2018年仮想通貨相場は大きな下落が続いています。
しかし、クジラと呼ばれる大口達は虎視眈々と有力通貨の買い増しに動き出しているようです。
現在、市場に流通している仮想通貨ETHの1/4は大口が所有していることがわかりました。
2018年、ETHはピークから92.4%下落(2018年12月4日段階)
ビットコイン、リップルに次いで時価総額3位のイーサリアム(ETH)。
最近では、XRP(リップル)に2位を明け渡し、差が開くほど下落しています。

そのETHの2018年の下げ幅は、ピーク時から92.4%
(2018年12月4日段階)
1385.7ドル(2018年1月10日) →104.4ドル(2018年11月27日)ですね。
例にすると、100万円投資していたら7.5万円になっていたことになります。
下落相場2018年もクジラはイーサリアム(ETH)を買い増し
こんな下落相場の2018年中にもETHクジラはイーサリアムを買い増し続けていたことが調査会社のDiarのレポートで明らかになりました。
クジラのETHの保有量は、下落相場の2018年度も増加しており、昨年の2017年の同時期と比較しても80%ほど増えています。
そして、今では2400万枚ほどのETHを保有していることがわかりました。これは2017年初頭の約4倍であり、現在のETHの流通量は1億強ありますので、全体のETHの1/4くらいをクジラが保有していることになります。
クジラとは、大口の投資家であり、その仮想通貨を大量保有している人達のことを指します。まるでクジラのように非常に大きな存在であることを意味します。
ビットコインも長期傾向
同じく調査会社のDiarのビットコインのレポートによると、こちらも長期視点であることがわかりました。
黒の棒グラフ:ビットコインの総発行枚数
ネズミ色の棒グラフ:2017年12月ピーク時に送金取引がウォレットの残高
赤の線グラフ:2017年12月ピーク時に送金取引がウォレットの割合
・200~1,000BTC … 87%
・1,000~5,000BTC … 85%
・5,000~10,000BTC … 80%
・10,000BTC〜 … 59%
レポートによると、2017年12月の仮想通貨全体が盛り上がった価格の暴騰時には、ビットコイン総供給量の42%が送信・取引されなかった上、またその内27%のウォレットでは、さらにビットコインを加える動きが見られています。
そしてレポートではビットコインの保有者の目的を次のように発表しています。
・長期投資 … 25%
・マイニングで保有+秘密鍵紛失 … 30%
・投資、投機 … 17%
・取引所ウォレット … 15%
・取引目的 … 13%
最後に
現在、ビットコインは1000人のクジラが約4割を保有していると言われています。
どうやらETHもその傾向が強くなっていきそうです。
ただし、11月27日が最安値であり、今年のクジラが買い増したETHはほぼ損失となっています。それにも関わらず保有量を増やし続けていることから、クジラ達は長期的な目線で考えており、長期的には、今の最高値の価値を越えるということでしょう。

ETHは、処理能力などが混雑具合によって機能しなくなり、期待されている1秒で何百万ものの取引処理ができる技術ライデンもまだ完成していません。
また、バグも度々見られ、現状では実用化には難しい状況です。

しかし、かつてと比べると着実に進歩しています。
例えば、実際にゲームに利用されるようになっています。

そして、ETHの生みの親であるヴィタリック・ブテリンはまだ24歳。
天才的であり可能性の塊です。
もちろん、ETHが将来的に世界中で利用されるとは限りませんが、これだけ所持割合を増やし、下落相場に大きく買い増せるクジラ達がいるほどイーサリアム(ETH)の未来に可能性を感じている人達がいるということは明白にわかります。
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