仮想通貨ネム(NEM/XEM)の特徴や将来性、今後、価格チャート

NEMアルトコイン
スポンサーリンク

国内の金融庁認可のの仮想通貨、つまり、日本で認められている仮想通貨について記事を書いていくシリーズです。

 

本日は、ネム(NEM/XEM)について記事にしたいと思います。

 

ネムは国内取引所のZaifなどで販売されており、日本人からも支持者が多い仮想通貨です。

では一体どのような特徴や将来性を持っているのでしょうか?

 

f:id:moneygamex:20190220115928j:plain

こちら」から金融庁認可であることが確認できます。(記事作成段階)

 

スポンサーリンク

NEMの基本情報(発行枚数上限など)

名前:NEM(ネム)
通貨コード:XEM
発行上限:8,999,999,999(約90億枚)
ブロック生成間隔:1分
コンセンサスアルゴリズム:Proof of importance(プルーフ・オブ・インポータンス)
公式サイト:NEM – Distributed Ledger Technology (Blockchain)

NEMは、2015年3月31日に公開された新しい暗号通貨(仮想通貨)です。

かにたま
かにたま

よくNEM(ネム)はXEMとも言われていますが、XEMは通貨単位を表しています。

 

2017年3月に設立された非営利組織であるNEM.io財団。

この団体によって世界的な普及啓発が行われています。

現在、世界12カ国に約80名のメンバーが活動しています。

 

NEMの特徴

仮想通貨ネムの主な特徴について記載します。

 

マイニングではなく、ハーベストでNEMを得る

NEMの大きな特徴の1つにビットコインとは違い、マイニングがないことでしょう。

 

ビットコインはマイニング(採掘)で1番最初に計算したものに報酬が入る仕組みで競争になるため高性能な高価な採掘マシンでマイニングを行う資金が必要となります。

 

一方、NEM利用者は取引が正当だと承認するために手数料を支払い取引を行います。

この承認は10,000XEM以上の既得バランスのあるアカウントなら誰でも行うことができます。

 

かにたま
かにたま

10,000XEM以上持っていても既得バランスで10,000以上にならないとハーベストはできません。具体的には10万XEM持っていれば1日でハーベストを行うことができます。

 

既得残高は、(残高-既得残高) × 1/10 が毎日増えていく仕組みです。

これが10,000に達してはじめてハーベストに参加できます。

かにたま
かにたま

10,000XEMあればすぐにハーベストができるわけではないという事はご理解ください。

 

取引を承認し、払われた手数料を受け取ることをNEMでは「ハーべスト(ハーべスティング/収穫)」と呼ばれています。

NEMの収穫はビットコインのように高価な採掘マシンを使う必要がなく、低価格のパソコンで可能であり、電気代を抑えられます。

 

つまり、既得残高が10,000XEM以上もっていてハーベストを行えば新しいXEMがタダでもらえるというわけです。

 

※ハーべストのやり方

下のブログにハーべスティングのやり方が記載されていました。本当に誰でもできます。インフレを抑えるために1度に大量に収穫できるわけではありませんが、ビットコインより敷居が低く、誰でも収益を得られる点は素晴らしいと思いました。

NEMのハーベストのやり方と報酬実績を公開。どれぐらい稼げる? | マネーハッカー

 

最初から全枚数が存在している

NEMは、最初から8,999,999,999(約90億)枚が存在しており、約1,600(※)の投資家に均等に分けられています。

(※)ただし、1,600といっても募集の際のメールのアカウント数であり、1人で複数所持している可能性もあります。

 

POI

NEMは、ビットコインのPOW、イーサリアムのPOS(現在はPOWですが、POSに移行予定)とは違い、POI(Proof of Importance)という合意形成アルゴリズムが採用されています。

このNEMの採用しているPOIは、持っているお金だけでなく、取引をした額や、取引をした人も考慮に入れて報酬を与えています。

 

この仕組みが優れているのは、富の分配の点です。NEMのネットワークに貢献した人は誰でも基軸通貨であるXEMを手に入れることができます。誰でも平等に機会を与えているのです。主な目的は、「世間一般の人」に力を与えることなのです。

 

この報酬制度は、「ハーベスティング」を通じて行われます。

 

POW、POS、POIなどの合意形成アルゴリズムについて知りたい方は、「こちら」の記事をご覧下さい。

 

f:id:moneygamex:20190219150829j:plain

かにたま「持っているだけで増える点はPOSに似ていますが、ただ持っているだけではPOSのように増えていきません。POIはNEMネットワークを積極的に利用(貢献)する人が利益が得られる仕組みとなっています。」

 

具体的には以下のようなことを行い、貢献度を上げていきます。

・1度で1,000XEM以上の送金を行う。
・43,200ブロック以内に取引を行う。
・既得残高が10,000以上のユーザーから入金される。

同じアカウントで何度も往復したりとズルすることは出来ないようになっています。

 

独自ブロックチェーン「mijin」を使用予定

NEM(ネム)はプライベートブロックチェーン「mijin」という独自のブロックチェーンが使用される予定になっています。

 

mijinの主な特徴は以下の5つです。

・認証や暗号化
・(半)恒久的記録
・アセット勘定
・完全分散
・ブロック概念
 

 

何のこっちゃという話ですが、mijinのブロックチェーン上で、複数アプリケーション・複数システムを接続し、様々なアセット(資産・資源など)を動かすプラットフォームを作り出すことができます。

 

なお、Mijinは既に様々な場所で利用され始めています。

詳細・導入実績はこちら

 

NEMの独自トークンであるMosaic(モザイク)

イーサリアム(ETH)のERC20トークン(Augur、OmiseGo等)のように新しいトークンを生み出すプラットフォームとしてもNEMを使うことができます。

ネムのトークンをつくる機能は以下の2種類があります。

 

・ネームスペース
ネットのドメインのようなもので名前を付けたネームスペースは、NEMのプラットフォーム上に独自のトークンが作成可能になります。

 

・モザイク
ブログやそこの画像のようなもので、ネームスペース上に作成可能な独自のトークンをモザイクと言います。

 

モザイク XEM Zaifのページ

モザイクとして有名なものはCOMSA(コムサ)でしょう。

Zaif取引所ではCOMSA:XEMトークンとしてモザイクの売買が行われています。

 

COMSAとは?XEMとETHの2種類があるのはなぜ?将来性は?
星の数ほどある仮想通貨から国内の金融庁認可のの仮想通貨、つまり、日本で認められている仮想通貨について記事を書いていくシリーズです。 本日は「COMSA(コムサ)」について記事にしたいと思います。 ※金融庁認可は2018年9月...

 

ネムのブロックチェーンを活用し、10歳の子供が立ち上げた「KidLit」なども話題になっています。

 

f:id:moneygamex:20190219150829j:plain

かにたま「NEMは何でも出来る万能通貨を目指している印象があります。」

 

ネムの将来性

ネムの将来性について記載しました。

 

本当に万人が恩恵をうけられる公平な通貨なのか?懐疑的に思う点もあり

NEMは富の再配分という大義名分の下、つくられた仮想通貨です。

 

しかし、僕が気になっている点は、最初全てのXEM(約90億枚)は投資家1,600アカウントに配られたとあります。

この1,600アカウントは1人で複数所持しているものもあるでしょう。

かにたま
かにたま

どうして、最初に1,600アカウントに配ってしまったのか?しかも配布量がアカウントによって違うということ。この点が非常に疑問に感じる所があります。

 

仮に1,600人だとしても、初期のコミュニティメンバーが既得権益を得るための通貨という考え方もあることが事実です。

なぜなら、彼らは最初から無償でXEMを受け取っているからです。

 

また、最低でも1万XEMあることが「ハーベスト」という名の所持枚数を増やす方法です。

つまり、今の1XEM=4円の価格だと最低4万円以上なければハーベストに参加できません。

 

しかもXEMの価格が上がれば上がるほどビットコインのように敷居が高くなります。

これは果たして貧しいものへの富の再分配になるのでしょうか?

 

カタパルト

ネムで実装予定のカタパルトという技術によってNEMの性能が格段に上がるとされています。

なお、一般のネット上で出回っているカタパルトで処理能力4,000件などは特定の条件下のみ可能で間違いのようです。処理能力の向上は別件で考えられていますが、カタパルト実装で処理能力が秒間4000件になるわけではありません

※「こちら」で言及されています。

 

なお、カタパルト実装はいつなのか?ということですが、2019年第一四半期を目標という情報が最新ですが、あくまでも目標。

これまで2度ほど延期された経緯からすると、さらに長引く可能性もあります

 

NEM(ネム)のカタパルトとは?延期が続いているけど実装はいつ?
かにたまです。 以前からずっと延期が続いているNEM(ネム・XEM)のカタパルトですが、リリース時期がロードマップにて明らかになっていたこともあり記事にします。 NEMのカタパルトとは何か?いつ頃、実装されるのか?等を記載します。 良...

追記:最新ロードマップでは2019年の第3四半期(10-12月)終わり~2020年の第4四半期(1月-3月)には実装予定と記載されています。

 

国家に注目されている

僕はNEMのブロックチェーンが国家規模で注目されている点では将来性を感じています。

 

2018年11月末にNEM公式の記事でブロックチェーン技術についてウクライナ国立銀行に講義を行ったことが記載されていました

 

また、こちらのようなウクライナの国をあげてNEMのブロックチェーンを使う可能性があるという記事もありました。この記事は正式な記事ではないのでまだわかりませんが、ウクライナがNEMに注目していることだけは間違いないです。

 

また、NEMがアラブ首長国連邦のブロックチェーン本格化を全面支援するという出来事もありました。ドバイで2020年までにブロックチェーン都市化計画が発表されていることもあり、期待できますね。

 

実際、NEMのブロックチェーンが国家にどこまで採用されるかわかりませんが、動向は注意深く見ていきたい所です。

 

NEM巨額流出事件もNEMの期待値は高い

過去のNEMの最高値は約240円、記事作成段階では4円ほどとなっています。

 

2018年、コインチェックのNEM流出事件が記憶に新しく、価格の大幅下落から特に日本ではオワコンのような風潮になっています。

しかし、ハッキングはNEMの問題ではなく、取引所の問題で起こったものです。

 

XEM/JPYチャート 2016年末~2017年ごろ

2017年1月1XEM=0.4円ほど、2018年初のバブルから下落した現在でもこの時に比べると格段に価値を上げていることがわかります。

流出事件があってもNEMの期待は高く、定着しつつあります。

チャートを見れば一目瞭然です。

 

ネムの今後について

ネムの今後については様々な可能性があります。

NEM公式ページの「こちら」等、公式の最新ニュースや意向を確認しましょう。

デマも多いこの界隈では、今後行われるアップデート内容や方針なども公式ウェブサイトの一時情報から情報を得ることが有効です。

 

また、NEMの情報を日本語で更新しつづけているクリプトストームさんから情報を見て今後について検討すると良いでしょう。

ただし、完全にNEM推しなので、反対意見も参考にして公平な目で見ることも推奨します。

 

ネムのチャート

NEMの最新チャートは「こちら」から確認できます。

 

ネムの価格

 

ネムを国内取引所で購入するなら

仮想通貨NEMを購入するなら国内取引所ではZaifを推奨します。

 

Zaif 近畿財務局長 登録番号00002号

Zaifは近畿財務局長 登録番号00002号として金融庁に認可されている取引所です。

登録業者一覧は、以下よりご覧頂けます。
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

 

NEM Market

記事作成段階で国内取引所で唯一Zaifは出来高トップ10入りをしています。

流動性が高く、売買しやすいです。

 

コメント