株で得られる3つの利益について知っておこう~資産運用入門~

株で得られる3つの利益について知っておこう~資産運用入門~資産運用入門
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かにたまです。

 

 フォーブスの長者番付等を見るとわかりますが、上位層に共通している点が唯一あります。

それは株を持っていることです。

 

彼らの中で法定通貨である現金を何兆円も持っている人はいません。

彼らの資産の99%の内訳は株や不動産でした。

 

そこで、本日は資産運用入門として株で得られる3つの利益について初心者向けの記事を書いていきたいと思います。

良かったらご覧ください。

 

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株で得られる3つの利益

そもそも株で得られるという事はどういうことでしょうか?

 

株は企業が発行したもので、私達のような投資家から運用資金を集めます。

株にはメリットがあり、銀行からお金を借りるのと違い、利子を払う義務はありません。

そして、銀行を挟む必要がないことから直接金融とも呼ばれています。

 

投資家は株を購入することで株主となり、様々な権利が与えられます。

株主となることで企業の経営権を持ち、株主総会の議決権を持ちます。

そして投資をした会社の利益の3つのおすそ分けを得られることができます。

 

その3つとは以下になります。

 

・売却益

・配当金

・株主優待

 

株主優待を獲得 → 権利確定日に株主になっておくには?

SBI証券より引用

なお、配当金と株主優待はその利益を受けられる「権利確定日」というものがあり、その日時までに名簿に記載されていないと権利が得られません。

名簿に登録されるのは、株を購入して3営業日ほどかかりますので、余裕を持って「権利付最終日」までに事前に購入しておく必要があります!

 

売却益

株の売買により、値上がりした株を売却した際の利益が売却益です。

キャピタルゲインや値上がり益とも呼ばれていますね。

 

ただし、キャピタルクロスと呼ばれるような暴落して買った時より大きく下がる場合もあります。

よって売却益で儲けるには安く買って高く売ることが基本になります。

購入や売買のタイミングが重要です。

 

日本の株式の場合、税金が分離課税となり最大でも20%程度と非常に優遇されている点も強みです。

分離課税でなければ日本の税金は高く、半分くらいはとられます。

よって最大でも20%という点は、税金面でも非常に優遇されています。

 

 

配当金

配当金とは、会社の利益に応じて企業から得られるお金のことです。

金額は決算後に決まり、年に1~2回ほど受けられます。

俗に言われているインカムゲインというのが配当金にあたります。

 

企業によっては配当金がない会社もあります。

なぜなら、配当金を配るよりも企業の業績や規模を上げるために使えば、より企業が大きく、収益が上がり株価が上昇することで株主に還元できると考えているからです。

配当金を配ることで会社に投資する費用が減ってしまい、成長が見込めないこともあります。

 

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あの投資の神様であるヴォーレン・バフェットの会社「バークシャ・ハサウェイ」は配当金を出していません。

彼は、「バフェットからの手紙」で以下のように述べています。

当社の営業利益に反映されるのは投資先の配当金のみである一方で、当社にとっての経済的複利は配当金ではなくその利益によって決まるのです。

確かに配当を出すくらいなら、その利益を会社の成長に充て、より大きな利益や成長をして株価を上げていけば株主に還元することが可能になりますね。

 

とはいえ、バフェット自身は高配当銘柄を保有していますし、高配当であることが投資家を引き付けるのも事実です。

著名投資家であるジェレミー・シーゲルは著書である「投資家の未来」にて、こう述べています。

配当は大いに物を言う。長期的に高い運用成績を達成した銘柄は、たいていの場合、配当を再投資したことがその最大の理由となっている。

高配当銘柄は「成長機会」に乏しいと説く向きもあるが、事実はその逆だ。ある調査で、配当利回りが高い銘柄を選んでポートフォリオを組んだところ、そのリターンは市場平均を年率3ポイント上回った。逆に配当利回りが低い銘柄を選んだポートフォリオのリターンは、市場平均を年率約2ポイント下回った。

会社は9割はなくなると言われているように新たなチャレンジ等では失敗が前提であり、株主に還元せず、新たな事に挑戦することで逆に資金を減らしてしまい、消えていく会社が多いのも事実です。

 

株主優待

株主優待は、その株の保有数に対して株主にその企業の商品やサービスなどをプレゼントするものになります。

株主優待は日本独特の仕組みになります。

最近では、カタログやクオカードなどを購入して株主にプレゼントする形が流行しています。

 

株主優待も配当金同様に年に1~2回分配されます。

トヨタ自動車(7203)のように株主優待がない会社もあります。

 

株主優待は各社バラエティに富んでおり、企業の色が出ています。

例を挙げてみます。

銘柄(コード)必要な最低株数株主優待月株主優待内容

日清食品ホールディングス (2897)

100株3月、9月カップラーメンなどの製品詰め合わせ(3000円相当、ただし100株の場合は3月のみ)
ヤマダ電機(9831)100株3月、9月500円割引6枚(3月2枚、9月4枚)
RVH(6786)100株3月(1)「ミュゼプラチナム」美容脱毛チケット3000円相当
(2)「ミュゼコスメ」チケット1000円相当
(3)「たかの友梨ビューティクリニック」商品チケット1000円相当
タカラレーベン(8897)100株3月お米券1kg
壱番屋(7630)100株2月、8月1000円相当の飲食券

※株主優待内容は、必要な最低株数の場合です。

 

ほぼ優待だけで生活されている桐谷広人さんのような方もいるようです。

身に着けているものや、家にあるものはほぼ全てが優待品ということです!

これは凄いですねw

 

仮想通貨には、株主優待のようなものがまだ見られません。

そもそもこの株主優待は日本独自の仕組みで今後は日本の国産通貨で株主優待のようなものが出て来る可能性はありますね。

 

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