かにたまです。
本日は、記事作成段階で時価総額49位に君臨する仮想通貨ICONについて記事にしたいと思います。
仮想通貨ICON(アイコン/ICX)とは何か?その特徴、将来性、価格チャート、おススメ取引所について記事にします。
良かったらご覧ください。
ICON(アイコン)とは?概要
通貨名:ICON(アイコン)
通貨コード:ICX
公開日:2017年10月
発行枚数:473,406,688枚(約4,73億枚・2019年6月12日段階)
発行上限:800,460,000枚(約8億枚)
処理速度:1000件/秒(参考までにETHは25、BTCは3~6)
コンセンサスアルゴリズム:Loop Fault Tolerance(LFT)
開発会社:ICONLOOP
公式サイト:https://icon.foundation/?lang=en
ホワイトペーパー:https://icon.foundation/resources/whitepaper/ICON_Whitepaper_EN.pdf
2017年9月にICOが行われ、翌月の10月から公開されています。
ICO価格は 1ICX = 0.11USDでした。
ソウルを本拠地とするICONLOOP(旧theloop)が率いるICON(ICX)は、さまざまなブロックチェーンが互いにやり取りできるような分散型ネットワークを構築することを目指しているプラットフォーム系の仮想通貨です。
異なる様々な種類のブロックチェーンを繋いで大きな経済圏をつくろうとしています。

韓国版のイーサリアムと呼ばれている仮想通貨です。決済の目的ではなく、ICONをはさむ事で異なるブロックチェーンでうまいことをやっていこうとしています。

中国版のイーサリアムといわれているNEOとも似た要素があります。
ICON(アイコン)の特徴
ICONのプロジェクトの目標は、そのプロトコル(約束事)とコミュニティ構築のイニシアチブ(主導権)を通して、バルカン化(対立化が起こり分裂するようなさま)されたブロックチェーンエコシステムを統合することです。
ICXの潜在的なユースケースには、有価証券、通貨、ローン、知的財産、および個人認証を含む取引が含まれます。

オリジナル性があり、イーサリアム同様に色々なことができると覚えていただけると幸いです。
独自のブロックチェーンloopchain
ICONは独自のブロックチェーンを使用しており「Loopchain」と呼ばれています。
主に以下の4つの特徴を持っています。
独自のスマートコントラクトSCORE(スコア)
正式名称で「Smart Contract On Reliable Environment」と呼ばれているICON独自のスマートコントラクトが「SCORE(スコア)」です。
「信頼できる環境に関するスマートコントラクト」という意味になりますね。

イーサリアムのスマートコントラクトと比べて、安全性が高く、データの更新が楽になっていることが特徴です。
まず、SCOREはスマートコントラクトによるトランザクション(処理遅延による混雑)問題を解決すべく、通常のブロックチェーンとは別で処理をして負担を減らしています。
よって、スマートコントラクトに問題が起こっても影響がなく、動作させることができます。
仮想ネットワークの構築
ブロックチェーンの独立したネットワークの中で仮想のネットワークの構築が可能です。
Loop Fault Tolerance(LFT)
ICONのコンセンサスアルゴリズムは「Loop Fault Tolerance(LFT)」と呼ばれています。

悪意のあるノードが合意を妨害するビザンチン将軍問題の対策がされている独自の高性能で高速処理が可能なコンセンサスアルゴリズムとなっています。

なお、ビットコインのアルゴリズムは、Proof of Work(PoW)です。
さて、ICONのコンセンサスアルゴリズムであるLFTには2つのノードが存在しており、役割をもっています。
リーディングノード・・・取引記録のブロック生成を行う
検証ノード・・・リーディングが作成したブロックの検証を行う
検証ノードがリーディングノードに取引記録(トランザクション)を送り、リーディングノードがブロックを作成します。
そして、出来上がったブロックを再び検証ノードが精査し一定以上の承認が得られた場合、ブロックチェーンにブロックが追加されていきます。

検証ノードからの一定数の賛成票が得られない場合は、そのブロックは見送られます。
要素の組み替えが容易に行える
認証された機関毎に異なる権限を与えることができます。
DEX(分散化取引所)

ビットコインやイーサリアムなどの流通するコインを交換できる分散取引所(DEX:Decentralized Exchange)を備えています。
手数料の調整が可能
ICONは、マイナーへの報酬が排除されています。
例えば、イーサリアムは、マイナーに手数料を支払う必要がありますが、ICONは手数料を調整することが可能です。
例えば、サービス側とユーザー側の負担を自由に調整したり、一定数のICXをネットワーク上に預けることで手数料を無くすことも可能になっています。
人工知能DAVinCI
ICONは独自の人工知能であるDAVinCI(ダヴィンチ)を実装しています。
人工知能が搭載されているのは、より不正のない安全な取引を可能にするためです。

感情に支配されると人は不正を起こす可能性があります。よって、人工知能を搭載することで完全な分権化を目指しています。
その他
・IISS
ネットワークの活性化にどれほど貢献したのかを測定する報酬システムです。
・オンチェーン・ガバナンス
ブロックチェーン上の統治を管理します。
・C-Node
中間に存在し、コミュニティの全体の方針を決定します。投票により、信頼のおける人物のみがなることが可能です。
・T-Bears
DApps開発ツールです。
・ICONex
イーサリアムなど他の仮想通貨も保管できるウォレット
・ICONext
ICONトークンを作ることができるICOプラットフォーム

ICON(アイコン)の将来性
ICONは、本社がソウルにある韓国産の仮想通貨です。
僕はICONという仮想通貨がどうのこうのというよりは、韓国の規制の曖昧(あいまい)さから日本同様に大きく成功するプロジェクトは少ないだろうと感じています。
ただ、国を考えずICONだけに注目すれば、部分的に韓国国内で利用されています。
そして、2017年時のバブル期には韓国の出来高は非常に高く、再びバブルがくるとICONが盛り上がるかもしれません。
そして、イーサリアム(ETH)や中国版のイーサリアムと呼ばれているNEOの上昇を見ると、韓国版のイーサリアムと呼ばれているICONも今後大きく伸びる可能性があります。
どちらにせよ、公開日が2017年10月の非常に新しい仮想通貨です。
今後、どれだけシェアをとれるかは課題ですね。
これからの開発に期待したい所です。
広がる利用
韓国国内では既に一部の銀行、証券、病院、大学、ネットショップなどで利用されています。
病院で支給されたコインを大学で利用するなど良い感じになっています。

また、LINEの子会社であるLINE PlusとICON財団が提携、共同出資会社「unchain(アンチェーン)」が設立したことが発表されました。
ご存知のようにLINEはアクティブユーザーで2億人以上が利用している世界規模のSNSツールです。
ブロックチェーン相互運用同盟による協力体制
ブロックチェーンの相互運用性を改善するためにICON、Aion、Wanchainが同盟を組んだ「ブロックチェーン相互運用同盟」というものがあります。
3つの仮想通貨がタッグを組んだことで相乗効果による期待感があります。
ICON(アイコン)の価格チャート
ICON最新チャートは「こちら」
記事作成段階での最高価格は、2018年1月10日に記録した12.42ドル(約1366円:1ドル110円相当)です。
典型的なバブルチャートを形成しています。
かつては時価総額も20位以内でしたが、新しい通貨の台頭や、韓国の仮想通貨の熱が冷めると共に現在は停滞している印象です。
2019年、ビットコインをはじめとする仮想通貨全体の相場は回復しつつありますが、現時点でのICONの回復は緩やか。
上昇のパワーを貯めているのかもしれません。
ICON(アイコン)購入おススメ取引所

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ICON(アイコン)は国内取引所で購入することはできません。
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仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。
個人的には、おススメしています。
ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。
ICON(アイコン)は日本円で購入することはできません。
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