インド政府、ブロックチェーン技術を全国で使用するための戦略を準備

インド国旗ニュース
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かにたまです。

インド政府がブロックチェーン技術を全国レベルで使用するための戦略を準備しており、新しい時代の技術を拡大して広く展開することを目指しているとインドの日刊新聞であるTHE ECONOMIC TIMESが報じています。

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インド政府がブロックチェーン技術を推進へ

インドの日刊新聞であるTHE ECONOMIC TIMESによると、インドの電子情報技術大臣であるドトリ・サンジャイ氏は以下のように述べたようです。

ガバナンス、銀行と金融、サイバーセキュリティなど、さまざまな分野でアプリケーションの可能性を秘めている重要な研究分野の1つとしてのブロックチェーンテクノロジー枠組みが準備されている

THE ECONOMIC TIMESより

ブロックチェーンテクノロジーの分散センターオブエクセレンスという名前の研究機関でブロックチェーンの使用に関する研究を実施し、概念実証ソリューションを開発されているとのことです。

 

中国がデジタル仮想通貨を発行する日は近い!?その影響とは?
かにたまです。 ここ最近の仮想通貨市場のニュースを見ている方はご存知かと思いますが、最近、中国が国家のデジタル仮想通貨を発行する予定であることが様々なメディアを通じて伝わっています。 では、中国がデジタル通貨を使うことで一体、どのような...

こうした背景に中国のデジタル通貨発行やブロックチェーン推進計画への対抗が挙げられています。

中国のデジタル通貨は早ければ2020年に発行されるのではないか?と言われています。

 

ビットコインも上昇ムードへ

ビットコインも上昇ムードへ

インドの影響か、下落していたビットコインが上昇。

最大で13%ほどの上昇を見せています。

 

インドはビットコインなどの仮想通貨に対しては否定的

今回、インド政府はブロックチェーンを推進する計画があることは述べましたが、ビットコインなどの仮想通貨に対しては何も述べていません。

 

もともとインドは仮想通貨に対して何度も規制をかけています。

規制の一例として、インドの仮想通貨取引所がたびたび閉鎖されました。

 

インド政府の専門家委員会、仮想通貨全面禁止を提案 | 取引やマイニングに対して罰金や懲役刑も
インド政府パネルは、同国内で仮想通貨を全面的に禁止するよう同国政府に提案した。ロイターが7月22日に報じた。仮想通貨が関与するいかなる取引に対して制裁を加えるよう提案しているという。

そして、ビットコインに関しても否定的であり、2019年7月には全面禁止にするのではないか?と言われたほどです。

 

なぜインドはビットコイン等に規制をかけるのかと言いますと、インドの国の事情があります。

その事情により、インドでは高額紙幣が廃止されました。

高額紙幣の廃止の理由としては偽札やマネロンを無くす為とされています。

 

そのような背景の中、マネロンに使われる可能性があり、1ビットコインが80万円以上する通貨として使える高額なビットコインを許して置くことはないでしょう。

 

全面禁止とまではいいませんが、このままビットコインが価値を上げ続ければ、中国同様にいずれ大きな規制が入るかと思われます。

 

ただ、ブロックチェーンが浸透すると、その中の一部がその技術を使っているビットコイン等の仮想通貨に興味を持つ可能性もあります。

 

そういった意味では仮想通貨にとっても決して悪いニュースではないと感じています。

 

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