レイダリオ、投資初心者のミレニアム世代の若者への3つのアドバイス

   レイ・ダリオの 投資初心者ミレニアム世代の    若者への3つのアドバイス資産運用入門
スポンサーリンク

かにたまです。

 

ヘッジファンドマネージャーであるレイ・ダリオ氏がミレニアム世代(1980年頃から2000年生まれ)の若者に対して3つのアドバイスをしたことで今後の学びになると思い、記事にしたいと思います。

 

良かったらご覧ください。

スポンサーリンク

レイ・ダリオとは?

レイダリオ

記事作成段階で70歳。

米国のヘッジファンドの経営者で、1975年から増やした額は、なんと約62兆円。

 

投資家達の資産を誰よりも増やしたことから歴史上で最も偉大な投資家の1人と言われています。

自分ではなく人に稼がせる世界一の力を持っているほどの人物です。

 

26歳の時にアパートで立ち上げた彼のブリッジ・ウォーター社は今では1,600億ドル以上の運用をしている大会社になっています。

 

その運用が安定しており、どのような市況環境であってもプラスの成績を出しています。

あのリーマンショック時すらプラスの運用成績で乗り切っています。

かにたま
かにたま

安定性を重視しており、好景気の運用成績は他よりも劣ることがありますが、不況時に非常に強いオール・ウェザー型のポートフォリオを採用していますね。

 

 

レイダリオの初心者投資家への3つのアドバイス

ダリオ氏はこう述べています。

「まず始めに1番の問題は以前の金融危機が皆さんの脳裏に焼き付いてしまったことです。恐らく、これから向き合うことと皆さんが経験することはだいぶ異なってくるでしょう。

私の両親は大恐慌を経験しましたが、その後の相場の盛り上がりを逃しました。なぜなら、大恐慌が頭の中に常に残っていたからです。

色々な危機を見ることで、危機とインフレーション(暴騰期)が繰り返されていることを知る必要があります。」

 

これを前提に以下にダリオ氏がYahoo!ファイナンスのインタビューでミレニアム世代に対して述べた3つのアドバイスを以下に記載します。

 

 

貯蓄と負債を考える

いくら貯蓄に回しているのかを考えてくださいと述べていました。

 

毎月いくら使っているのか?いくら貯めてきたのか?その貯蓄は何か月分のものなのか?

これは価値貯蓄でまずはこれを計算して把握してみてくださいということです。

 

貯蓄とは「自由と安全の源」

そして、貯蓄がどういう意義を持つのか考えてみてください。というアドバイスです。

 

また負債について考える事も述べています。

負債とは、いわゆる借金のことですね。

 

例えば、家やマンションなどの資産を買うことでローンなどを組んで負債を抱えると強制的にその支払いのために貯蓄することにもなります。

彼は強制的に貯蓄をすることになる負債は良い事だと考えていました。

 

また、負債を資産を買うことに使うと、その資産は新たな所得を生み出すと述べています。すると、その所得が負債をかき消して更に利益が残ることがあります。

つまり、良い借金=良い負債になります。

 

しかし、ただの消費に負債を使うのであればよい事ではなく冒険を冒しているだけにすぎません。

 

 

資産運用について考える

ダリオ氏は資産をどう運営すれば良いかを考えている人は’’現金’’という最もリスクの少ない投資が長期的な観点では最悪の投資であることに気が付くと思うと述べています。

 

それは税引き後の所得の上昇率を見ればわかります。

すなわち、毎年2-3%のインフレがある一方で所得が1-2%増えたとしても必ず税金が引かれます。

つまり、世の中の現金が必ず毎年2-3%ずつ増えていくので、収入もそれぐらい上がらなければ、現金のままであれば年々資産の価値が薄まるという事を意味します。

 

だから長期的な視点で見れば、現金以外の資産に投じなければならないと彼は述べています。

かにたま
かにたま

現金は毎年2-3%ずつのインフレで価値を薄めています。よって、現金のままだと価値が落ちていく一方なので何か別のものに投じるべきだと述べています。

彼は資産運用の際に1番重要なことは「資産を上手く分散させること」と述べています。

そして、どれが良い資産であるか見抜けないことは「災いのもと」だとも述べています。

つまり、もしも間違った資産を購入してしまうことは、一生分の貯蓄の半分を失うことにもなると述べています。

 

資産運用は「分散」が基本ではあるが、デメリットもある
かにたまです。 「卵を1つの皿に盛るな」という投資の有名な言葉があるように資産運用においても分散は基本中の基本です。 しかし、分散投資にはデメリットもあります。

だから色々な国や様々な種類の資産に分散させておく必要があると述べていました。

分散はデメリットもありますが、大崩れもしにくいです。

 

 

自分の本能と逆のことをする

ダリオ氏は最後のアドバイスとして「自分の本能とは逆のことをする」と述べました。

 

ダリオ氏いわく、もしあなたがゲームをする場合、自分の本能、ないし大衆とは逆のことをしなければなりません。とのこと。

 

なぜなら、市場は大衆を移す鏡。「誰も買いたがらない時に買いたいと思い、誰も売りたがらない時に売りましょう」ということです。

これは感情的に難しい事でありますが、そうでなければ恐らくあなたはこのゲームでは勝てないと思うとも述べています。

 

このタイミングを計ることは非常に難しく、ダリオ氏は数十億ドルものコストをこのタイミングをはかるのに資金を投じているとのことです。

 

投資やるのであれば、常にあなたの居心地の悪い方を選択することを勧められています。

なぜなら、それがあなたの本能の逆だからです。

 

 

最後に

最後の本能の逆を行くことは驚いた方も多いと思いますが、そもそも皆が正しいと思う方向が正解なら全員大金持ちになっているはずです。

しかし、格差は広がり、貧富の差が大きくなっている以上は、本能に抗い、人の逆をつかない限りは大きな成功はないというのは納得のいく点でもあります。

 

レイダリオ氏は、経済の流れを読み暴落時にもプラスの運用成績であった経済の流れを読んでいた紛れもない世界有数の投資家です。

彼から学ぶべき所は多く、参考になる点も多いです。

上の経済の仕組みの動画も良かったら見てみてください。

 

コメント