本日は仮想(暗号)通貨のノードについて記事にします。
ノードは仮想通貨で非常に重要な役割を持っています。
ノードとはなにか?そしてその種類について知らない方は知っておきたい知識です。
ノードとは?
ノードは点と線で結ばれた部分の点の部分を示します。
どういうことでしょうか?例を挙げてみます。
こちらは、パソコンのネットワークの接続画面です。「スタート」→「コントロールパネル」→「ネットワーク」とインターネットで見られます。
これを点と線であらわすと上図のようになり、パソコンと家と地球のマークは点であらわすことができ、点の部分は「ノード」になります。
すなわち、私たちのスマホやパソコン等がノードということになります。
一方、ノードをつなぐ線の部分は「エッジ」といいます。
仮想通貨のノードの種類
フルノード
フルノードとは、仮想通貨の取引データ、つまり、ビットコインの最初のジェネシスブロックから最新ブロックに記録が全てあるノードのことです。
自分で全ての取引記録を確認できるので、単独で検証が可能になります。ただし、全ての取引情報をダウンロードするフルノードの容量はかなりのものになります。
ビットコインのフルノードが持っている機能は主に以下の4つです。
・マイニング
・ネットワーク上の道案内(ルーティング・ルーターが行っている仕事)
・ウォレット(財布)
・ブロックチェーンデーターベース
SPVノード
Simplifie Payment Verification。
直訳すると、「簡易支払確認」となるように、フルノードとは違い全てをダウンロードせずに軽量化したものです。
どれくらい軽量化されているのかというと、ダウンロードに必要な容量はフルノードの約0.1%程度で、時間もたいしてかかりません。
それゆえに過去取引データの内容を確認することができず、確認するにはフルノードに接続する必要があります。
マスターノード
例えば、DASH(ダッシュ)等の仮想通貨でフルノードに相当するノードをマスターノードと呼びます。マスターノードを運用すると報酬が貰えるように設計されています。
報酬がもらえることでフルノードの参加者が増え、ネットワークの強化が見込めます。
ダッシュのマスターノードになる為には、保有枚数が1000枚以上必要です。現在の価格だと800万円ほど必要になります。

なお、草コインレベルなら格安でマスターノードになることも可能です。
スーパーノード
例えば、NEM(ネム)等の仮想通貨でフルノードに相当するノードがマスターノードと呼ばれています。こちらもマスターノードと同様に運用すると報酬が貰えるように設計されています。
なお、ネムのスーパーノードになる為には、保有枚数が300万枚以上必要です。
最後に
ノードの数が増えるということは、取引を検証するユーザーが増えることになり、セキュリティ強化に繋がります。
ビットコインなどの多くの仮想通貨ネットワークは、権力が集まることがない非中央集権の分散型ネットワークとなっており、ノード同士がデータを共有しています。
これにより、1つのノードが仮に駄目になっても他のノードが生きていればデータがネットワーク上に残ります。すなわち、ビットコインのような仮想通貨を完全にこの世から消すには全てのノードを潰さない限りは不可能であることを意味します。
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