最近では、さまざまな仮想通貨のエアドロップ(無料配布)が増えていますよね。
どうしてエアドロップが行われるようになったのでしょうか?
本日は、エアドロップの始まりを記事にしたいと思います。
良かったらご覧下さい。
世界初のエアドロップはビットコイン
1番最初の仮想通貨はビットコインであるということは有名ですが、1番最初に仮想通貨のエアドロップが行なわれたのもビットコインです。
ビットコインが誕生して数年間、徐々に知名度を上げていったものの、まだビットコインはパソコンがあれば誰でも安価で採掘できるものでした。
しかし、認知度が低く、大きなメディアに取り上げられる事はありませんでした。
そこで、2010年12月にビットコインの認知度を大きく広めるためエアドロップが行なわれました。丁度、ビットコインが5セントの価格の時です。(5セント=5.4円)
Gavin Andresen (@gavinandresen) | Twitter
ビットコインの生みの親からビットコインの開発を引き継ぎ、サトシナカモトから後継者に指名された「ギャビンアンドリーセン」さんが10000BTCを50ドルで購入。
「ビットコインフォーセット(※)」というサイトを立ち上げ、サイトを訪れた方の全員に5BTCを配布したことが仮想通貨のエアドロップの始まりとなりました。
(※)フォーセット(faucet)は蛇口という意味で、蛇口をひねると水が得られるように、ビットコインが得られることから、この名前になったようです。
エアドロップ後のビットコイン
ビットコインの歴史と価格推移 – ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト
ビットコインのエアドロップ開始後、ビットコインは多くの人に受け入れられるようになり、更に知名度を上げていきました。
そして、2011年4月のタイム誌のビットコイン特集で一気に価値を高めました。
その後、短期であまりにも上昇(約100倍)しすぎたことから、ピークから9割以上も下がりましたが、結果的には底上げをしました。
価格以上にビットコインの認知度を高めたエアドロップとなりました。
フォーセットサイトの流行
その後、「ビットコインフォーセット」を真似て、多くの類似サイトが現れました。
その1つが昨日ご紹介した「フリービットコイン(FreeBitcoin)」です。
1時間に1回ひける無料くじで最高2万円相当のビットコインが当たる等の遊べるサイトにもなっており、アクセスが爆発的に増え、今や月間1億アクセスを超える巨大サイトになりました。
現在、エアドロップを行なう仮想通貨のフォーセットサイトは、訪問者にわずかな仮想通貨を配ることによって、多くの人が閲覧し、多大な広告費を稼ぐという新たなビジネスモデルになっています。
ただ、もともとフォーセットサイトはビットコインの認知度を上げるために作られたもので初期のビットコインのサイトの約半数はこの誘導に頼っていました。
フォーセットサイトは、現在のビットコインの浸透に大きく貢献しています。
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