仮想通貨Ripple、xRapidの商用利用が開始!実用化へ期待広がる

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先日まで開催されていたSwellにて仮想通貨Ripple(リップル)のxRapidが商業利用されていることがわかりました。

いよいよRipple(リップル)の実用化が広がりつつあります。

本日はxRapidとは何か?また、商業利用においてxRapidの現状の問題点についても記事にしたいと思います。

 

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xRapidとは?

国際送金の速度を速めることが出来るとされるリップル決済システムのことです。

xRapidを使用することで国際送金を行う際、資金を保有するノストロ口座(※)を用意する必要がなくなります。世界中で両替時にXRPを使用して流動性を調達できるため、高額な外国為替手数料と数日という長期の処理時間を要する従来の方法に比べ、安価ですばやく国際送金を実現できます。

(※)ノストロ口座とは?

銀行間取引での資金決済を行なう当方の決済口座のことです。または外国に現地の通貨建で保有する当方の決済口座になります。(銀行間の外国為替取引は、外貨の決済口座を相手銀行に告知します。)

現在、ノストロ口座には、約3000兆円が保管されています。よって、その多くがリップルのシステムに置き換わることでリップル自体も利用され、リップルが大きく価値をあげる事が期待されているわけです。

 

3社が既に商業利用

以下の3社で既に商業利用がされているとRippleのウェブサイトで発表されました。

 

MercuryFX

2007年に設立され、大企業から個人に至るまで、より高速で効率的かつコストを節約した通貨サービスを提供しています。ロンドン、香港、ケープタウンにオフィスを構え、グローバルなカバレッジ、多言語スタッフ、50以上の通貨へのアクセスを提供しています。

 

・Cuallix

メキシコ、米国、香港で25年以上の歴史を持つ金融機関です。

 

Catalyst Corporate Federal Credit Union

1,400以上の会員および顧客信用組合にサービスを提供する卸売協調金融機関です。

米国に拠点を持っています。

 

Rippleの問題点

現状3社がxRapidを既に使い始めたということはRippleにとって明るい話題でしょう。

 

しかし、問題点は数多くあります。

個人的に2つほど注目したいと思っている点があります。

 

寡占化

まず1点目は寡占化です。

(※)市場の形態の一つで、ある商品やサービスに係る市場が少数の売り手(寡占者、寡占企業)に支配されている状態のこと。少数が1社だけである場合は独占、2社ならば複占といいます。

 

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リップルはRipple1社が大量に抱えています。

その量は、社内保有分+預託分を加えて61%ほどを保有しています。

現在、リップルの時価総額は2.4兆ほどですが、ノストロ口座の約3000兆円などの資金が流れてくるとリップルと共にRipple社も大きく時価総額を上げます。大量にリップルを抱えているRipple社はリップルの価格等にモロ影響してくるわけですね。

現在の世界一の会社のアップルが時価総額123兆円、日本の国家予算は約100兆円。

この状況でリップル社の時価総額が数千兆まで上昇するかどうか・・・。

要は、1つの会社がリップルを過半数以上独占している状態で、国などの外部の圧力が大きくなりすぎることを許すのか疑問な点があります。

 

安全性

2点目は安全性です。

市場規模、すなわち金銭の桁が違いますので、万が一、システムに不具合が見つかって正常に送金ができない事などが起こった場合は超大問題になります。

そんな事が起こってしまったらコインチェックのハッキングレベルではないでしょう。

これから徐々に利用されていくと思いますが、多くの企業さんがリップルのシステムを使った際は大丈夫なのかな?という不安はありますね。

まだまだ問題点ありますが、特にこの2点が気になります。

 

最後に

ついにリップルが商用利用され始めました。

実用化が始まった事でまさに記録的な1年になったのかと思われます。

この仕組みが広がっていけば、最終的には僕たちが銀行からお金を引き出す際の手数料も数円単位になるかもしれません。

 

現状の国際送金の仕組みよりは間違いなく良いものですので、安全性を重視しつつ、徐々に浸透していくと嬉しく思います。

 

いくでやるでリップル買い増しや(言いたかっただけです。)

 

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