かにたまです。
この所、複数の仮想通貨が悪意のある者から攻撃を受け話題になっています。
攻撃されたのはMONA、Verge、BTGなどということですが、これらはブロックチェーンを使っている仮想通貨です。
ブロックチェーンが破られ、改ざんされてしまったのでしょうか?
MONA、Verge、BTGなど複数の仮想通貨が様々な攻撃を受ける
最近、攻撃を受けたのは上記のBTG、Verge、MONA3通貨です。
時価総額は1番高いBTGでもBTCの1/15倍ほどの大きさで、MONAは日本では有名ですが、どれもまだ全体から見るとマイナーでこれからのPOWの仮想通貨です。

POWはビットコインのような採掘の仕組みですが、よく意味が分からない方は上記事をご覧下さい。
マイナーなPOW通貨=楽に採掘できる仮想通貨ということになりますので悪意のあるマイナーに支配され今回のような事件が起きました。
BTG
BTGは約20億円分のBTGが盗まれたとのことです。
Verge
3500万ものVergeのハッキングがありました。ハッキングは今回で2度目になります。応急措置がされただけで前回から何も対応されていないと指摘もありました。
#VergeFam Verge was under attack 2 days ago. The whole attack only lasted for 6 hours and a patch is already on its way. Resolving this issue will only make #Verge and our network stronger! Stay updated, follow @vergecurrency
— Arend (XVG Marketing) (@Arend_XVG) 2018年5月23日
現在、対応パッチを行なっており、Vergeのネットワークが強化されるとのことです。
MONA
犯人とされる悪意のあるマイナーがSelfish Mining(またはBlock Withholding Attack)と言われる攻撃手口を用いて、2万3832MONAが盗まれました。

ブロックチェーンの改ざん?
これまでビットコインはブロックチェーンが改ざんできないことで価値を高めていきました。しかし、今回ブロックチェーンが改ざんされたというニュースが特にMONAの記事で一部で出ていました。果たして、ブロックチェーンは改ざんされたのでしょうか?

実際の所、ブロックチェーンは改ざんされていません。悪意のあるマイナーに置き換えられたということになります。日経さんの上図はわかりやすいです。
仮想通貨のブロックチェーンは長い方が正しい、つまり正当なブロックチェーンになります。攻撃者が隠して掘った長いブロックチェーンを置き換えることで、正当なブロックになってしまうというブロックチェーンの仕組みを利用した攻撃になります。
モナコインの件に関して、改ざん不可能性(immutability)とファイナリティを勘違いしています。今回の件は想定されており、特に大きなニュースになる事案でもありません。
ブロックチェーンが改ざん不可能であることは間違いありません。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年5月20日
確かに2013年からこの問題指摘されていたようですね。
ただ、全てのPOW通貨に起こりえるということで、つまり現在の仮想通貨であるビットコインも起こりえるということになります。
※上記事は今回のモナコインの事件について詳しく書かれています。
今回の事件に関して
ブロックチェーンは改ざんされておらず、すでに対策が行なわれているということで特に気にしていません。むしろ今のうちから起こって良かったとも感じています。
コンピューターのウイルス対策がされるように、徐々に対応がされていくでしょう。仮想通貨は通貨そのものを強化できるのが最大の強みです。
このような事件を教訓に仮想通貨は更に進化していくと感じています。
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