先日、リップルの国際送金が実際に行われ、既存のシステムに比べて送金料と時間が大幅に短縮されたことがわかりました。
ではどれ位で送金ができて短縮されたのでしょうか?
XRP国際送金成功。SWIFTよりも節約でき短時間で送金
1/1 We’ve made our largest payments across RippleNet using #XRP – 86,633.00 pesos (£3,521.67) from the U.K. to Mexico in seconds. pic.twitter.com/WsHJuZTiOy
— Mercury-fx Ltd (@mercury_fx_ltd) January 17, 2019
世界中で国際送金のサービスを行っている英国のMercuryFXは、国際送金でXRPの決済システムxRapid(※)を使って国際送金に成功したと発表しました。
わずか数秒で86,633ペソ(約42万円)が英国からメキシコへ送金されたという事です。

xRapidは、昨年10月に商業利用がスタートしています。
1/2 UK-based Mustard Foods saved £79.17 and 31 hours on the transaction.
— Mercury-fx Ltd (@mercury_fx_ltd) January 17, 2019
更にSWIFT(※)と比べて取引で79.17ポンド(約11,163円)と31時間を節約したと伝えています。
(※)SWIFT(スイフト)は、”Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication”の略で、日本語では「国際銀行間金融通信協会」とも訳されています。現在の金融業界の標準化団体であり、国際送金システムを一手に担っています。
すなわち、現在の国際送金は、基本的にSWIFTを利用しているといって良いでしょう。
かにたま「XRPと現在の金融システムのベースであるSWIFTの差は歴然ですね。42万円の国際送金で1万円以上と31時間の節約はあまりにも大きいです。あとは安全面を証明できれば、XRPのシステムが世界中で利用される日が来るかもしれません。」
最近のリップルの公式ブログでは、新たに13の金融機関がリップルネットの決済ネットワークに参加、参加機関は全部で200を超えたと発表されています。
そして、この金融機関の5社であるJNFX, SendFriend, Transpaygo, FTCS and Euro Exim Bankに関しては送金の際に仮想通貨XRPを使うと記載されています。
Euro Exim銀行は、今年の第1四半期に実際に仮想通貨XRPを使ってクロスボーダー送金(※)を始めると方針が発表されています。
(※)クロスボーダー取引とは、国内の取引において、外国企業がその契約を引き受けることで、国際送金では、よくある送金方法の1つです。
また、フィンテックスタートアップのSendFriend(センドフレンド)も今年の2019年第1四半期にxRapidを使うと発表しています。センドフレンドの投資には英国大手銀行のバークレイズやマスターカードが含まれており、今後の期待が高まりますね。
かにたま「SWIFTは送金に時間がかかり、営業日もありますから、24時間営業で即送金できるリップルのシステムは大きいです。XRPと言えば、仮想通貨特有のボラリティもありますが既存のシステムよりはるかに安く現状では大きな問題はないでしょう。」
※XRPは、XRPを消費して送金するシステム。相場により送金価格が変動します。
現在も着々と基盤を固めているXRPですが、既存の国際送金システムに比べて圧倒的に安価で短時間で送金できたことで、場合によっては、一気に広がる可能性もあります。

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