるためにコストが高くなるということがあるからです。
では、THETAの動画配信サービスはどのような特徴があり、従来のシステムにはないメリットがあるのでしょうか?
THETAの特徴やメリット
仮想通貨THETAの主な特徴を記載します。
基本的に上述した現状の動画配信の問題点を解決するものになります。
分散型動画配信システム
現状のシステムはネットワークに不具合が起きたり、サーバーの機械が故障や、アクセスが普段よりも急激に上がることで負荷が急増します。
しかし、THETAはノードと呼ばれる放送局のようなものを世界中に設置する事で点在大容量が必要となる次世代ビデオストリーミングに必要なリソースを補おうとしています。

ノードが世界中に点在することで、混雑を分散したり、既存の放送が難しいラストマイルの地域でも、その地域に近いノードから動画配信が可能になり、質の高い動画が提供することができます。
このようにTHETAは、分散型ビデオストリーミングおよび配信ネットワークを提供します。

いうなれば、ノードがあることでブロックチェーンを使ったピアトウピア(PtoP)と呼ばれる分散型の仕組みを使い、それぞれが情報を共有することで負荷を減らし、現状の動画配信システムの問題を解決します。
コンテンツ提供者へのより大きな報酬
シータネットワーク内では、広告主は低コストで視聴者を直接ターゲットにすることもでき、視聴者はお気に入りのコンテンツへの注目とエンゲージメントのためにシータトークンを獲得し、インフルエンサーは視聴者から直接ギフトとしてシータトークンを獲得することができます。
シータは、仮想通貨のメリットであるように平均取引手数料が低いのも特徴です。
そこには既存のような大きな中抜きはありません。
高画質で軽く低コスト
THETAの各ピアノードは、ビューア、キャッシングノード、またはその両方として機能する場合があります。
ノードが起動すると、再生中のライブストリーム用に地理的に最適化されたサーバーから候補ピアのリストが取得されます。
次に、速度と可用性のテストを実行して、パフォーマンスと接続性が最適化され、ビデオストリームセグメントを確実に提供できるサブセットを選択します。
クライアントは、ライブストリームセッション中に速度と可用性のテストを定期的に実行し、ネイバーリストを継続的に改良します。
THETA(シータ)の将来性
結論からいうと、記事作成段階では期待高な点は否めませんが、可能性は大いにあります。
可能性を感じ、僕自身も投資しています。
ゲーム等の動画共有サービスもしているようで「シータTV」などを見ると、Twitchなどに比べると盛り上がりはまだまだかなーという印象です。
僕が見た時は、リアルタイム視聴で160人くらいの規模が最高でしたね。
歴史が浅いのでこれからだとは思います。
調べてみると、このようなYoutubeやTwitchのようなサービスも並行してやっていますね。
THETAのような仕組みが浸透していくと、Youtubeのようにアニメや映画など誰がつくった動画でもネットフリックスのような動画配信サービスで見られる可能性があります。
THETAの時価総額はもう700億か。
今の動画配信市場が2000億強を考えると高すぎる気もしますが、これから5GやRX市場の加速と共に伸びる市場なのは予測できます。
また何より良いのは今まで陽の目を浴びなかった映画やアニメなどがYoutube同様に出て来る可能性がある点ですね。#アルトコイン #THETA pic.twitter.com/XbiBAhaMEX
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) October 4, 2020
THETAは、Youtuberのように陽の目の当たらなかった作品に光を当てる可能性があります。
既存のシステムでは配信コストが高くて広がりが薄かったりボツになったり、運営会社の意向で配信されなかった作品は数多くあると思います。
5G、XR時代到来、動画配信市場と共に今後も伸びる可能性がある
5G、XR時代の到来など時代の変化が動画配信市場の伸びを予感させ、更にTHETAに期待を持たせるものになっています。
2020年10月時点ではTHETAの時価総額は700憶円ほどです。
現状のネットフリックス等も含めた動画配信サービスの国内市場規模が2000億円強と考えると、今、700億あるTHETAは相当割高な印象です。

国内規模は2000億円ほどですが、世界規模にするともっとあります。ネットフリックスは国外を合わせると21兆円ほどあります。
↑総務省の「世界の動画配信市場規模・契約数の推移及び予測」より
ただし、総務省のデータや、プレスリリース「2019年前年比22.4%増の2,692億円、「Netflix」がSVOD市場シェアNo.1」等で2024年には4000億円以上の規模になるとあるように5G時代が後押しとなり、更に動画配信市場は伸びると予測されています。

日本基準で考えたのはまだまだTHETAは未完成で小さいものであり、その割には国内規模にせまる大きさを持っているからです。現状では過大評価といわざるを得ないでしょう。
創設チームのアドバイザーとしてYoutubeやTwitchの共同設立者
THETAが次世代のブロックチェーン動画配信サービスとして期待されている理由の1つに創設チームのアドバイザーが優秀な点があります。
まずは、スティーブ・チェンの存在です。
スティーブ・チェン・・・彼はあのYoutubeの共同設立者です。
これまで動画共有のコンテンツは、TV局など特定の人達が提供、一部の人達で独占しているというものでした。
しかし、Youtubeの登場により誰でも世界に対して情報を発信できるようになりました。
そのYoutubeの初期開発者の彼が関わっているからこそ、独占的で効率の悪い動画配信市場も変えてくれるだろうと期待値も高いのです。
更に彼はYouTube元最高技術責任者であり、技術力に優れている点も見逃せません。
スティーブ・チェンに関しては、彼のWikipediaなどで調べてみてください。
また現在の世界一のゲーム共有サービスのプラットフォームであるTwitch(ツイッチ)の共同設立者であるジャスティン・カン等もシータのアドバイザーです。
THETA長者が生まれることが飛躍のカギ
とはいえ、動画配信市場しかり、どう既存のサービスからTHETA(シータ)はユーザーを集められるのか?
僕はYoutubeの億万長者のような稼ぐTHETA(シータ)長者が出て来ると変わってくると思います。
ここ数年、Youtubeが急速に広まっていますが、その要因の1つとしてYoutubeは個人でも稼げるという点で広まっていった部分もあります。
稼げる職業は、この資本主義の世界では社会的地位を上げやすいです。
Youtubeだけではなく、eスポーツなども同様の経緯を持ち社会的地位をあげていることから稼げる職業は社会的に受けいれられやすいことがわかると思います。
THETAは、現状のビデオストリーミングの問題点として収益の少なさをあげています。
じゃあTHETAの動画配信でどれくらい稼げるの?というとTHETA長者はまだ出ていません。
THETA長者を現実化することが既存のプラットフォームからとってかわる秘訣になるでしょう。
ノード
THETAはノードを公式サイトにて公開しています。
このノードの数によってTHETAの状態を判断しても良いでしょう。
2020年10月4日時点では以下の通り。
・エッジキャッシャーノード ⇒ 1570件
・ガーディアンノード ⇒ 1401件
・エンタープライズバリデーターノード ⇒ 13件
合計 2984件

ノードはいわば、その仮想通貨のネットワークのパワーです。
これが大きく下がった時は衰退傾向にあるかもしれません。
逆にノード数が大きく伸びた場合、大きく飛躍している事でしょう。
※ノードは指標になります。
画像:Bitnodesより
ビットコインはバブル崩壊で暴落しましたが、ノードはバブルが崩壊した2年前より増えています。
だからこそ最高値更新すると述べていますし、そうなると感じています。
日本進出でホワイトリスト入りの可能性も
THETAの大きなノードには、Googleやバイナンス、Gumi等も関わっています。
Gumiは、東証一部3903として上場済の会社でモバイルオンラインゲーム事業やXR事業(VR、AR、MR等)、ブロックチェーン事業などを手掛けています。
コインテレグラフジャパンの「仮想通貨TFUELと日本市場での展開は?分散型動画のシータ・ラボ戦略トップに聞く」によると以下のように記載されています。
最近では最近は、gumi Cryptosと働き出しシータのスポンサー探す一方、金融庁によるホワイトリスト化に向けて動いている
敷居はあるとは思いますが、健全であることもあり、近い将来、日本でTFUELやTHETAを目にすることがあるかもしれません。
ちなみに仮想通貨TFUELとは、Theta Fuel とよばれるシータを動かすための燃料(ガス)です。

イーサリアムやNEOにもガスがあるのでわかると思います。
イーサリアムのイーサガス、NEOのネオガスと同様です。
TFUEL自体もバイナンスなどで売買されています。

規制は厳しくとも日本進出を目指している仮想通貨は多々あります。THETAもその1つですが、国内の敷居が高いのは事実です。
しかし、Gumiと組んでいることは今後、日本進出への大きな足掛かりとなっているでしょう。
仮想通貨THETAの価格と最新チャート
THETAの最新チャートは「Coinmarketcap-THETA」などで確認できます。
シータは、2018年1月、まさにビットコインがバブルのピーク時に上場しました。
しかし、時代の波にのっているジャンルであることからも非常に強い銘柄となっています。
上場から記事作成段階(2020年10月)まで対BTC建、ドル建でも最高値を更新し続けています。
THETA/BTC、THETA/USDT日足チャート。
次世代のYoutube、ブロックチェーン動画配信サービスとして注目されているシータ(THETA)ですが、直近では高値圏にあります。
最高値を更新し続け勢いがあり更に上に上がるかもしれませんが、大きな調整はそのうち来ると思います。#アルトコイン pic.twitter.com/XUZ67E7gIR
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) September 20, 2020
ー高い期待。
それは良い事ですが、ずっと上がり続ける相場はありません。
いずれシータは大きな調整は来るでしょう。
ただ、THETAはバイナンスでステーキングによる配当(推定、年間1-2%)があります。
そして、シータ含め、アルトコインは、ビットコインの価格に連動する傾向があります。
よって、今、シータを保持している方は少なくともビットコインが最高値を更新するまではガチホで良いと思います。
仮想通貨THETAの購入おすすめ取引所

現時点でのTHETA(シータ)の購入は、シータの大きなノードも保有している世界一の取引所であるバイナンスを推奨します。
残念ながら現時点ではシータは日本の取引所に上場しておらず、国内の仮想通貨取引所で購入することはできません。
また、海外取引所に上場しているがゆえに日本円で購入することはできません。
バイナンスは手数料も安く、対応も早い。
将来的に仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的におススメしています。
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