仮想通貨情報はデマだらけ!?データを基に世界を正しく見よう!

仮想通貨情報はデマだらけ!?データを基に世界を正しく見よう!その他・雑記
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かにたま(@kanitama7777777)です。

仮想通貨界では、まだ未成熟な市場であるがゆえにデマ(嘘)の情報が多い事は、あなたも何となく感じられていると思います。

そこで、本日はビットコイン等の情報をどうやって取得していくか?を「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」から学んでいこうと思います。

本日の記事を読むことで仮想通貨だけではなく、多くの情報を正しく取得する習慣がつけられるようになるかと思います。

良かったらご覧ください。

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ファクトフルネスとは?ビルゲイツやオバマも絶賛 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」は、世界を正しく見るスキルが身につくことを教える書籍で全世界で100万部以上売れた書籍です。

結論から述べると、この本がいいたいことは「思い込みを捨ててデータをとりに行こう」ということです。

 

本書はマイクロソフトを創業したビルゲイツ「名作中の名作」と述べるほどで2018年、米国の大学を卒業した学生に対して希望者全員にこの本をプレゼントしたという逸話があります。

オバマ元米国大統領も「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」だと述べています。

 

かにたま
かにたま

ここ数年で良書ベスト10に入るものでした。個人も発信が可能になり情報があふれている現在、個人的におススメです。

 

世界の多くの人々は正しい情報を得ていない

私達は正しい情報を持っているのか?

 

突然ですが、本書に書かれてあるクイズを出します。

クイズは書籍では13問あるのですが、その一部を記載します。

下の方に答えを書いてありますが、できれば答えを見ないで自分で考えて答えてみてください!

 

質問1 現在、低所得国に住んでいる女性の何割が、初等(小学生)教育を修了しているのでしょうか?
A:20%
B:40%
C:60%

 

質問2 世界で極度に貧困にある人の割合は過去20年と比べてどうなっているのでしょうか?
A:約2倍になった
B:今とあまり変わらない
C:約半数になった

 

ちなみに世界1万2000人(日本を含め14か国)に13つの質問をしたところ、正答率の高い13問目をのぞけば全問正解者は何と0人だったということです。

正答率の高い13問目をのぞき平均正解率は2問/12問。

全問不正解者は全体の15%。

という結果であったということです。

かにたま
かにたま

3択なので勘でも約33%は正解するはずなのですが、どういうわけかそれ以下の非常に低い正解率になっています。なぜでしょうか?

ちなみに上の質問の答えを記載すると以下のようになります。

質問1の答え:Cの60%

質問2の答え:Cの約半数になった

共にCが正解になります。

いかがだったでしょうか?

 

なお、質問1に関しては日本人の正答率は7%となっています。

 

賢い人ほど世界の真実を知らない

ここで面白い点が述べられていたのですが、頭の良し悪しに関わらず正解する確率と学力にあまり関連性が見られなかったということです。

実際、ノーベル賞をとるような学者でも非常に低い点数だったと本書では述べられています。

 

このクイズからもわかるように世界の多くの人々は正しい情報が得られていません。

更にいうなれば、私達は世界の正しい姿が見えてないことになります。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

▲本書の表紙にも記載されていますが、賢い人ほど考えすぎて罠にはまってしまい世界の真実が見えないとも述べられています。

 

人は思い込みで出来ています。

本書では、そのような思い込みを捨ててデータを使って正しく世界を見ようと述べられています。

 

なぜ正しい情報を得ることができないのか?

本書では、誤った情報を得てしまう大きな理由として以下のように記載されています。

’’人間はドラマチックに物事を見る本能がある’’

だから世界を正しく見ることができないと記載されています。

 

例えば、貧困について。

貧困の画像

私達は上のような画像やドキュメンタリー番組を見ると、勝手に頭の中で「かわいそう」「世界は貧困が拡大しているな」考えてしまいがちだということです。

 

人間が持っている10の本能を理解しよう

本書ではこのドラマチックに見る本能を細分化し、10の本能が記載されています。

軽く説明もつけます。

 

分断本能

例えば、所得について高所得者と低所得者に分断し、そこだけに注目しがちですが、大半の人は中間所得者です。

このような中間に目をつけるように、その多くはどこにいるのか?を知ることが重要です。

 

分断本能により私達は白と黒に区別して判断しがちですが、その中間である灰色の部分にも目を向けないということには本質は見えないということです。

 

例えば、人を金持ちと貧乏の2つに分けがちですが、多くの人々はその間の中間層に属しており、そこに目を向けなければ本質が見えないということです。

 

分断本能を知っていれば仮に黒だ、白だと判断されても冷静に灰色の部分に目を向け本質をとらえることができるわけです。

 

ネガティブ本能

人はネガティブなものに注目しがちで世界がどんどん悪くなると感じる本能です。

 

しかし、上記のクイズのように世界は思った以上に良くなっているということが事実です。

 

この対策として危険や不安を煽るようなものに必要以上に刺激されないようにしましょう。

例えば、メディアは読んでもらうことが商売ですが、危険を煽るタイトルなどで注目を引くことが多々あります。

これを知っていればネガティブなものでも真にうけずに冷静に判断できます。

仮想通貨メディアは特に多いので注意ですね。

 

直線本能

直線は常に真っすぐ進まずに曲がることがあります

 

例えば、人の考えはAから後にBに変わることがあります。

誰々がAと述べたとしても考えがBになることがあるということです。

よって、ある時にその人物が述べていた言葉がずっとそうであると思い込むことは危険です。

 

ビットコイン相場でいえば相場が下がるといっても状況が変われば今度は上がるという考えになることもあるというわけです。

ですから、誰かがビットコインが下がるといってもずっと下がると思っているわけではないということです。

 

実質、ビットコイン価格はピークから下がっていても世界を見渡し、データを見ることで仮想通貨の世界も良くなっているというわけです。

 

恐怖本能

人の防衛本能から恐ろしいものに目がいきがちです。

本書では恐ろしいことであっても冷静になってデータを見てみようと述べられています。

例えば、2017年に中国で仮想通貨の取引が禁止になり、一部メディアなどで消えるとまでいわれましたが、その年、史上空前の仮想通貨バブルが起こりました。

内情を知らない方は、バブルに乗れなかったのかもしれません。

 

過大視本能

人は目の前にある数字等を重要視しがちです。

目の前にあるものだけが正しいと思うことがなく、様々な情報を入手しましょう。

例えば、仮想通貨で銘柄などを調べる場合は、1つのサイトだけではなく、複数のサイトを見るとよいでしょう。

 

パターン化本能

無意識に人や事柄をパターンに当てはめてしまうという本能です。

一つの小さな例を見るだけで全てのものがそうであると思いがちです。

例えば、2017年に中国で仮想通貨取引が一時停止になった際に世界でもそうなる(停止になる)のではないかと言われていました。

しかし、世界では盛んになり、バブルが起こった年でもありました。

 

宿命本能

持って生まれた宿命により運命が決まっており変わらないという思い込みです。

確かに1日1日で見ると、大きな変化が見られません。

しかし、長い目で見ると、大きな変化があることがわかると思います。

例えば、私達が途上国と呼んでいる国々も技術が発展し、今では対象外(※)になっている国もあります。

(※)OECD(経済開発協力機構)が発表している「政府開発援助受取り国リスト」にて途上国が決定しています。 政府開発援助(ODA)国別データ集 | 外務省にて閲覧できます。

 

単純化本能

問題に対する答えを1つだけだと感じしまうという本能です。

実際、問題に対する正解は1つだけではなく、立場や状況により考え方もかわってきます。

ですから、私達は反対意見も謙虚な姿勢で聞いていく必要があります。

 

犯人さがし本能

悪いことが起きたときに誰か他人に責任を負わせたくなる本能のことです。

犯人探しに時間を費やしてしまうと、その根本的な原因や真実に目が向かなくなってしまうことがあると述べられています。

ですから、悪いことが起きたら犯人捜しではなく、原因や解決方法を探していく必要があります。

 

焦り本能

危機が迫っているとすぐに動きたくなる本能です。

仮想通貨などの相場の世界で言えば、暴落時にすぐに買いたくなる衝動でしょうか。

とはいえ暴落時は「落ちているナイフは掴むな」と言われているように火傷する可能性があります。

待つのも相場というように、じっと待つことはなかなか難しいものです。

 

 

データからわかる仮想通貨の世界

本能を捨ててデータを見るとわかりますが、仮想通貨の世界は徐々に良くなっています。

 

それはユーザー数やハッシュレート等の推移を見れば明らかです。

Blockchain.com-Hash rateより

ビットコインのユーザー数とネットワークの活発さや強固性を表すハッシュレートが高値を更新し続けており、ハッシュレートだけなら1BTC240万円に到達したバブル時期(2018年1月)を超えています。

目先のチャートの価格だけではなく、このようなデータを参考にすると現在のビットコインの状況やその本質が見えてくると思います。

 

また「2020 Crypto Crime Report」によると、世界の仮想通貨取引所のハッキング被害は2019年に件数は増えているものの、その被害額は大幅に減少しており、セキュリティ的には進化していると感じることができます。

 

仮想通貨市場はネガティブなニュースが多い一方で、データを見ることで世界は良い方向に向かっていることがわかります。

 

もちろん、ユーザー数やハッシュレートなど現在のペースで爆発的に将来的に増え続けるかわかりません。

しかし、世界にあふれている様々な情報に惑わされることなく、様々なデータを見ることで本質をつかむことができます。

 

最後に

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」世界を正しく見るために思い込みを捨ててデータをとりに行こうということが述べられています。

 

世の中には様々な情報があふれており、多くの人々は正しい情報を得ていません。

それは学力には関係がなく、邪魔しているのは10個の本能です。

 

私達は目の前の情報をそのまま鵜呑みにせず、思い込みを捨て、自分でデータをとりに行くことが重要で、そうすることで本質が見えてきます。

 

つまり、物事を見る際には、情報を見て自分の頭の中で沸き起こるドラマに翻弄されることがなく、データや数値を見ることが重要になっていきます。

 

ただし、数値を利用したデマもあるので、そこは注意も必要です。

そして、特定の地域や属性の人々を調査した偏ったデータなどもあり、必ずしもそのデータが正しいとは限りません。

よって、1つだけではなく、可能であれば広く複数のデータを見ていくことが重要かと思われます。

自分も間違えることがあり、それに気が付いていないこともあるでしょうから他サイトでも調べてもらえるとありがたいです。

 

またデータも見せ方によって大きくかわってきます。

例えば、コストを年間4万円から2万円に下げました!というのは大したことが無いように感じますが、コストを50%カットしました!とすると、より凄く感じます。

他には円グラフなどで強調したい所だけ数値を大きくしたり、色を塗ったりするなど見せ方次第で本能を刺激してきます。

 

更に「数値は嘘をつかないが、嘘つきは数値を使うという名言」があります。

例えば、仮に年商100億円というと凄く感じるかもしれませんが、原価が99億9999万円かかっているとすると利益は年間でたった1万円というわけです。

ですから、僕は年商ベースで語る方は信用なりません。

純利益がどれくらいであるかが本質であり重要です。

 

僕的に補足させてもらうと以下のようになります。

「世界を正しく見るために思い込みを捨て広く客観的にデータをとりに行こう」

 

ただ僕はどんな情報もありがたいと思っています。

なぜなら、仮に間違えていたり、煽っていたとしても、その情報から興味を持つことで今後、その事柄について調べるキッカケになるからです。

 

この書籍を見ても100%正しい情報を得ることは難しいかもしれませんが、思い込みと1つの情報に囚われずデータを広くとりに行くことが重要になります。

コメント

  1. より:

    人間は偏見や思い込みをなかなか捨てれないものですよね。
    年商でいきってる奴は死ぬ程ダサいです!
    過去に年商2000万ちょいでドヤってた人がいましたけど諸経費を引いたら実際は3分の1の年収でした笑
    それでも稼いでる方だと思いますが。

    • かにたまかにたま より:

      多くの方々は数値が大きい事に弱く、魅力を感じがちなため、このような表現が浸透しているのでしょうね。

      投資の世界にも「表面利回り」のような嘘ではありませんが、数値を大きく見せる言葉があるので注意する必要がありそうです。