かにたまです。
本日はLoT市場でも注目を集めている仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)について。
IOTAとは何か?その特徴や根幹技術であるTangleの仕組みについて、将来性、価格チャート、購入おすすめの取引所などをご紹介していきます。
良かったらご覧ください。
IOTA(アイオタ/MIOTA)とは?
名前:IOTA(アイオタ)
通貨コード:MIOTA
発行上限:約2800兆枚
コンセンサスアルゴリズム:Proof of Work
創業者:Dominik Schiener、David Sønstebø
公式サイト:https://www.iota.org/
ホワイトペーパー:
IOTAとは何か?
公式ページを見てみましょう。
IOTAとは、新しい経済のための無許可の分散元帳です。
近年、IoT(Internet of Things)という言葉を耳にするようになった方も多いと思います。
IoTは、AIと並ぶ第4次産業革命の中核技術として期待されています。
これは、モノのインターネットと言われており、インターネットの力で離れていても状態がわかったり、操作したり、モノ同士が対話(通信)することができるという未来の技術です。
例えば、農家にセンサーを設置するだけで土や環境の状況を読み取り、水が不足していたら自動的にまかれたり、肥料が与えられたりと適切に作物が栽培できるような状況をつくりだしてくれます。
IOTAは、無駄のないマイクロトランザクション(お金の移動や高頻度なデータ通信)とマシンのデータの完全性を備えたモノのインターネットの未来を推進するために構築された最初のオープンソースの分散元帳となります。
IOTAの発行枚数は約2800兆円(全て発行済)。
しかし、マーケットキャップ等で枚数を確認してみると約28億枚ほどしかありません。
なぜでしょうか?
これは、あまりにも枚数が多すぎるために取引所では100万枚=1枚として換算されています。

2017年6月にBitfinexではじめて上場し、いきなり時価総額6位になったことで注目を集めました。
IOTAの特徴
IOTAの特徴として以下のようなものを挙げることができます。
これらは事項のIOTAの仕組みにより可能になっているため、ここでは特徴のみを記載します。
スケーラビティが高い
IOTAのネットワーク活動の増加は、トランザクションの決済時間を短縮します。
日常の小さな決済で利用可能
IoTでセンサーなどの小さな機器が何度も通信できるように設計されています。
ゼロ手数料取引
取引手数料がゼロであることはIOTAの大きな特徴です。
IOTAはビットコインと同じPoWの仕組みが採用されていますが、マイニングがなく、マイナーに手数料を支払う必要はありません。
マイナーの代わりにIoTの装置が代わりに承認作業を行ってくれます。

IoTのモノとモノ同士が何度も通信をする上で取引手数料ゼロは大きいですね。
安全なデータ転送
すべてのデータは暗号化されているため、安全なデータ転送、保存、参照が可能です。
オフライン取引
現在、ネット上での取引はオンライン上で取引をするものが一般的です。
そもそもネットに繋がらなければ相手のサイトにも接続できないですよね。
しかし、IOTAは完璧な接続性を必要としないオフライン取引が可能になっています。

仮想通貨取引所のハッキング事件などのサイバー犯罪が起こっている現実を見るとオフラインでの取引が可能なことは大きいですね。
量子耐性
IOTAには量子耐性があります。
特殊な署名方法を使用するIOTAは、次世代のコンピューティングに対して回復力があります。
IOTAは、楕円曲線暗号(ECC)の代わりにハッシュベースの署名が使用されています。
ハッシュベースの署名はECCよりもはるかに速いだけでなく、プロトコル全体(署名と検証)も大幅に簡素化されます。
そして、IOTA署名方式が安全なのは、Winternitz署名というものを使用しているからです。
IOTAの仕組みTangleについて
仮想通貨ビットコインやイーサリアムなどはブロックチェーンが使用されている仮想通貨です。
一方、IOTAはTangleと呼ばれている仕組みが採用されています。
一体、どんな仕組みなのか見ていきましょう。
IOTAにはブロックチェーンではないTangleと呼ばれる仕組みがあります。
IOTAの分散元帳は、ビットコインのようなブロックにまとめられ、順次チェーンに格納されたトランザクション(上図左)ではなく、個々のトランザクションが絡み合って流れています(上図右)。
具体的には、Tangleでは、各トランザクションは(トランザクションのブロックではない)前の2つのトランザクションを参照し、ブロックチェーンのように数珠繋ぎになっているわけではないDAG(Directed Acyclic Graph)と呼ばれる複雑なWeb構造を形成します。

1つ取引を行うと2つ前の取引が承認される仕組みになります。つまり、IOTAの全ネットワーク参加者が取引を生成する際に2つの取引を承認することになり、マイナーが不要になります。
DAG構造ではトランザクションを同時に発行することができます。
より詳しく知りたい方はIOTA公式ページの「Q&A」、もしくはTangleのホワイトペーパーをご覧ください。
ビットコインなどのブロックチェーンでは取引記録は上の図のように1つの箱の中に情報を詰めるというイメージです。
よって、混雑すると箱に入りきれない情報はどんどんたまっていき、送金遅れや手数料が高くなってしまいます。
しかし、上図のようにIOTAの分散元帳はブロックにまとめられ、ビットコインのような順次チェーンに格納されたトランザクションではなく、個々のトランザクションが絡み合って流れています。

ブロックチェーンは用意された1つの箱に情報を詰めていくイメージ、Tangleは処理量に応じた複数の箱に情報を詰めてつなぎあわせていくイメージでしょうか。
固定されたブロックは存在せず、情報量に応じた箱を用意して繋ぎ合わせれば良いのですから、情報がたまって送金遅れや手数料が増えることは起こらないというわけです。
IOTAの将来性について
技術は未完成
IOTAのロードマップを見るとわかりますが、開発状況はステージの初期段階のものもあり、まだまだ未完成の技術です。
まだまだ本格的な実用化には時間がかかりそうです。
中には研究の準備段階のものもありましたね。
あなたがこの記事を見たとき、ロードマップを確認してどれほど研究が進んでいるのか確認しておく必要があるでしょう。
現在のIOTAの価格は期待からできています。
IoT市場の伸びとの相乗効果の期待
IOTAは、LoT市場をターゲットにしています。
そのLoT市場ですが、急拡大を見せており、国内市場だけでも2017年~2022年の5年ほどで倍ほど伸びるとデータが出ています。
よって、LoT市場の拡大と共にIOTAも注目を集め、活用されていく可能性は今後、十分にあります。
仮想通貨の競合が少ない
その伸びていくと推定されるLoT市場。


しかし、仮想通貨でLoT市場の競合になるレベルにある通貨はETC(イーサリアムクラシック)やVechain(ヴィチェーン)くらいとライバルが少なく、大きな可能性を秘めていると感じています。
大企業も注目、日本の富士通も標準プロコトルとして採用方針を発表
IOTAの技術には大企業も注目を集めています。
例を挙げると、マイクロソフトやサムスンなども注目していますね。
そして、2018年の8月に日本の富士通もIOTAを製造業界の標準プロコトルとして採用される方針であると発表されています。
富士通はご存知のように日本を代表する企業で時価総額は1.58兆円、日本の企業のトップ100に入る大会社です。
富士通の公式ページに記載されているように、IoTは富士通が力を入れている分野の1つです。
多くの企業がIOTAに注目をしているのは間違いないです。
ただし、富士通も正確には予定ですし、マイクロソフトなどは正式には提携していません。
IOTAのマーケットプレイスの参加企業はパートナーではなく、参加者と読んでいる。
実際、IOTAのCEOのDominik氏はインタビューで上記のように答えています。
IOTAはまだ未完成なものであり、提携話の殆どが誤解であることはご理解下さい。
IOTAの価格チャート
IOTAの最新チャートは「こちら」
最高価格は、記事作成段階では2017年12月20日に記録された5.69ドル(約629円、1ドル110円計算)です。
IOTAの購入おすすめ取引所

↑IOTAを購入するためのバイナンスの口座開設方法はこちら
IOTA(アイオタ)は国内取引所で購入することはできません。
バイナンスは手数料も安く、対応も早い。
仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的には、おススメしています。
ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。
IOTA(アイオタ)はバイナンスしかり日本円で購入することはできません。
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