かにたまです。
以前からずっと延期が続いているNEM(ネム・XEM)のカタパルトですが、リリース時期がロードマップにて明らかになっていたこともあり記事にします。
NEMのカタパルトとは何か?いつ頃、実装されるのか?等を記載します。
良かったらご覧ください。
NEMのカタパルトとは?

NEMに関しては上記事をご覧ください。
NEMのカタパルトに関してはNEM財団の公式説明では以下のように記載されています。
NEMの次世代コアエンジンがカタパルトです。
数あるブロックチェーンの中でも、あらゆるビジネスデータを取り扱える実用性とセキュリティを備えた最も使い勝手の良いブロックチェーンになります。
数多くの処理速度とスケーラビリティ向上の為の機能強化に加え、カタパルトは非中央集権型のブロックチェーンではこれまで無かった新機能を搭載します。
アグリゲート・トランザクションやマルチレイヤー・マルチシグネチャー・アカウントなど、パブリックとプライベートの二つのブロックチェーンで利用できます。
最先端のスマートコントラクト機能を、コーディングやセキュリティリスクに悩まされる事なく利用出来ます。
カタパルトはオープンソースとして開発され、証券取引、リテール販売、金融サービス、サプライチェーン、投票、公証、カスタマー履歴、暗号通貨などのセキュリティに長けたビジネスソリューションになります。

NEMの性能が大幅に上昇して、実用化が進みます。それゆえにカタパルトで価格の上昇も期待されているわけですね。
カタパルトは、’’コア’’エンジンと記載されているほどの中核技術になります。
なお、一般のネット上で出回っているカタパルトで処理能力が秒間4000件まで向上するといわれていますが、特定の条件下のみ可能でそこまで速くならないようです。
※「こちら」で言及されています。
延期の続くカタパルト
もともと2017年には実装予定がささやかれたカタパルト。
しかし、2017年度中に実装されることはありませんでした。
更にCOMSAのホワイトホワイトペーパーの19ページ目にも記載されているように2018年度中にはカタパルトはNEMのパブリックブロックチェーン(※)にも導入される予定でした。

(※)パブリックブロックチェーンは、誰でも確認できるブロックチェーンのことです。ブロックチェーンは大きくわけて3種類存在します。詳細は上記事をご覧ください。
延期が続いているのは開発の遅れもありますが、コインチェックのNEM巨額流出事件やZaifのハッキング事件など悪いニュースが重なったこともあるでしょう。
ロードマップでカタパルトのリリース時期が明らかに
2019年3月29日に公開されたNEM財団によるロードマップでNEMのカタパルトの時期が明らかになりました。
カタパルトのメインネットの公開は、2019年のQ3終わりからQ4はじめの間に実装されると記載されています。すなわち、この時期がカタパルトの実装時期になります。
Q1~Q4の期間に関しては以下の通りです。
Q2=第2四半期(4-6月)
Q3=第3四半期(7-9月)
Q4=第4四半期(10月-12月)
よって、カタパルトは、2019年の第3四半期(7-9月)終わり~2020年の第4四半期(10月-12月)には実装予定ということですね。
※年度とは違うようです。
年度の場合は以下の通り
Q1=第1四半期(4-6月)
Q2=第2四半期(7-9月)
Q3=第3四半期(10-12月)
Q4=第4四半期(翌1月-3月)

コインチェックのNEM巨額流出事件やカタパルト実装の遅れなど印象が悪く、ビットコインの暴落につられ、それが価格にも反映されており、ピーク価格の240円から6円代までに落ち込んだNEM。

しかし、一方では国家と締結したりと着実に基盤をかためています。

2020年にはビットコインの半減期もあり、徐々に盛り上がる事が予想できます。
カタパルトのリリースの時期としては非常に良いと思いますね。
カタパルト実装でNEMが普及していくのか見ものです。
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