シンガーソングライター、俳優でもあるGACKT(ガクト)さんが本名「大城ガクト」を公開し、仮想通貨事業に参入するということで話題になっています。
ブログで本名を公開し、仮想通貨事業に参入を発表
詳細はガクトさんのブログで確認できますが、印象深い文章をピックアップします。
仮想通貨の可能性は、国境とか国や政治を超えた【貨幣の民主化】とも言える。仮想通貨で出来ることは無限にある。震災支援や飢餓地域への寄付や支援の形そのものも変わる。金融犯罪も減るだろう。仮想通貨は、もはや止めることのできない、この世界の最大成長産業であることは誰にも否めない。これは、馬車からクルマに変わった時代以上の世界的な変革の時代が訪れたと言っていい。インターネットの出現以上の産業だ。
仮想通貨の凄い所は、個人でもお金を生み出せる点です。
日本円を発行しているのは、国の銀行こと、日本銀行(日銀)のみです。それを生まれた時から当たり前のように使っていますが、どうして通貨発行権を独占しているのでしょうか?
太古、僕らの祖先は、貨幣のかわりに貝を使っていたといいますが、当時は海にいけば誰でも貝を拾うことができました。ところが、いつの間に国ができて、通貨発行権を独占、そして好きなだけ貨幣を発行し、それを皆が当たり前のように使っています。
日本のお札である1万円札は、原価がたった20円ほどでつくられており、残りの9980円は国の利益になります。
仮想通貨の世界では、通貨を個人~会社単位で作り出すことができます。皆が信じなければ価値を持たず、信じれば価値を持ち、現実世界でも買い物などができます。
しかも仮想通貨は世界共通のお金です。ビットコイン等は海外に行っても両替なしに使うことができます。
皆が信じなければ価値を持つかはわかりません。しかし、日本円を生み出すことは犯罪ですが、仮想通貨なら誰でも生み出すことができるという世界です。ガクトさんのいう国境とか国や政治を超えた【貨幣の民主化】は、実際に仮想通貨を持って、増やすこと(主にマイニングと言います)を試すと通貨の発行権の独占は、いかに凄い事なのかを体感できると思います。
ガクトさんは投資をしているということは聞いたことがありましたが、仮想通貨事業に参入ということで驚きましたよ!
去年あたりから、実業家として多少露出するようにはなったがそれでもやはり目立たないようにしようと心がけていた。結局、表に名前を出してしまえばそれに対してどうでもいいことを言う輩もいる。別にどんな事業をするにしても隠れていれば叩かれることもなかったわけだ。だが、今回は表に出ることを良しとした。初めてこんな風に本名で出ることとなる。
今回はガクトさんが初めて本名を明かすという、本気度が伝わってきました。
仮想通貨の大型ICOプロジェクト「SPINDLE」のアドバイザーへ
今回、ガクトさんが本名を明かしてまで行なうというのは、仮想通貨の大型ICOプロジェクト「SPINDLE」のアドバイザーへ就任しているためです。
「SPINDLE」とは、
SPINDLE は 暗号通貨SPINDLE内に運用者の運用計画書・運用履歴・運用成績などをブロックチェーン技術を用いて記録しており、個々人が投資に際して嘘偽り・虚飾の不可能な情報によって投資対象を判断する事が可能です。また個人が暗号通貨SPINDLEを用いて直接 投資を行うため、その投資に第三者の意思や意向が介在する事は不可能。
という投資のためのICO(※)です。
※ICOとは?
Initial Coin Offering の略。株式でいうIPO(Initial Public Offering)に引っ掛けたものです。ICOとは、新しく暗号通貨を発行、一般向けに販売することで資金を調達するものです。
「SPINDLE」は、詐欺投資をなくすためのICOです。日本で投資が浸透しないのは詐欺が多いからです。詐欺が怖くて投資ができないという多いと思います。実際、僕も詐欺が怖くて不透明なものはためらってしまいます。
仮想通貨のブロックチェーンの仕組みは改ざんできない記録が残りますので、不正ができず誰でも確認でき、詐欺が無くなるというのが「SPINDLE」の目指しているものだと感じています。
実はビットコインのような仮想通貨がなぜこれだけ価値をあげているのかというと、この改ざんできない仕組みであるブロックチェーンがあるからです。
当初、SPINDLEを用いた投資対象には世界的な暗号通貨運用者が揃いますが、将来的には有望なスタートアップ企業の資金調達やクラウドファンディングのような投資対象もラインナップされるでしょう。その様な多種多様な投資対象から、個々人が 明確な意思と目的を持って投資を行う事で、投資=収益といった旧来の価値だけでは無い、投資を通じて人生の豊かさや心の豊かさを感じる事ができる環境が生まれ、人間が自律した人生を歩んでゆける。SPINDLEは、そう信じています。
公式ページでは、このように記載されています。
さて、ガクトさんはこの「SPINDLE」のアドバイザーに就任しています。広告塔ではなく、一事業者として活動していくガクトさんに今後も注目です。
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