普段、株の話をしない人が急に話し出すと売り時という靴磨きの少年の言い伝えは有名です。
2017年末、ビットコインもTVCMや各種メディアに取り上げられた時が今回の周期のピークでした。
そこで、本日は流行を知ることができるGoogleトレンドの検索結果から見るビットコインの価格推移について記事にしたいと思います。
検索結果から相場のピークや上昇の兆しを予測してみたいと思います。
ビットコインのピーク価格から約2ヶ月以内に検索数が最高値へ
結論から言いますと、タイトルのように相場のピークから約2ヶ月以内で検索が跳ね上がります。
2013年頃、ビットコインの価格のピークは2013年12月末でした。
一方、Google検索では2014年2月がピークでした。
Google検索では、価格のピークから2ヶ月後に検索数が1番伸びていましたが、この時期はピークから半値以下に相場が急落した時期でもありました。
また、2017年度も同様に価格ピークから2ヶ月遅れで検索数が1番多く見られました。
※「ビットコイン」で検索しましたが、「仮想通貨」でもあまり変わりませんでした。
これらを見ると、検索数が急上昇している際が売り時という結果となっています。
なお、これ以前の2012年以前も調べてみましたが、多くの方に検索されているというデータはでなかったですね。日本では、2013年から少しずつビットコインが浸透していったことがわかります。
ただ、2011年6月に価格のピークで2011年の8月が検索ピークとなり、過去の規則性に当てはまっていました。
過去のデータから、上昇トレンドが続いて検索結果が急増した2ヶ月後は急落の危険がある事がわかりました。
上昇の兆しは検索数急上昇から2,3ヶ月ほどから始まる
今度は逆に上昇の兆しをはかってみましょう。
では、今度は逆に上昇に転ずる時期を検索数から調べてみました。
すると、非常に面白い事がわかりました。
結果から言いますと、低空飛行から検索数が急激増えた後から約2、3ヶ月後が転換期でした。
なお、ビットコインの価格のグラフに矢印を入れてみました。
この2ヶ月後に本格上昇が始まっています。
後は言わずもがなですね。2017年末まで上昇し続けました。
2013年も低調だった検索数が4月に検索数が急に増えました。
その3ヶ月後には徐々に上昇し始めました。
下降相場では、急激な検索上昇から2、3ヶ月後に上昇に転じています。
この時期はどちらも少し前に価格の急落が起こった時期となっています。
2013年7月には50%、2015年8月は約30%近くの下落が起こっています。
つまり、大きな下落で底値付近に達した場合も検索される事がわかりました。
現在のビットコインのグーグルトレンド検索
今年1年だけで見ると、ビットコインの検索数は最低レベルに達しています。
過去のデータと比較しますと、昨年の12月には大きく下落して検索数は増えていますので、そろそろかなと思いながらも急激上昇というほどではないので、まだ転換点は来ていないのかな?とも感じています。

2020年3月頃にはビットコインの半減期があり、東京オリンピックも開催されます。
最近だと、フランスでは未だに黄色いベスト運動が続いており、イギリスでもEU離脱問題など世界経済にも不安が広がっています。
暗号資産はかつてキプロス危機などで大きく浸透したことあり、世界経済が不安定になれば転機が訪れないとも限りません。今年は世界経済の不安定さからも転機となるとしかもしれません。
Googleトレンドの「ビットコイン」の検索結果が急増する可能性もありますので、注目してみてはいかがでしょうか?
フランスでは、2018年11月に黄色いベスト運動が始まる前後にbitcoinの検索数が少し増えたようです。しかし、現状では日本よりはマシなものの検索数は下落傾向です。
世界情勢や株価の下落等で金の価格は上昇傾向にありますが、ビットコインはまだ回復の兆しは見えていません。

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