仮想通貨は法整備がされておらず「PUMP and DAMP」なども普通に行なわれています。
この「PUMP and DAMP」とは何でしょうか?
そこで、本日はその意味と共に見破り方をご紹介したいと思います。
PUMP and DUMPとは?
ある仮想通貨を煽(あお)ることで価格を一時的につり上げる「パンプ(ふくらませる)」をした後、そのつり上がった価格で売り抜ける「ダンプ(捨てる)」を行うことによって利益を得ることです。
つまり、良し悪しに関わらず適当に仮想通貨を選び、安い時期に仕込んでおいて買い煽り、上がったところで全てを売り抜ける行為です。
PUMP and DUMPを行なう人(グループ)の特徴としましては、他通貨の批判をして、そのPUMPしたい仮想通貨をすすめてきます。
他には、買い煽りをしていたのが、売り抜けた際には、急にその通貨の批判をし始めることでしょうか。
また、即効性のあるTwitterやLINE、Discordなどで行為を行なう傾向があります。
海外では特に問題になっておりCFTCが注意喚起を行なうほどになっています。
「ソーシャルメディアの情報や急激な価格上昇に基づいて仮想通貨や、デジタルトークンを購入すべきではありません。仮想通貨、デジタルトークン、それらの背景にある企業や団体を徹底的に調査して、事実なのか詐欺なのかを見極める必要があります。」
~略~
仮想通貨の知名度が上がるに連れて詐欺も増えてきた仮想通貨業界。結局のところ、仮想通貨やブロックチェーン技術がどんなに優れた最先端であろうが、詐欺はほかの投資詐欺と大して変わらないのです。無垢な個人に「こうすれば儲かる。」と信じ込ませて金を盗んでいく手口は、昔から変わらないということです。
今年も特に草コインで増えてくる行為だと感じています。そして、最近のオレオレ詐欺のように「PUMP and DAMP」を複数人で行なうものが増えてくるだろうなとも感じています。
誰々が言っていたというのは、基本的には危険であり、自分がピンとこないものには投じる必要はありません。
そもそも安い方がたくさん買えたり、マイニング効率が上がりますので、草コイン、特に初期段階のものは下がったほうが良いと思いませんか?
良いものは最終的に上がりますので、その通貨の良さを伝えるならともかく、すでに市場に出ている他通貨を落としめて買い煽る必要もありません。
すでに複数の取引所等で扱われている他通貨を批判してまでも買い煽りをするのは、自分の持っている仮想通貨に自信がないからです。
仮想通貨のPUMP and DAMPを判断するたった1つの方法
「PUMP and DAMP」の判断は、取引高を見るだけです。
「PUMP and DAMP」は取引高が圧倒的に低いです。
あなた良いと思って購入しようと思っても、この状態では通貨の良し悪しに関わらず購入しない方が無難です。落ちてから購入されることを推奨します。

とはいえ、草コインの場合は、もともとの出来高も低すぎたケースもあります。
マーケットキャップ(https://coinmarketcap.com/)では「Historical Data」で普段の取引高も確認できますので、それも参考にしてみてください。
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