ビットコインの上がりやすい月・下がりやすい月はある?傾向について

相場分析・データ
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かにたま(https://twitter.com/kanitama7777777)です。

 

株には「Sell in May and go away, and come back on St. Legers Day」という有名な投資格言があります。

「意味は、5月に(株を)売って去りなさい。そして、セント・レジャー・デイ(9月)に戻って来なさい」いう意味です。

会社四季報オンライン|株式投資・銘柄研究のバイブル

実際に株式ではこの傾向があり、不思議と5月に下落、9月から上昇しやすくなっています。

 

このような根拠がないが、よく当たる相場の経験則のことをを「アノマリー」というのですが、仮想通貨にもこのようなアノマリーはあるのでしょうか?

過去のビットコインの歴史から記事にします。

良かったらご覧ください。

 

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ビットコインの月額リターン表

ビットコインの月額リターン

上表はTradingview.com(※)の2011年からの過去のビットコインの月額リターン表です。

(※)日本語版も存在しています。

緑色がプラス赤色がマイナス

 

 

ビットコインが下落しやすい月

表のビットコインが下落しやすい月をランキング形式にします。

 

もともとは1円以下から現在500万円を超えるビットコイン。

基本的に上昇傾向にありますが、尋常でないスピードで伸びるために利確調整などで下落の月も多々あります。

 

2017年度、ビットコインが暴落した5回!何が起きたのか?
2017年、9月末までにビットコインは5回の暴落を経験しています。 その度にバブル崩壊とも言われていました。 そこで、本日はその5回の暴落時に何が起きたのか振り返ってみようと思います。 良かったらご覧下さい。

2017年の仮想通貨バブル時代も一時的に30%以上の調整が5回もありました。

変動が激しいため、月ベースにしてもマイナスの月もあるわけです。

 

1位:3月

3月にビットコインが上昇したのは過去わずか2回。

今の所、80%の確率で最も下落しやすい月となっています。

 

3月は各国の確定申告の時期であり、下落しやすい傾向にあります。

韓国のように税金のない国もありますが、基本的に仮想通貨で利益を得れば日本含めて納税の義務があります。

ただし、その韓国も2023年には仮想通貨の新税制で課税される予定です。

例)
日本:2月16日~4月15日(2021年度もコロナで1か月延長)
米国:~4月15日
中国:3月1日~6月30日

また、仮想通貨の確定申告といっても国によって様々。

マレーシアの仮想通貨の税制6%、シンガポールの7%のように税金が安い国も多々あります。

 

仮想通貨は年始に大きく下落(暴落)しやすい?過去のデータを調べてみました
仮想通貨は年始に下落しやすい傾向が見られます。 本日は過去のデータをもとに本当に年始に下落しやすいのか見てみましょう。

近年ビットコインは年始に1番大きな下落が見られ、月トータルでもマイナス幅が大きい月が見られます。

 

2位:9月

過去、上昇したのは3回のみ。

今の所、70%の確率で下落する月となっています。

もっとも伸びた時でも24%と伸び率が最も期待できない月でもあります。

 

3位:8月

過去、上昇したのは4回。

今の所、60%の確率で下落する月となっています。

ビットコインは4月~7月は伸びやすく、その反動として8月9月は下がりやすい傾向が見られます。

 

 

ビットコインが上昇しやすい月

ビットコインの月額リターン

 

4月、5月

過去、下落したのはたった2回。

今の所、80%の確率で上昇している月となっています。

確定申告が終わった人が徐々に増えてきているためか、新たな資金が投じられ、非常に仮想通貨にとって明るい月になっています。

 

僕が春ごろに良いことがあるかもしれないといったのは、このアノマリーがあるからです。

ちなみに2017年のバブル時代、アルトコインが非常に伸びた月でもありました。

 

 

ビットコインの連続上昇月は過去7回連続、伸び率は驚愕の・・・

ビットコインの月額リターン

ビットコインの最高連続上昇月は2012年11月~2013年5月。

1.19✖1.08✖1.54✖1.63✖17.1✖1.34✖1.1≒81

つまり、この期間はビットコインも持っているだけで半年ちょいで資産が81倍に増えた夢の月でした。

もっとも、この時期はビットコインの時価総額は100億円未満でした。

 

ちなみに2014年はその反動で高い下落率が多い年でした。

この時期は、バブル時からの下落に巻き込まれてしまった為に非常にきつい時期に参入したといえるでしょう。

2018年も同様です。

 

ここからも仮想通貨の参入時期は仮想通貨が暴落した場合、大暴落後すぐではなく約1年待った方が良いということもわかります。

投資に至っては、皆と同じではなく人の逆をつくことが重要です。

暴落してからも人が殺到している時、まだ過熱気味の時には待った方が良いです。

 

レイダリオ、投資初心者のミレニアム世代の若者への3つのアドバイス
かにたまです。 ヘッジファンドマネージャーであるレイ・ダリオ氏がミレニアム世代(1980年頃から2000年生まれ)の若者に対して3つのアドバイスをしたことで今後の学びになると思い、記事にしたいと思います。 良かったらご覧ください...

どのような状況でもプラスの運用で知られており、投資家達の資産を誰よりも増やしたことから歴史上で最も偉大な投資家の1人レイダリオは若い投資家達に向け以下のように述べています。

「自分の本能とは逆のことをする」

市場は大衆を移す鏡。「誰も買いたがらない時に買いたいと思い、誰も売りたがらない時に売りましょう」ということです。

 

 

最後に

最近の5か月でビットコインは大きな上昇を見せています。

2020年10月~2021年2月までですね。

しかも4.57倍(1.28✖1.43✖1.47✖1.15✖1.48)と、かなりの上昇率です。

 

アノマリー的にも上昇率的にも、連続上昇月の回数からも2021年の3月は厳しい月になるかもしれません。

ただ、あくまでもアノマリーであり、確実に下落するわけではないことはご理解ください。

 

今回の仮想通貨バブルはいつかは終わりますが、長期で見るとビットコインは伸び続けています。

仮にビットコインを2018年の前回のバブルのピークで購入した人も結果的にずっと持ち続けていれば倍以上の資産に増えています。(2018年1月ピーク1BTC約200万円、2021年2月22日560万円)

 

日本の高い税率もガチホに貢献してくれています(笑)

 

仮想通貨の伸びしろを株式や金、企業、法定通貨の時価総額から見てみよう
高い成長を見せ、将来が期待されている暗号資産こと仮想通貨。 一体、どこまで成長するのでしょうか? 本日は、株や金、法定通貨、企業の時価総額からどこまで伸びるのか記事にしました。

ビットコインはもはや100兆円となり、国も無視できない資産となりつつあります。

それでもまだ金の時価総額の1/10ほどの大きさです。(金は約1000兆円)

 

月の浮き沈みは今後もありますが、僕はしっかりと保持されることを推奨します。

 

 

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