かにたまです。
2019年12月4日頃にイーサリアムのアップデート「イスタンブール」が決まり、2020年1月頃にイーサリアム2.0が始動、いよいよマイニングの仕組みがこれまでのビットコインのようなPOWから、他のPOSに切り替わります。
先日、イーサリアムのステーキング報酬の利回りが明らかになりました。
イーサリアム2.0でPOSに移行する

上記事で前々から記事にしていましたが、イーサリアム(以下、ETH)は現在のProof of Work(PoW)からProof of Stake(PoW)に移行する予定になっています。

現状のビットコインの仕組みであるPoWには問題があります。
現在のETHは、PoWであることで新しいETHを生み出すために電気代を小国1つ分ほど使用しており、環境に大きな問題を引き起こしています。

PoSは、仮想通貨の問題点である51%攻撃を防ぎやすく、電気代もほとんどかからずに新しいETHを生み出すことも可能です。
さて、このPOSに移行する時期が2020年の1月3日に予定されています。
上のETH財団のYoutube投稿で明らかになりました。
ビットコインが始動して11年目ということで、この日になったそうです。
このイーサリアム2.0には前述したPOSになります。(キャスパー)
また、シャードと呼ばれるサイドチェーン上で稼働することにより、イーサリアムのスケーラビティ(容量)問題の解決が行われます。(シャーディング)
スケーラビティ問題は、ビットコインなどでも起こっている問題で処理に時間がかかるという問題です。これにより、すぐに送金できない等の遅延問題などが起こります。

ビットコインのスケーラビティ問題でビットコインキャッシュ(BCH)が生まれていますので、ご存知ない方は上記事をご覧ください。
POS移行で32ETH以上の保有者には配当が与えられる
さて、2020年1月3日以降、ETHがPOSになることで、これまで新しいETHはマイナーに配られていましたが、今度はETHを持っている保有者に配られることになります。
つまり、ETH保有者に対する配当のような形になります。
これは、2019年10月8日~11日に大阪で開かれたDevcon5にて明らかになりました。
現在、1ETHが2万円ほどですから、承認者になり配当をもらうには最低でも64万円(32ETH×2万円)相当のETHが必要になります。
ステーキング報酬は、最大年利10.4%ほど
出典:ETH 2.0 Economics – ETH2.0 Calculator
2020年1月3日以降は、ETHを持っている(ただし、32ETH以上)だけで保有数に応じてステーキング報酬という名の配当が与えられます。
POSは、ネットワーク上において置くだけで承認作業を行うマイナーのようになれるため、その報酬として新しいETHが貰えるわけです。
なお、そのステーキング配当は最大年利10.4%であることが明らかになっています。
インフレを抑えるためにブロック数により徐々に減衰していく仕組みのようですね。
Devcon5を見ると、この数値の大きな変更はないということですね。
最後に
2019年12月4日頃にイーサリアムのアップデート「イスタンブール」、2020年1月3日頃にはイーサリアム2.0が近づいてきています。
過去は延期が続き、今回も延期される可能性はあるものの、なんだかんだで完全体に向けてETHの開発が続けられています。

現在のETHはまだ未完成です。
今やスマートコントラクトは、多くの他通貨でも搭載されていたり、バグが多く、開発も遅れていることから現在のETHは誇大評価であると感じています。

しかし、ETH開発者は数ある仮想通貨の中でも最も多く、天才ヴィタリック・ブテリンも健在。
現在の価格でもビットコインに連動して上昇していますから、PoSになってもビットコインに連動することは変わらないかもしれません。
僕は以前からブログで書いているようにPOWからPOSに移行する際のETHに最も注目しています。
それは、今まで高い設備費や電気代等をかけてマイナーが作成していたETHが、いきなり安価で作れるようになった時にどうなるのか?
あなたも2020年の1月頃は是非、注目して頂きたいですね。
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