かにたまです。
FacebookがメッセンジャーアプリWhatsAppで送金を行うことができる仮想通貨の開発に着手していることが話題になっています。
では、どんな仮想通貨なのでしょうか?
Facebook、仮想通貨開発に着手
ブルームバーク紙によると、Facebook(フェイスブック)が自社のメッセンジャーアプリWhatsApp上で送金可能な法定通貨を裏づけとしたステーブルコイン(※)の開発を進めている。と報じられています。
WhatsAppは、ラインのようなメッセンジャーアプリです。
インド国内で非常に人気があり、国内利用者だけで2億人以上となっています。
なお、whatsAppでステーブルコインとして裏づけとなるのは、米ドルとのことです。
ステーブルコインとは?その利点
ステーブルコインとは、仮想通貨の変動幅のリスクを無くす為に円やドルなどの法定通貨と1:1で交換できる仮想通貨のことを言います。
すなわち、法定通貨を仮想通貨のブロックチェーン上で取引できるようにしたものだと思ってください。つまり、円やドルなどの法定通貨をお金の流れが見えるように可視化できるしたものとなります。
ステーブルコインは、円やドルなどの法廷通貨と1対1で交換できるので安定通貨といわれますが、実際にその交換できる法廷通貨自体が暴落した時は安定とはいえません。
例えば、ジンバブエやベネズエラなどハイパーインフレの危険通貨のステーブルコインがあったとして等価交換できても嬉しくないですよね。
法定通貨と等価交換できる点が多くの方にとって魅力的だと思いますが、僕は、この可視化できる点がステーブルコインの良さだと感じています。
可視化とはどういうことかと言いますと、ブロックチェーン上に記録されており、ネット上で第3者も確認できるということです。
例えば、下の図は、米ドルと1:1で等価交換ステーブルコインで有名なテザー(USDT)の記録です。
このようにブロックチェーン上にあることで、いつどこからどこにどれだけ送金されたか記録が残り、第3者(あなた)が確認できます。
僕は、将来的には、現在の国家通貨もステーブルコインになる可能性があると感じています。
仮想通貨はデータのやり取りなので必ず記録が残ります。しかも改ざんできないのであれば、不正の証拠は必ず残るわけです。
現状では、ブロックチェーン上の記録の改ざんは難しいです。
ビットコインに関しては、過去1度も改ざんされていません。
現状の法定通貨は、お金の流れが不透明です。
そもそも今のお金は手渡しだと記録が残りませんし、改ざんもできます。
例えば、私達の税金の使い道をオープンにしたという平成29年度の特別会計資料を見てみると、それぞれの費用がどのような意味を持つものなのかが分からない、どのようなお金の流れていくのか詳細がわからないのが現状です。
特別会計は、税収の約7割、400兆以上(平成28年)あるにも関わらず、不透明な部分が多いです。そのため、一部では、天下りの資金に使われているのではないか?とも言われています。
もし、ステーブルコインになってテザー(USDT)のようにお金の流れが見えたら、誰でも確認できることから、送金した、してない等の疑惑や、少なくとも森友問題のような不要な議論が少なくなるのではないか?と思っています。

ただし、お金の流れが見えるといっても、何でもかんでも開示するのはプライバシー上問題があります。その対策として、ブロックチェーンの種類の種類は大まかに3種類ありますので、興味があればごらんください。
僕たちの税金が使われているわけですから、少なくとも国会で予算などを扱うステーブルコインが出来たらパブリックチェーンで行って欲しいですね。
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