かにたまです。
先日、金融庁が報告書にて年金減額に触れ、約2000万円が不足。
国民に自助努力、すなわち自己解決につとめてほしいと発表しました。
令和時代、もはや年金だけでは生きられない時代に突入しています。
高齢社会において年金だけで生活するのは難しい時代へ
金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」(座長 神田秀樹 学習院大学大学院法務研究科教授)において、平成30年9月から計12回にわたり、「高齢社会における金融サービスのあり方」など「国民の安定的な資産形成」を中心に検討・審議を行われました。
これらの審議を踏まえ、金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」が金融庁で公開されています。(別紙1、別紙2、参考)
(別紙1) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
(別紙2) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」資料
(参考) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」の概要
この別紙1の26ページ目には以下のように記載されています。
前述のとおり、夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では、毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。
この金額はあくまで平均の不足額から導きだしたものであり、不足額は各々の収入・支出の状況やライフスタイル等によって大きく異なる。
当然不足しない場合もありうるが、これまでより長く生きる以上、いずれにせよ今までより多くのお金が必要となり、長く生きることに応じて資産寿命を延ばすことが必要になってくるものと考えられる。
重要なことは、長寿化の進展も踏まえて、年齢別、男女別の平均余命などを参考にしたうえで、老後の生活において公的年金以外で賄わなければいけない金額がどの程度になるか、考えてみることである。
それを考え始めた時期が現役期であれば、後で述べる長期・積立・分散投資による資産形成の検討を、リタイヤ期前後であれば、自身の就労状況の見込みや保有している金融資産や退職金などを踏まえて後の資産管理をどう行っていくかなど、生涯に亘る計画的な長期の資産形成・管理の重要性を認識することが重要である。
今後の老後は、年金だけで暮らすことが難しくなり、単純計算で約1,300~2,000万円の貯蓄を切り崩す必要があります。
ネットの反応について
この事実が各種メディアで取りあげられています。
反応を見てみましょう。
「年金給付はこれから下がる。2000万円貯めておけ」と金融庁。これ事実なのです。というのも、我々が年金用にと払ったお金は、安倍首相に、我々への断りもなく、彼の支持率維持目的の株価上げの為に拠出されてしまったから、もう年金ストックは底をついてるのです。怒りは安倍自民大敗で示そう。😡😡
— 澤田愛子 (@aiko33151709) May 30, 2019
もう日本の年金のストックが底はついているのでしょうか?
確かに、私たちが毎月支払っている厚生年金や国民年金は、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」という組織が管理して年金の半分ほどが株などで運用されています。
昨年度の2018年は18兆円のマイナスにこそなりましたが、累計ではプラスとなっており資産運用の収益額は+56.7兆円と成功しています。
ただし、日本の赤字は1000兆円を超えていますから、まだまだ足りないというわけです。
年金以外で2,000万円という発表は、国家が力を失い、一見不安を煽るような感じもします。
しかし、逆を返すと若いうちから資産運用を始めるいい機会でもあります。
若いときは必要のない方もいるでしょうが、今後、何が起こるのかもわかりません。
僕は、いざという時に備えて前もって学んだり、準備しておくことは精神的な余裕も出来ると感じています。
また、日本は敗戦国から世界一の経済大国として発展した過去があります。
ですので、ピンチの時の方が発展していくのかなとも感じています。
後はリスクある資産運用とありましたが、リスクがないもので儲かればみんなやってお金持ちになります。リスクがあるからこそリターンが見込めます。
もちろん相場により損することもあるでしょう。
しかし、世界を長期的に見れば人口も増え、経済も良くなっています。
そして、毎年、国家のお金も刷られています。
長期的に見て、欲をかきすぎなければプラスになるはずです。
2000万円の年金払い損がある上に、退職後さらに2000万円足りないという。生まれた瞬間から4000万円の借金を背負っているのと同じですよ。この状況でさらに子供を3人産めと。経団連は国家を滅ぼすか最低賃金を3500円にするか今すぐ選べ。 pic.twitter.com/2gw7jkxybj
— 自己責任論撲滅@ブログ「過労伝説」運営中 (@u2qKSkUcSIeBuid) June 5, 2019
今の日本の状態が続くと若ければ若いほど負担が大きくなることです。
僕らはまだましな方で、これから生まれてくる令和生まれの人は、より大変になってきます。
重い国の借金が膨らみ、希望が持てない子供達が増えるのは、いたたまれません。

平成時代の失われた30年という事実からもわかるように明らかに国のやり方は間違っています。
何もしなければ一緒に沈んでいくだけですから、今が良くても何かをする必要はあるでしょう。
対策
稼ぐ
当たり前かもしれませんが、金銭的に不足しているなら稼ぐにこしたことはありません。
特に節制が嫌な方は、今以上に稼ぐ力をつければ、将来の心配は軽減されるでしょう。
副業
先日、メガバンクのみずほ銀行も副業を認めましたね。
副業はバイトなどが手軽ですが、アフィリエイトなどもやってみることをおススメします。

アフィリエイトで月5,000円稼ぐのも難しいとも言われていますが、そんなことはなく、上ブログさんが割り出してくれたように継続できればそこそこは行くと思います。
アフィリエイトの良い点は、自分が経営者の立場になって考えられるところですかね。
ちなみに最初は成果が出にくいと思います。
給料の安定さがありがたく感じると思います。
だいたい3年目くらいで形になり始める方が多い気がします。
基本的にはやるほど増えていきますが、毎月安定とは言えないので、安定を望むならバイトやパートで時間を売るのが良いかと思われます。
投資
投資の恐ろしさは、長期で出てきます。
確かに投資は波がありますし、暴落もあります。
しかし、長期的にはプラスになっています。
R(資本収益率)>G(経済成長率)
上は、トマピケティというフランスの経済学者が編み出した公式です。
R(資本収益率)は、株などの運用で得られる割合のこと。
年平均約4~5%ほどです。
G(経済成長率)は、働くことで得られるお金の割合のことで年平均1~2%ほどです。
お金を稼ぐ視点で言えば、
株などの運用で稼げるお金 >働いて稼げるお金 ということになります。
よって、より儲かるのは働いている社員ではなく、働かない株主ということになります。

だからこそ、景気が良くも給料はたいして上がらないというわけです。
なお、世界の長者番付の上位100名全員が株を運用しています。

日本の格差が開いているのも、やっている人とやっていない人の差もあるのではないかと思っています。
とはいえ、投資は詐欺にあったりする事も多いと聞きます。

怪しいセミナー等はそれ相応のリスクがあると思ってください。
国が認めた機関で長期思考で積立が良いかと思います。
金融庁の資料(28ページ)からもわかるように積立の効果は長期であらわれます。

ちなみにビットコイン積立は、現在までは最高のパフォーマンスを持っています。
しかし、将来はどうなるかわかりません。

ただ、金融商品取引法の改正法が2020年上旬に施行されます。
名称も「仮想通貨」から「暗号資産」になりますね。
来年は盛り上がりそうだなと感じてます。


後は2020年にはビットコインの重要なイベントがあります。

現状は、問題点も多く、使い道がまだ少ないのに価値を持ち、チャンスもある投機商品ですね。

僕は仮想通貨ブログを書いていますが、リスクが非常に高いです。
現在、急激に伸びているものの2018年にはピークから80%以上も暴落しています。
上記事を読んで許容できる方以外ではおススメしません。
出費を抑える
収入を上げるだけではなく、日々の支出を抑えることでもだいぶかわります。
正直、2,000万という額も日々の出費を数万円減らすだけで長期的に見れば達してしまいます。
現在の支出の確認
まずは、現在の支出をしているものを把握することが重要かと思います。
家計簿をつけろとは言いますが、現状の支出状況を把握できていないと何を節制していくのかわかりませんからね。
支出の見直し
特にスマホ代金や保険料などの固定費の見直しを行うことが良いかと思います。
例えば、今から50年間、月に3万円ほど現在の出費を抑えることができるだけでも1,800万円かわります。
計算式)50×3×12=1,800万円
スマホ代金などはオプションをいつの間に加入しているとか、ありますからね。
後は、優先度の低いものから見直していくのが良いと思います。
健康
健康であることは宝です。
老後にお金がかかるのは、年がたつ毎に体力が衰えることから、どうしても健康が悪くなりがちです。
健康が悪くなれば、病院等に通うことが増え、出費もかさみます。
手術等をうけると、保険に入っていても相当な額をとられることもあります。
長年の悪習慣によって失われた健康は1日では回復しません。
普段から規則正しい生活や睡眠をとっていくのも、出費を大きく防ぐことが可能になります。
個人的には、運動もありますが、睡眠方法がより重要だと考えています。
睡眠は、大抵の人が1日に1回はすることなので、理想的な睡眠を知り、それが蓄積されると凄い差になります。
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