楽天、仮想通貨交換業に参入「みんなのビットコイン」の取引所を買収!

楽天ウォレットニュース
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かにたまです。

先日、楽天がプレスリリースにて「みんなのビットコイン株式会社の株式取得に関するお知らせ」を発表しました。

どうして楽天は仮想通貨の会社と買収したのでしょうか?

ニュースと共にその理由を記載していきます。

 

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みんなのビットコイン株式会社の株式取得に関するお知らせ

 楽天株式会社(以下「当社」といいます。)は、仮想通貨交換業を営むみんなのビットコイン株式会社(以下「みんなのビットコイン」といいます。)の全株式を当社連結子会社である楽天カード株式会社(以下「楽天カード」といいます。)を通じて取得することを決議致しましたので、お知らせ致します。

みんなのビットコイン株式会社の株式取得に関するお知らせ | 楽天株式会社

以前、マネックスがコインチェックを買収したように、楽天はみなし仮想通貨交換業者である「みんなのビットコイン株式会社」の全株式を取得、買収しました。

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株式譲渡は2018年10月1日に行われるとのことです。

 

買収の理由

楽天グループでは、2016年にブロックチェーンの研究機関として「楽天ブロックチェーン・ラボ」を英国・ベルファストに設立し、次世代の決済プラットフォームであるブロックチェーン技術の研究を進めて参りました将来的にはEコマースや実店舗での決済、PtoPでの決済手段として、仮想通貨による決済機能の役割が大きくなっていくと見込んでいます。このような仮想通貨の決済手段を円滑に提供していくためには、仮想通貨交換所機能の提供が必要であり、楽天グループとして仮想通貨交換業への参入を検討してきました。

2016年からブロックチェーンの技術研究をしており、仮想通貨の将来性を感じられているということです。

 

またグループの証券会社である楽天証券において、FX顧客を中心に、仮想通貨による運用機会の提供を期待するお客様の声が大きくなっていることも、今回の仮想通貨交換業への参入検討の背景となっております。

ニーズも増えてきたという背景もあります。

 

2018年初のコインチェックNEMハッキング事件から現在まで国内金融庁の監査が非常に厳しくなっており、「みなし仮想通貨交換業者」が金融庁認可の交換業に認められるだけではなく、「みなし業」になることすら難しい現状です。

楽天さんが買収された「みんなのビットコイン」は「みなし仮想通貨交換業者」です。

 

しかし、

天グループといたしましては、これまでのみんなのビットコインによる仮想通貨交換業のノウハウと楽天グループの広範な金融事業におけるノウハウを合わせ、事業体制の確立を行うことで、早期の仮想通貨交換業者としての登録と今後の仮想通貨に関するサービス発展に向けた事業展開が期待できると判断し、今回の株式取得の決定に至りました。

と自信を見せています。

 

買収額はコインチェックの1/10倍以下

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取得価額を見ると「2.65」億円と、マネックスがコインチェックを買収した「36億+α」に比べると同じ「みなし業者」買収でも価格はだいぶ違いますね。

 

最後に

2018年2月末、バルセロナで開催中のモバイル・ワールド・コングレスでの講演にて楽天の創立者の三木谷社長兼会長自ら「楽天コイン構想」の話がありました。

そして、7月にはロシアで独自の仮想通貨「楽天コイン」を2019年にも発行する計画があると報じられました

 

1月にコインチェック事件があってから国内の取引所では、新しい仮想通貨やトークンが増えていません。今回、取引所を買収したことでこの楽天コインが将来的には国内でも販売されるのかにも注目したいと思います。

 

それにしてもSBI、GMO、マネックス、DMM、そして楽天と、段々と株式で名のある証券会社が仮想通貨交換事業にも参入してきていますね。

 

ブロックチェーンスタジオ

ブロックチェーン分野における広告サービス研究・開発を目的とした専門部署 ブロックチェーンスタジオを設立 | 株式会社サイバーエージェント

最近では、8月頭にサイバーエージェントさんが「ブロックチェーンスタジオ」を設立されたりと大きな企業さんが動き出しています。

 

将来的には仮想通貨が浸透していくのだろうなと感じています。

 

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