イーサリアムは将来POW(プルーフ・オブ・ステーク) →POS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行されると言われています。
ところが、その実現には思った以上に時間がかかりそうです。
POW、POSとは?
POWとは、「仕事量の証明」という意味で「Proof of Work」の略称です。その名前のようにWork(仕事量)が多ければ多いほど、恩恵が受けられる仕組みです。
一方、POSは「保有による証明」という意味で「Proof of Stake」の略称です。簡単に言えば、通貨の持っている量に応じて増える仕組みです。
詳しく書くと、マイナーのcoin ageという係数(通貨の保有額と保有期間で算出されるポイント)により算出されるだけの報酬が支払われる仕組みとなっております。マイニングに相当する用語としてフォージング(鋳造)と呼ばれています。
詳細は下記事をご覧下さい。

2017年11月の台北ミートアップが開催
shouts to the motherland for hosting vitalik for his presentation on ethereum 2.0 https://t.co/aXfnK8kxLv
— B2 (@b2ornotb2) 2017年11月26日
POSへの以降はあと3~5年!?
台北ミートアップでPOW→POSの移行は3~5年ほどかかるとのことがわかりました。
今後3年から5年かけてイーサリアムをプルーフ・オブ・ステークに移行することが前提になる
うーん。想像以上に時間がかかりそうです。
POW →POSに移行時に注目です
実はこの移行時を本当に楽しみにしています。これまで小国1国分に相当する高い電気代を支払っていることで話題になったこともあるイーサリアムのPOWですが、高い電気代をかけていたことが価値を担保(たんぽ)していたともいえます。
POWからPOSになることで安価に生み出された時、イーサリアムに対して市場がどのような反応をするか注目です。
僕はPOSマイニングを経験して、POSも悪くないと考えるようになりました。
確かにPOSは最初に大量に保持している人が有利になると思います。しかし、それならば新しいPOS通貨をあなた自身が生み出してそっちを大量に保持していき価値を感じる人達の中で広げていけば良いですよね。幸い、仮想通貨は誰でも生み出せます。
結局は、POWだろうが、POSだろうが、その他でも、その通貨にみんなが価値があると思えば上がるし、価値がないと感じるなら下がるだけです。それにみんながずっと保持していれば通貨として流通せず価値は下がるだけです。
ADAやXPなどの通貨の躍進を見ると、POS通貨の支持も増えてきたと感じています。POSには値幅で取れる「キャピタルゲイン」だけではなく、POSで増える「インカムゲイン」も得られる点が魅力です。僕は持っていませんが、ADAは確か最低購入額(量?)があったと思いますので、プレセールでご購入された方は、インカムゲインだけでも暮らしていけるレベルになっていると思います。
みんなが信頼して価値のある通貨ならインカムゲインだけでお金に困らなくなりますので、好きなことをして自由に暮らせると感じています。
POS通貨で大量に増えても誰も価値を感じなければ価値は上がりません。それにPOS通貨も発行枚数上限がある仮想通貨もありますので、年々増えていかなくなる通貨もあります。
POSは電気代もほとんど関らず、万人がPOSマイニングできる仕組みです。一部のマイナーだけが独占しているわけではありません。
そもそも、イーサリアムの生みの親である天才ヴィタリックさんが、なぜこれだけの年月がかかるにも関わらずPOSに移行するのか考えてみると面白いかもしれません。
これはイーサリアムのような時価総額が大きい仮想通貨がPOW→POSに移行する際、市場の心理を知ることができると思っています。
少し期間はありますが、3~5年後が楽しみです!
追記:

POSの移行が想像以上にはやくなりそうです!
詳細は上記事で
コメント