かにたまです。
ここ最近、ICOやSTOに変わるIEOが話題になっていることをご存知ですか?
そこで、本日はIEOとは何か?ICOとの違いや、その現状、メリット、問題点などを記事にします。
良かったらご覧ください。
IEOとは?
IEOは、イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)と呼ばれる仮想通貨の資金調達方法です。
ICO同様に参加者は上場前の価格で仮想通貨を購入できます。
#Binance Completes @harmonyprotocol Lottery Draw and Will Open Trading For $ONEhttps://t.co/MyM9VioNzv pic.twitter.com/kx6HR0FcTh
— Binance (@binance) May 28, 2019
最近はバイナンスでHarmony(ONE)という仮想通貨がIEOを行い、上場しています。
ICOとの違い
ICO(Initial Coin Offering)も仮想通貨の資金調達方法として知られています。
IEOは、Initial Exchange Offeringであり、Exchange呼ばれているように取引所が資金調達をしたい仮想通貨プロジェクトの代わりに資金調達を行ってくれます。
IEOの現状
IEOの現状は、まるでかつてのICOのように投資額からプラスになる傾向が見られます。
だいたい2倍~にはなっていますね。

一例として、バイナンスは今回の過去に5度IEOを行っています。
2回目:Fetch.AI(FET)1.68倍
3回目:Celer Network(CELR)1.69倍
4回目:Matic Network(MATIC)1.69倍
過去4回の結果は上記の通り。
ちなみにこれは以前の状況であり、現在は、より上昇しているものもあります。
なお、今回の5回目のHarmoyのIEO価格は、1ONEあたり0.003175USDでした。
ところが、昨日の2019年6月1日15:00付近の段階で1ONE=0.02130USDになっています。
つまり、既にIEO価格の6.7倍になっているわけです。
バイナンスのIEOの過去5回をまとめるとこうなり、すべて投資額以上になっています。
2回目:Fetch.AI(FET)1.68倍
3回目:Celer Network(CELR)1.69倍
4回目:Matic Network(MATIC)1.69倍
5回目:Harmoy(ONE)6.7倍
おそらく、この傾向はビットコインの相場が良い限りは、もうしばらく続くのかと思われます。

バイナンスのIEOへの参加はバイナンスコイン(BNB)を使用します。
詳しくは上記事をご覧ください。
IEOのメリット
資金が集まりやすい
IEOは、取引所が代わりに資金調達を行ってくれますので、プロジェクトが無名であっても資金が集まりやすいというメリットがあります。
先ほどのバイナンスのIEOで言えば、Harmony(ONE)という仮想通貨がどんなものか知らなくてもバイナンスがやっているIEOということで資金が集まってしまうわけです。
また、ICO同様に安い価格で購入することが可能です。
もっともIEOが鎮火すれば、暴落する可能性は今後はあるでしょう。
すぐに上場できる
IEOを行った取引所にすぐに上場できるという大きなメリットがあります。
ICOを行っても上場できない仮想通貨もありますので、その点は非常に大きなメリットです。
IEOの問題点
ICOの抜け穴
ICOは国家によっては禁止されている国があることはご存知だと思います。
中国や韓国がその代表例ですね。
しかし、調査会社のDiar社によるとIEOが中国や韓国で密かに流行っていると発表されています。
ICOは禁止でも新しいIEOは禁止になっていません。
恐らく、今後は規制が入るでしょう。
取引所のアカウントを作成する等の条件
IEOの参加者は、そのIEOを行う取引所を利用していないと購入できません。
基本的にその取引所でKYC認証(本人確認)をしていることが最低条件です。
一部、無いものもあります。
更にバイナンスのIEOに関しては、バイナンスコイン(BNB)を保有している必要があるなど取引所によってIEOの参加のために様々な条件があります。
取引所の独断(中央集権化)

STOなど第三者が許可したものとは違い、IEOは取引所の独断で行う資金調達法です。
現在の所は上手くいっていますが、IEOを行う基準があいまいで、不透明な部分も多いです。
現在では、かつての取引所トークンのようにバイナンスを真似て様々なIEOが行われています。
取引所の意思でIEOを行い、上場させるのはどうかと思う点もあります。
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