本日はビットコインのマイニングの歴史について初心者向けにざっくりとした記事にしたいと思います。
ビットコインのマイニングは4つの段階を得ていますが、
良かったらご覧下さい。
ビットコインは4つの採掘段階を経ている
かにたま「ビットコインのマイニングをするならマイニングプールに入るしかないのかなあ・・・」
ジハンさん「そうですね。私のBTC.comやAntpoolに是非どうぞ。」
かにたま「あ、ジハンさん、こんにちは!ビットコインのマイニングって個人では難しいと言われているのですが本当なのですか?」
ジハンさん「はい。ビットコインは4つの段階を経ており、もはや個人では採掘するのは難しいレベルになっています。段階は以下の通りです。」
ジハンさん「2009年1月3日にビットコインの生みの親であるサトシナカモトがCPU採掘でビットコインのマイニングを行なったのが始まりです。」
CPUとは、あなたのパソコン等の一般に搭載されている機械部品です。
人間でいうと脳、車でいうとエンジンにあたる非常に重要な部分です。
かにたま「最初は普通のパソコンでビットコインのマイニングがされたんですね。」
しかし、ビットコインの認知度が上がるにつれて利用者が増えていき、計算力や採掘難易度が上がり続けてCPUではマイニングすることが難しくなってきました。
ジハンさん「そこでCPUの代わりに、最初のビデオカードであるGPUを2010年9月18日から使うことになりました。これがGPU採掘ソフトの始まりです。」

GPU1枚が1段階目のCPUの数十台分に相当し、採掘力は大きく向上しました。
かにたま「この2段階目のGPUはパソコンゲームで良く使われているグラフィックボードのことです。正確には、GPUは上のようなチップのことで、GPUを板に貼り付けたものをグラフィックボードといいます。」
昨年はGPUでマイニングできる仮想通貨(草コイン)が流行し、グラフィックボードが高騰する出来事が起こりました。
かにたま「まだ参加者が少なく、安い草コインなのでGPUでマイニングできたんですね。買い占められて高騰し、PCゲーマーにとってはかなり迷惑だったようですw」
ジハンさん「そして、その後に生まれたのは更に性能を上げたマイニングチップを基にした3段階目の専用マシンですな。」
ジハンさんの会社Bitmain社のマイニング専用マシン「Antminerシリーズ」は売れに売れてシェアの7割以上を獲得し、ジハンさんの発言で価格が動くほど仮想通貨界で大きな力を持つことになりました。
ジハンさん「僕の会社の製品は、たった1台で200枚近いチップにより2段階目のGPUの3万枚以上に当たる計算力があります。」
かにたま「それだけの計算力がありながら、なぜマイニングプールが生まれたのでしょうか?」
ジハンさん「皆が使うようになったからですよ。多くの採掘マシンがマイニングに参加するにつれて単独のマシンでは採掘が困難になってしました。なぜならビットコインは1番最初に計算問題を解いた人だけにビットコインがもらえる競争ですから。」
かにたま「あ、なるほど!みんなが採掘マシンを持ってしまったので、差がなくなってしまったんですね!そこで、競争に勝つために結束してチームであるマイングプールを作ったというわけですか~!」
ジハンさん「Exactly(そのとおりでございます。)!採掘マシンを集めて作られたものをマイニングファームとマイニングプールと呼びます。」
上図のように多数の採掘マシンが集められています。この採掘マシンが集められた場所をマイニングファームと呼びます。
昔はラック(物を乗せたり置いたりするための棚)を組んで採掘マシンを設置するだけだったようですが、それでは損傷が激しくコストが高くなることがわかりました。
そこで、室内温度や湿度、騒音、排気、防塵(ほこりを防ぐこと)等の処理も行なわれるようになりました。

というわけで、現在では本格的にビットコインのマイニングをするには設備費だけでも大きな資金が必要になっています。
マシンの設置場所は、電気代が安く安定しており、機械熱で熱くなるため寒冷地に置かれていることが多いようですよ。
ビットコイン生み出すための消費電力は既にデンマーク1国分を上回り、今や環境問題に発展しつつあります。そのため、水面下ではビットコインに変わる電力を抑える非中央集権の仮想通貨も生み出されています。
一方、マイニングプールは、データ処理を担当し、マイニングファームでの計算力をうけて記帳権(マイニングする権利)を争います。
本日のまとめ
ビットコインのマイニングは、必要な計算力が増えるにあたり、以下のように4つの採掘段階に進化し続けてきました。
1段階目:CPU採掘
2段階目:GPU採掘
3段階目:専用マシンでの採掘
4段階目:マイニングプール採掘


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