Zaif仮想通貨取引所のテックビューロ社が仮想通貨交換業の登録を廃止、解散手続を行うことが正式に発表されました。
残されたCOMSAやZaifトークンの未来はどうなるのでしょうか?
テックビューロ社、仮想通貨交換業の登録を廃止、解散手続へ
弊社は平成30年10月10日、株式会社フィスコ仮想通貨取引所との間で弊社の仮想通貨取引所「Zaif」の事業を弊社から株式会社フィスコ仮想通貨取引所に対して譲渡する旨の事業譲渡契約(以下「正式契約」)を締結しました。正式契約の締結により、弊社の仮想通貨取引所を運営する事業は譲渡され、株式会社フィスコ仮想通貨取引所に承継されることとなりました。なお、弊社(テックビューロ)は本事業譲渡の手続が完了した後は、仮想通貨交換業の登録を廃止した上で解散の手続を行う予定です。
お客様預かり資産に関する金融支援 正式契約締結のお知らせ|テックビューロ株式会社のプレスリリース
フィスコ取引所に対して事業譲渡契約を行うことで、テックビューロ社が仮想通貨交換業から撤退することが正式に発表されました。
お客様預かり資産に関する金融支援 正式契約締結のお知らせ
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主な内容を箇条書きにすると・・・
・テックビューロ社、仮想通貨交換業から撤退
・BTC、BCHは2018年11月22日以降に返却
・1MONA=144.548円で日本円で補償
・モナコインは本日から取引停止、2018年11月22日以降再開予定
・フィスコからの補償を受けるには手続きが必要
今後の注意点
保障にはフィスコでの手続きが必要
Zaifに資金を預けていた人は資金が戻ってくるということで安心されたかと思いますが、上で赤字で書いたようにフィスコから補償されるには手続きが必要になります。
正式契約に基づく事業譲渡により弊社とお客様との間の個々の契約関係が株式会社フィスコ仮想通貨取引所に承継されることとなりますが、この承継の効果が発生するためには個々のお客様がこの承継に承諾されることが必要となります。そのため、弊社及び株式会社フィスコ仮想通貨取引所は改めてお客様に対してアナウンスを行い、承諾いただくためのお手続きのご案内を行うことを予定しております。承継に承諾されたお客様との契約関係は、株式会社フィスコ仮想通貨取引所に承継されることとなり、契約の当事者が弊社から株式会社フィスコ仮想通貨取引所に変更されます。承諾されなかったお客様との契約関係は、弊社との間に残存することとなります。
お客様預かり資産に関する金融支援 正式契約締結のお知らせ|テックビューロ株式会社のプレスリリース
面倒かもしれませんが、ご了承下さい。
Zaifトークンの行方
Zaifトークンは残ります。
フィスコのプレスリリースに記載されています。
Zaif Exchange」(交換所)において取り扱う仮想通貨の種類は、事業譲渡の実行予定日(平成 30 年 11 月 22 日)以降も変更ございません。
ただし、問題はフィスコ側も自社トークンを販売しており、Zaifトークン側に力を入れるのかは疑問です。
COMSAはどうなるの?
上記からCOMSAも残ります。
また、COMSAは今回解散したテックビューロ社が運営しているのではなく、テックビューロHD(ホールディングス)が運営しています。
テックビューロHDの構成
テックビューロとテックビューロHDは、分社化しており、あくまでも関連会社です。
mijinもCOMSAもテックビューロHDが行っていますので、まだ残ります。大丈夫です。
ただ、購入するのは危険ですね。
ICO価格は110円ほどでしたが、現在は8.53円まで下落しています。こうとらえると安く見えますが、ずっと下落し続けており、未だに下げ止まっていません。
最後に
COMSA、mijinなどは残るものの、今回のハッキング事件でテックビューロHDへの信用が大きく落ちたのは間違いありません。
なぜなら、テックビューロ社もHDの方も経営陣が同じだからです。
テックビューロ社の経営陣
テックビューロHDの経営陣
従って、今後、フィスコが運営する事になるZaifトークンはともかく、COMSAやmijinが信用されるにはイメージ的な問題もあり、経営陣が一新でもされない限りは相当な時間がかかると思います。
Zaifは昔から使っていた取引所だけに残念な気持ちもあるものの、テックビューロ社には「お疲れ様でした」という気持ちの方が強いです。
これからの活躍を期待しています。
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