かにたまです。
本日は、中国版イーサリアムと呼ばれている仮想(暗号)通貨NEOについて記事にします。
仮想通貨NEOとは?価格、今後、将来性、中国版のイーサリアムと呼ばれてはいるものの、その違い等について記事にします。
※理解を重視したざっくりとした記事です。
NEOの基本情報
名前:Neo(NEO)
通貨コード:NEO
発行上限:1億枚
開始:2016年10月26日
アルゴリズム:DBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)
公式サイト:https://neo.org/
ホワイトペーパー:https://docs.neo.org/docs/en-us/basic/whitepaper.html
NEOは記事作成段階で時価総額20位の仮想通貨の1つです。
NEOについて、改名して最も成功している仮想通貨
NEOの銘柄名はもともと「Antshares(アントシェアーズ・ANS)」という名前でした。
しかし、2017年6月「NEO(ネオ)」に変わりました。

改名が決まるまでは1ANSは20円くらいでしたね。
改名(リブランディング)してから急激に世に知られるようになった現時点で非常に成功しているアルトコインです。
NEOは、中国で初のパブリックブロックチェーンプロジェクトです。
「パブリックブロックチェーンプロジェクト」って何?という話ですが、誰でも参加可能で取引記録が世界中に公開されているようなブロックチェーンをことを意味します。
ビットコイン・イーサリアム・ライトコイン等もこれにあたります。

パブリックブロックチェーンの他にコンソーシアムチェーン、プライベートチェーン等があります。
良かったらご覧ください。
NEOは、イーサリアム(ETH)と同じようにスマートコントラクト技術を持つプラットフォームなので、界隈では『中国版イーサリアム』と噂され注目されています。
ただし、中国人にはそのような認識はないようですw
NEOの創業者は、ダ・ホンヘイ(Da HongFei)さん。
お笑い芸人の宮迫さんに似ていますが、もちろん別人ですw
現在、NEOの主要な開発は6-7名で行なわれており、主要な2名の技術者で彼らだけでGithub(※)を管理しているということです。
人数こそ少ないのですが、「COZ」というコミュニティで100~200名ほどの技術者がプロジェクト上の多くの修正をしてくれているとのことです。
公式ページでNEOのネットワークの状況を見ると、300人+が技術提供者として記載されていますね。
(※)GitHubは、その名の通り、「Git」の「ハブ(Hub):拠点・中心・集まり」です。GitHubは、Gitの仕組みを利用して、世界中の人々が自分の作品(プログラムコードやデザインデータなど)を保存、公開することができるようにしたウェブサービスの名称です。「Git」は、プログラミングなどを用いた現場でよく使われている「バージョン管理システム」のことを指します。
仮想通貨NEO(ネオ)の価格チャート
NEOの最新チャートは「Coinmarketcap-NEOチャート」等から確認できます。
ANTシェアーズ時代は低空飛行でしたが、NEOに改名する際には2017年の仮想通貨バブルに乗っかかり急激に価値を上げました。
その背景の1つとしては、下動画のようにミートアップを行うなど中国や日本などの投資家に指示されたことが大きいかと思います。
NEOの特徴
以前、東京で行なわれたNEOのミートアップの動画ありました。
22:30~頃からNEOの創業者ダ・ホンヘイさん自らからNEOについての説明があります。
ネット上ではNEOに関する様々な情報があふれています。
しかし、創業者からの説明が1番確実ですのでご確認下さい!
ただ、自分の通貨、かつ紹介しているものであり、悪い点はあまり述べていません。
そこらへんはご理解ください。
NEOには、デジタルアセット+デジタルアイデンティティ+スマートコントラクト=NEOスマートコントラクト、NEO独自のスマートコントラクト機能があるのが特徴です。
つまり、ビットコインのように全員ではなく、まるで国会のように代表者を選び投票で物事を決定していくという特徴があります。
NEOはオープンな民主的な政治のような通貨を目指していると感じました。
ビットコインは誰でもマイニングに参加できますが、NEOは代表者を選んでマイニングするという仕組みになっており、この試みは、なかなか面白いですね。
イーサリアム(ETH)との違い
NEOはスマートコントラクトを使うことで中国版イーサリアムということは色々なサイトに書いてありました。
しかし、全く同じという訳ではなく、何かオリジナル要素があるということで調べてみました。
なお、発行枚数などの細かい違いは割愛し、主な点だけを記載します。
DBFT
ビットコインのようなPOWではなく、POSのDBFTコンセンサスの独自システムをもっています。
DBFTはDelegated Byzantine Fault Tolerantの略で、ビザンティン耐障害性コンセンサスメカニズムという意味です。
NEOトークンの所有者は、投票することによって、それがサポートする帳簿係(ブックキーパー)を選ぶことができます。
選択されたブックキーパーのグループは、BFTアルゴリズムを介してコンセンサスに達し、新しいブロックを生成します。
NEOネットワークにおける投票は、固定期間に基づくのではなく、リアルタイムで継続されます。
すなわち、NEOの承認作業を行うマイナーを投票で選ぶという選挙のような仕組みになります!
みんなの投票で帳簿係(ブックキーパー)、ビットコインで言えばマイナーを選び、その帳簿がOKかどうかは66%の賛同が必要になります。
まさに選挙に近いです。
選挙で政治家を選び、彼らの出す提案を国民が66%賛同すれば物事が進んでいくという感じです。
NEOは、このような実社会での取り決めをデジタル化しています。
非常にこれは興味深いですね。
ビットコインのマイニング界で例えると、ジーハンさんを嫌いという理由で反対者が常に4割いれば、例え帳簿係(ブックキーパー)になっても一向に成立しないというわけです。

MEOはマイニングする人を投票で選ぶということで、まるで私達の国会のように民主的な仕組みとなっています。
豊富なNEOのプログラミング言語
ETHは、開発者がコントラクト指向言語と呼ばれるSolidityでプログラミングすることを学ぶ必要があります。
このSolodityという言語はマイナーで、知るプログラマーは少ないです。
一方、NEOは、NEOコントラクトというものがあり、Java、#C、Pythonなどでスマートコントラクトを書くことができます。
つまり、スマートコントラクトを実行させる言語に多彩な言語を使うことができます。
javaなどに慣れ親しんだ開発者にとっても好都合です。
つまり、ポピュラーな言語が使えるNEOは開発者にとっても都合がよく、良く多くのプログラマーが将来、NEOを活用する可能性があるわけです。
配当がある

NEOには所持数に応じた「NEOガス」が分配されます。
基本的はウオレットに入れて置くと定期的に増えていきますが、バイナンスなどの一部の海外取引所に置いておいても配布されます。
取引スピード
NEOの1秒間の処理スピードは1000件以上と言われています。
このスピードは現在のETHよりはるかに速いです。
NEOの今後
中国にはアリペイなどの巨大ネットワーク企業がありますが、彼らと競合するのではなく、新たな市場を創り出すことをNEOは目標にしています。
その市場でNEOは先導していこうとしています。
アリペイなどはブロックチェーンや分散化に関する着手は難しく、将来的に技術面にパートナーになる可能性があるとNEOの開発者は述べています。
懸念点があるとすると、国家の影響を受ける可能性がある点です。
NEOは中国通貨であり、大口投資家は中国人です。
よって、いざ中国で取引が禁じられてしまうと大きな被害を被る可能性があります。

ご存じかと思いますが、今や中国はデジタル通貨を発行予定であり、競合になり、邪魔になる通貨は取引等に規制をかけてくる可能性があります。
NEOが購入できる取引所

NEOの購入は、世界一の取引所であるバイナンスを推奨します。
残念ながら現時点では日本の取引所に上場しておらじ、国内の仮想通貨取引所でNEOを購入することはできません。
また、海外取引所に上場しているがゆえに日本円で購入することはできません。
バイナンスは手数料も安く、対応も早い。
取引所に置いておくだけで配当のNEOガスも配布されます。
将来的に仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的におススメしています。
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