かにたまです。
仮想通貨NEM(ネム/XEM)の大型アップデート「カタパルト」にて新しく生まれる通貨名が「Symbol」になります。
本日は、これに関する記事を書いていきます。
Nem、カタパルト後にはSymbolに
2020年内に予定されている仮想通貨NEMのブランド名が変更され、コミュニティ投票の結果91%以上の支持を獲得した「Symbol」となることが明らかになりました。
新しいNEMの概要は以下の通りです。
▼ブランドロゴ
「Symbol(シンボル)」はもともと象徴という意味があります。
しかし、新しいNEMのSymbolは、ブロックチェーンとビジネスを繋ぐコネクターとしての意味を持っています。
NEM公式の「NEMコミュニティとコアチームの投票用
Catapultブランド推奨事項プロポーザルの概要」では以下のように記載されています。
Symbolのゴールは、エンタープライズユーザに、最もシンプルで、最も強力で、そして、最もハイパフォーマンスなブロックチェーンプラットフォームを提供することです。
NEMのDNAから書き起こされたSymbolの価値は、オープンさ、トラストレス、そして活力です。
“可能性の拡大(Powering Possibilities)”というキャッチフレーズは、ビジネスにとっての可能性です。
しかし、開発者、エコシステムメンバー、投資家、そして社会のために物事を作成、あるいは改善したい人のためでもあります。
Symbolは、将来の相互に利用可能なトークン化された資産と権利の経済を見据えています。
そして私たちのビジョンは、その未来への道をリードすることです。
▼ブランドアイコン
ブランドアイコンはSymbolの「Y」をとったものになります。
新しいNEMのシンボルは、もともとのNEMのロゴが考慮され変形したものです。
▼キャッチコピー
“Powering Possibility(可能性の拡大)”
このキャッチコピーは以下の5つの項目から出来ています。
・Open(オープンさ)
・intelligent(知的さ)
・Connected(結びつき)
・Vibrant(活力のある)
・Optimistic(楽天的)
▼通貨記号
- SYMBL
- SYMBOL
- SBN(Symbol By NEM)
- SFN(NEMからのシンボル)
通貨記号はビットコインで言えば「BTC」、イーサリアムでは「ETH」と表示されるものです。
これまでのNEMは「XEM」と表示されています。
通貨記号は規格で3文字以上に設定すると決められています。
この候補は上の4つあり、1月中旬にあるコミュニティ投票で決まります。
最後に
本日はNEMのカタパルトで新しいNEMの通貨名がSymbol(シンボル)になり、通貨記号、ロゴなどがこれまでと違うという事をお伝えしました。

ご存じのように2020年以内にNEMのカタパルトが行われ、古いNEMと1:1の交換で新しいNEMが配布されます。
この新しく配布されるNEMがSymbol(シンボル)になります!
カタパルトはいわゆるNEMの大型アップデートで性能が大幅にアップし、2020年1Q(4~6月)頃に開始されると予定でした。
しかし、カタパルトマイグレーション委員会の最新の発表によると、どうやらメインネットの稼働は2020年の2月~3月頃の予定になりそうです。

2018年、暴落からRippleがロゴを変更したことで話題になりましたが、NEMは通貨名すら変えてしまうという事でカタパルトで従来のNEMとは違った本当に新しいものに移行するという気を感じます。

ご存じのようにNEMは2018年のコインチェック巨額流出事件で「盗まれた通貨」として悪い意味で名が知られてしまったことは事実です。
盗まれたのは取引所の過失ですが、どういうわけか通貨自体のセキュリティが疑われたり、ハッキングの際のNEM財団の対応などでも問題もありました。
5億 $XEM 盗難犯のダークウェブXEM販売所の経過。現在犯人がXEM販売していると思しきアドレスからの出金額が約160万XEM。時価1億円弱相当が既に売られた可能性ある。購入者の何割かはyobitで洗浄しているっぽいのでShimizuさんのツールで図示しておく #NEM https://t.co/Wc2SPcbTIW pic.twitter.com/ZJOcHOZumx
— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) February 9, 2018
犯人は追跡すれば、すぐ見つかるようなことをNEM財団は述べていましたが、未だに犯人は見つからない状態でダークウェブの闇取引で売られていたという疑いもありましたからね・・・。
そして、価値は暴落し、最高で1XEMが200円ほどに達したNEM。
今や4円未満になっています。
とはいえ、もともとは1XEMが0.01円ほど。
2017年までは1円以下でした。
記事作成段階で1XEM=3.64円ですが、ROI(投資に対する収益率)は驚異の8,282%。
流出事件で通貨の存在も世界で知られるようになりました。
これからカタパルトで一新し、新しいNEMのSymbolがどれほど飛躍を遂げていくのか楽しみです。
コメント