P2Pについて理解しよう!ビットコイン等の仮想通貨が支持される理由の1つ

p2pネットワーク知識・用語集
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本日はP2Pに関する記事を書いてみたいと思います。

P2Pはビットコイン等の仮想通貨で使われている仕組みでビットコインがここまで引き上がった大きな要因の1つです。

あなたはP2Pについてご存知ですか?

知らなければご覧ください。

 

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P2Pはピアツーピア(Peer to Peer)の略であり、情報の送り手と受け手が対等な関係で情報を受け渡し合う方式のことです。

もともとは上図左の中央管理のもの(Sever-baced)が主流でしたが、ある時に誰かが「あれ?みんなで管理すれば中央っていらなくない?」ということで生まれたものがP2Pです。P2Pにより中央に力が集まることがなく、みんなで管理するというP2Pは、まさに民主的な仕組みです。

 

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オープンなP2P仕組みがビットコインが指示された大きな要因の1つ

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Blockchain.com Explorer | BCH | ETH | BCH
The easiest and most trusted transaction search engine and block explorer.

ブロックチェーンInfoさん等を見るとわかりますが、ビットコインの取引記録はP2Pの仕組みで誰でも確認できます。その取引された時間帯、量、どこからどこに送ったのかがわかります。ただ、日本→米国におくったよーというような文字の表記ではなく、英数字のアドレスでの表示になります。

ちなみにこの取引記録は全く知らない誰かの取引記録です。このようにビットコインは取引記録を誰でも確認でき改ざんできないのが、ビットコインのブロックチェーンの仕組みです。

僕はお金に関するブログを書いていますが、古来から多くの方がお金のために働き、血すら流すこともある歴史を知りました。たかが金という方もいますが、これらの歴史を見ていくとお金は重要な位置付けを持っているのは事実です。実際、多くの人間がお金のために働いています。

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中央の赤丸の部分が全てである今の世の中では、不満が起こるのは当たり前です。なぜなら全ての情報は中央しか確認できませんので、中央がうやむやにしてしまえばどうにもできます。

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しかし、中央がなくなって誰でも取引記録が確認できる時代がきたらどうでしょう?例えば、国有地の売買記録が誰でも確認できるとしたら、今のなんちゃら学園の議論の真相は1発でわかります。なぜなら皆が資金の流れを確認できて、本当かどうかすぐにわかるからです。

「誰でも取引記録が確認できる」真相は闇ということがなくなりますので、そういうオープンな点がビットコイン等が指示されている要因の1つです。

news.bitcoin.com

最近だとこんなこともあります。

取引記録が全て追跡されて、捕まったというニュースです。

今は全ての取引を人的に追跡するのは大変であり、大きな取引額を記録を持っている人しか追跡できていないようですが、取引記録は永久に残りますので、技術の進化で後から多くを追跡できるようになるでしょう。

ブロックチェーンの問題点も

P2Pで誰でも確認できる取引記録を、数珠繋ぎにして改ざんできないようにしたものがブロックチェーンですが、問題もあります。

取引記録が全て残り改ざんできないということは、アドレスが知られてしまうとストーカーのように追跡されてしまう恐れがあることです。

数珠繋ぎで記録が全て残るということは、元をたどることができます。不正者の追跡にも使えますが、逆に悪用されることもあります。

最近、あったことらしいのですが、仮想通貨のプレゼント企画で悪用する方法です。

これは「アカウント情報」を奪い取ることも可能になります。

つまり、こういうことです。

 

手順1、プレゼント企画でアドレスを聞き出します

手順2、そのアドレスを追跡して残高の多いアカウントを狙います

手順3、残高の高いツイッターのアカウントのハッキングを試み情報を入手します

手順4、ツイッターのアカウント情報で取引所にログインすると入れる場合があり、二段階認証がないとログインできます。

手順5、その取引所にある仮想通貨を根こそぎ奪います。

 

もしアドレスの一部が知られてしまい追跡されると、全てのあなたの使っている取引所のアドレスにたどりつき、仮想通貨の残高も知られてしまう恐れもあります。

ですので、もしあなたがネット上に公開しているアドレスがあるならば、最低でも二段階認証はお忘れなく!

あとはこのツイッターの件ですと、今後も誰かまともな場合のプレゼント企画でも、ツイッターと取引所のパスワードで申し込むのはやめましょう。

 

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プレゼント企画からのハッキングは凄い流行っているようで、ツイッターだけではなく、Facebookがハッキングされた場合でも二段階認証をしていないとコインチェックさんもすんなり入れます。ご注意下さい。

このようにブロックチェーンは記録がずっと残り、改ざんできずに誰でも追跡できるため、ある程度の資産状況がわかり悪用される恐れがあるというわけです。

 

ライトコインでは匿名性も導入予定

あまりにもオープンすぎるビットコインの仕組みです。

coinpost.jp

最近ではライトコインに匿名性を持たせる予定であることがわかりました。匿名といっても完全に匿名というわけではなく、選択者だけに公開できるという仕組みのようです。Zcashとは違うようですが、まだよくわかないのが本音です。

個人的には、ライトコインの匿名性は反対です。ライトコインで導入されることは構造の近いビットコインでも導入される可能性が高まります。

確かに仮想通貨はネット上のことであり、誰でも追跡できるので匿名性は考えられますが、お金の流れがウヤムヤになることは「また同じ歴史を繰り返す」としか今の所は思えません。

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