仮想通貨のメインネットとテストネット。その意味とは?

インターネットのイメージ知識・用語集
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かにたまです。

先日、仮想通貨のLiskがメインネットに移行するというニュースがあり、盛り上がっていました。

ではこの「メインネット」とは、いったい何でしょうか?

今日は「テストネット」という用語と共にわかりやすく記事を書いてみたいと思います。

 

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メインネットとは?

メインネットとは、他に依存しない独立したブロックチェーンのことです。

現状、メインネットを他に移植している仮想通貨が多数あります。

 

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例えば、仮想通貨EOSは、以前はETH(イーサリアム)のメインネット(ブロックチェーン上)を使っていました。

しかし、最近、EOS独自のメインネットへ移行し独自のブロックチェーンを使うようになり独立しています。

 

メインネットへ移行すると価値をあげる傾向にある

Lisk Blockchain Application Platform
Lisk is a blockchain application platform with an SDK providing developers with a set of tools making the process of creating blockchain applications easy.

先日、仮想通貨Liskは「Lisk Core 1.0」のメインネット移行を行うとLiskの公式ブログ上で発表しました。

上のリンク先から確認できます。(英語)

 

メインネットへの移行時期は6,901,027番目のブロックに到達する時点で行われ、時間にすると、およそ8月29日の19時(東ヨーロッパ時間11時)頃になるということです。

移行の24時間前後には取引を行わないでくださいとの記載があります。

 

このようなメインネットへの移行の際には取引リスクもあります。

頭の片隅にいれてもらえると幸いです。

 

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このメインネット移行時期がわかると、一時的にLiskは大幅に価値を上げました。

 

以前、仮想通貨TRONやEOSでも同等の事が行われましたが、メインネットに移行することがわかると大きく価値を上げる傾向にあります。

 

なぜでしょうか?

なぜならプロダクト(生産品、製品)への期待感が起こるからです。

 

例えば、ICOトークンは、独立したブロックチェーン(メインネット)に移植することができます。

ICOトークンとしてイーサリアムに移植するERC20トークンが有名です。

イーサリアムはメインネットを持っており、2015年の7月末の公開から既に3年以上が経っています。

 

つまり、Liskが正式にメインネットに移行したことで、ETHのようにLiskのメインネットへ移植したLisk系のICOトークンが生まれる可能性があるというわけです。

要はメインネットに移行すると、その仮想通貨のトークン、すなわち、商品が生まれるということです。

 

Liskのプラットフォーム上(ゲームでいう本体のようなもの)では、MooseCoinなどのICOが既に行われていましたが、移行でより利用されやすくなるでしょう。

 

もともとLiskはスマートコントラクトを持っているだけでなく、かつ、開発しやすいプログラミング言語で使えます。

よって、LiskがICOトークンとしても使われる可能性も十分にあると期待されています。

 

 

また、独自のブロックチェーンを持つことで他に依存しない利点等もあります。

 

例えば、イーサリアムのブロックチェーン上にあるERC20トークンの場合、イーサリアムが問題が起こした場合、そのブロックチェーン上を使っているERC20トークンは一緒に価値を落とす恐れがあります。

 

つまり、メインネットのないERC20トークンのままであれば、そのトークンの価値がイーサリアムの価値に影響してしまうわけです。

 

メインネットとテストネット

blog.lisk.io

このメインネットの他に「テストネット」というものがあります。Liskでは少し前の6月28日にこの「テストネット」が公開されました。

※メインネットとテストネットは全てのブロックチェーンが持っています。

 

テストネットは、「テスト」ネットという名前の通り、新しい機能などを追加する際に事前にテストする場になっています。

メインネットには影響しません。

 

一方、メインネットは、「メイン」ネットというくらいその仮想通貨にとって根幹になるものです。

メインネットに移行してからもゲームのようにアップグレードや不具合の修正などもできます。

 

ゆえに、テストネットからメインネットへ移行するということは、ここからがその仮想通貨にとっての本番(出発点)になります。

 

メインネット移行のデメリット

独自のメインネットに移行するということは、会社を独立するようなものです。

 

最近ではメインネットを公開、移行し、ETHから独立する通貨が出ています。

しかし、強大なネットワークを誇るETHから独立し、世の中で利用されるためには、まさに大きな会社から独立した人のように苦難の道のりになる可能性があります

 

また、最近ではETHから独立したEOSのメインネットでは早速バクが起こったようですが、独立したことで不具合等の対応も全て自分たちで行う必要があります

 

メインネット移行は、まさに会社から独立した際のようなデメリットがあります。

 

最後に

メインネットへの移行は、上でも記載したまさに会社を独立するようなもので他に頼らず自分達で全て開発を行っていく必要があります。

大変ではありますが、依存せず独立して飛躍する出発点ともいえます。

 

よって、メインネットへ移行した仮想通貨は、会社からの独立した方のように大成するには一般的には時間がかかると思っていてください。

 

ただし、今後飛びぬけて大成功するのも会社同様に独立している、つまり、メインネットへ移行する、もしくは最初からメインネットを使っている仮想通貨が大半だと思っています。

 

 

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