かにたまです。
記事作成段階で時価総額22位にランクインしているOntology(オントロジー/ONT)について。
Ontology(オントロジー/ONT)とはどんな仮想通貨なのか?その特徴や将来性、価格チャート、売買できるおすすめ取引所について記載していきたいと思います。
良かったらご覧ください。
仮想通貨オントロジーの概要
通貨名:Ontology(オントロジー)
通貨コード:ONT
取引開始日時:2018年9月
ブロック生成スピード:15秒
発行枚数:494,757,215枚(約4,94億枚・2019年5月29日段階)
発行上限:1,000,000,000 枚(約10億枚)
コンセンサスアルゴリズム:Verifiable_random_function Byzantine Fault Tolerance(VBFT)
CEO:Li Jun
公式サイト:https://ont.io/
オントロジーは、高性能のパブリックブロックチェーンプロジェクトであり、分散型の信頼コラボレーションプラットフォームです。
自動車、IoT、金融クレジット、デジタル広告、医療健康、ゲーム、コンテンツ、オーディオ&ビデオ、セキュリティなどの様々な分野のエコシステム(※)の構築を目指しています。
(※)業界や製品がお互いに連携することで大きな収益構造を構成すること
Ontology 1.0 is now live. Welcome to the new world: https://t.co/YPor3Yyj8K $ONT pic.twitter.com/EEF0hX6yy6
— Ontology (@OntologyNetwork) June 30, 2018
もともとオントロジーはNEOのトークンであるNEP-5系のトークンでしたが、2018年6月にメインネットに移行しています。
仮想通貨Ontology(オントロジー/ONT)の特徴
ICOは行わずにエアドロップから配布
Ontology(オントロジー)は、2018年3月にオントロジーのメルマガの購読者とアルトコインNEOの保有者に配られることから始まりました。
バイナンスやKucoinなどでNEO所有者に配布されています。
1NEO=0.1ONTの割合で配布されました。
つまり、ICO(※)は行っておらず、エアドロップ(※)で配布されたことから始まる仮想通貨です。
(※)ICOとは、新しく暗号資産やトークンなどを発行、一般向けに販売することで資金を調達するものです。一方、エアドロップは特定の条件を満たしている人々に対して無料配布を行うことです。

SmartX
SmartXは、スマートコントラクトのコンパイル、デプロイ、および呼び出しに使用できるワンストップIDEです。
コンパイル・・・プログラミング言語で書かれた文字列(ソースコード)を、コンピュータ上で実行可能な形式(オブジェクトコード)に変換すること
デプロイ・・・ネットワークを通じて提供されるWebアプリケーションなどのシステム開発工程において、システムを利用可能な状態にすること
将来的には、スマートコントラクト開発者は、自分が書いたスマートコントラクトを交換し、他と協力してスマートコントラクトを開発することができます。
そして、SmartXはGitHubのように機能し、分散ソフトウェアプロジェクトホスティングプラットフォームになると見込まれています。

要はSmartXにより簡単にスマートコントラクトがつくれるためオントロジーが世の中に普及していくだろうと見込まれているということです。
ブロックチェーンのインフラを目指す
オントロジーはブロックチェーンのインフラも目指しています。
現在の仮想通貨のブロックチェーンは互換性がありません。
オントロジーの最終的な目的は、異なるブロックチェーン間を繋ぎ、各データを効率的に活用することを目指しています。
要はブロックチェーンの互換性を持たせることですね。
ゲームで言えば、任天堂スイッチ、PS4、XboxOne、PC、スマホなどのゲームが1つのゲーム機で出来るようなものです。

つまり、オントロジーが最終的に目指す未来は、最近、台頭してきている仮想通貨「Cosmos(コスモス)」と似ています。
Since a lot of people are wondering what is the Ontology cross-chain solution and how good is it, we will compare our solution to that of @cosmos and list 6 of our advantages over them in the following tweets.
— Ontology (@OntologyNetwork) May 28, 2019
オントロジー公式ツイートにて、仮想通貨コスモスとの違いを6つほど挙げていました。
公式が違いを挙げるくらい似ている部分があることがわかると思います。
オントロジーの優れている点を要約するとこうなります。
1、あらゆる種類の情報間のクロスチェーン相互作用をサポート
2、必要なメモリ(容量)が少なくて済む、よりユーザーフレンドリーなシステム
3、ブロックチェーン間の直接相互作用を可能にできる
4、インセンティブスキーム(定期的に支払われる報酬)がある。(オントロジーにはNEOのようなGAS(配当のようなもの)があります。)
5、悪意のある行動の対策がとられており、より安全
6、コスモスはメインネットのみだが、オントロジーのクロスチェーンのテストネットはすでに開始されている。
コスモスのコアメンバーの方がこの発言に反対していましたが、オントロジー側はコスモス以上であるという自信を垣間見ることができました。
NEOとの違い
オントロジーはNEO所有者にエアドロップで配布された仮想通貨からもわかるようにNEOと密接な関係を持っています。
それもそのはず、オントロジーの管理・運営を行っているOnchain社のCEOはネオの創設者でもあるDa Hongfei氏だからです。
では、NEOではなく、わざわざ新しい仮想通貨オントロジーを生み出した理由は何故なのでしょうか?
NEOはスマートコントラクトによるスマートな経済を目指しているのに対し、オントロジーは上述したように分散型の信頼コラボレーションプラットフォームを目指しています。
オントロジーは特殊なID(オントロジーID)を「人」「物」「組織」「コンテンツ」などに付随することで信頼を証明したり、許可を与えることができます。
例えば、漫画をONT IDで承認しておけばネットで漫画の無断転載がされなくなります。
漫画村のような無断転載で問題になることがなくなるわけです。
そして、所有者が許可した人だけがアクセスしたり、データの使用許可発行の依頼・認証ができるようになります。

個人情報などONT IDを持っていれば本人の許可なしに勝手に横流しをしたり、使うことができなくなります。
公式にもONT IDの上記のようなユースケースが記載されています。
ONT DDXFというものを使うと、あなたが許可すれば個人データの売買なども可能になるようです。
例えば、ゲーム内のアイテム売買などが良い例ですね。
オントロジーには、分散型の信頼コラボレーションプラットフォームを可能にするONTID、DDXF、ONTパス、TrustAnchorコネクタなどの仕組みがあります。
詳しく知りたい方は「こちら」をご覧ください。
DBFT
オントロジーのマイニングの仕組みであるコンセンサスアルゴリズムは「Verifiable_random_function Byzantine Fault Tolerance(VBFT)」と呼ばれています。
ビザンティン耐障害性コンセンサスメカニズムという意味があります。
これは仮想通貨NEO(ネオ)と同様の仕組みです。
ONTの所有者は、投票することによって、取引を承認する帳簿係(ブックキーパー)を選ぶことができます。
選択されたブックキーパーのグループは、BFTアルゴリズムを介してコンセンサスに達し、新しいブロックを生成します。
NEOネットワークにおける投票は、固定期間に基づくのではなく、リアルタイムで継続されます。
「何のこっちゃ?」という話ですが、ビットコインにたとえるとわかりやすいので、ビットコイン風するとこんな感じです。
みんなの投票で帳簿係(ブックキーパー)、ビットコインで言えばマイナーを選び、その帳簿がOKかどうかは66%の賛同が必要になります。
取り決め方は選挙に近いですね。
選挙で政治家を選び、彼らの出す提案を国民が66%賛同すれば物事が進んでいくという感じです。
オントロジーは、このような実社会での取り決めをデジタル化しています。
非常にこれは興味深いですね。ビットコインのマイニング界で例えると、ジーハンさんを嫌いという理由で反対者が常に4割いれば、例え帳簿係(ブックキーパー)になっても一向に成立しないというわけです。

事前にブックキーパーを決定して競争をなくすことにより、ブロック生成スピードが15秒(ビットコインは10分)と速くなっています。
仮想通貨Ontology(オントロジー/ONT)の将来性
開発・運営会社が同じなのでNEOに連動していくような通貨であると感じています。
NEO+Ontologyで1つと考えていくのがよろしいかと思われます。
NEOとの関係
オントロジーは、現在の形上は、NEOに所属していない単独のプロジェクトであり、NEOとは戦略的パートナーシップを結んでいるような仮想通貨です。
しかし、オントロジーの管理・運営を行っているOnchain社はNEOの創設者。
言い換えれば、オントロジーはNEOの子会社のような位置づけにあります。
そして、オントロジーは将来的にはNEOと統合が計画されています。
時期はまだ未定です。
NEOがより普及していけば、その子会社のようなオントロジーも開発・運営が同じなため一緒に普及していくのかと思われます。
開発
オントロジーのコアチームは94名ほどいます。
しかし、重要な技術者は8人と少ない印象です。
もちろん人数が全てではないのですが、オントロジーは様々な市場でのエコシステムとして活用されることを目指しているために今後の開発が大丈夫なのかなという不安さを感じます。
ただ、NEOと連携がとれる点で、その点は必要以上に不安に感じる必要もないと思っています。
中国格付で高評価
中国国家が行っている格付でランクが安定して高いのがOntologyです。
中国産業情報技術省の組織である中国情報産業振興センター(CCID)が定期的に行っています。
この格付は不定期に行われています。
ちなみに記事作成段階で最新の12期では、8位のNEOを超え、オントロジーは5位にランクインしています。
仮想通貨には厳しい姿勢をもっている中国。
しかし、その中国政府が出している格付上位であれば、利用が許される可能性はありますね。
そして、なんといっても中国は人口が多い。
中国だけでも浸透すれば大きいですね。
仮想通貨Ontology(オントロジー/ONT)の価格チャート

最高価格は記事作成段階で2018年5月4日の10.71ドル(約1178円、1ドル110円)
オントロジーの最新チャートは「こちら」で確認できます。
仮想通貨Ontology(オントロジー/ONT)を購入おすすめ取引所

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Ontology(オントロジー)は国内取引所で購入することはできません。
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仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的には、おススメしています。
ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。
Ontology(オントロジー)は日本円で購入することはできません。
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