先日、ウィンクルボス兄弟が承認を求めていたビットコイン上場投資信託(ETF)が米証券取引委員会(SEC)により非承認になりました。
ETFが否認となった理由は何故なのでしょうか?
SECがウィンクルボス兄弟のビットコインETFを非承認
代表的な仮想通貨「ビットコイン」の価格が27日に1ビットコイン=90万円台を下回った。25日に90万円台半ばまで上昇するなど、7月中旬からの約2週間で20万円以上値上がりしていた。米証券取引委員会(SEC)が26日、米国の著名投資家、が承認を求めていたビットコイン上場投資信託(ETF)を承認しなかったことがきっかけとなった。
SECのビットコインETF否認の理由としては、
詐欺や価格操作などを防ぐ上でSECが求める水準に達していなかった
と報じています。
つまり、ビットコインに自体には問題はないということですね。
一部のSEC委員が異を唱える
SECにてウィンクルボス兄弟が承認を求めていたビットコインETFが否認されたものの、そのSEC委員のへスター・ピアースさんがこの決定に意を唱える声明文を出したことも話題になっています。
私は、Bats BZX Exchange、Inc.(以下、「BZX」)に対するWinklevoss Bitcoin Trustの株式をリストして取引するために、改正案の提案されたルール変更を却下した欧州委員会の命令から正直に反対した。[1]注文ノートでは、提案された規則の変更を検討する際に、委員会は提案された変更が1934年証券取引法(以下「取引法」)およびその下の規則および規則と一致するかどうかを検討する。[2]委員会の決定とは異なり、私は、提案されたルールの変更が法定基準を満たし、BZXにこのビットコインベースの交換商品(「ETP」)の一覧表示および取引を許可するべきだと考えます。したがって、私はスタッフがこの問題に関して委任された権限によって奪った行動を脇に置き、提案された規則の変更を承認する。
さらに、私は、欧州委員会のアプローチが、ビットコイン市場の制度化を妨げることによって投資家保護を弱めるのではないかと懸念している。より制度的な参加は、不遵守命令の根底にあるビットコイン市場に対する委員会の懸念の多くを改善するだろう。より一般的には、欧州委員会の法的基準の解釈と適用は、我々の市場でイノベーションが歓迎されないという強いシグナルをもたらします。これは、ビットコインETPの運命をはるかに超えた影響をもたらす可能性があるシグナルです。私はこれらの問題のそれぞれについて順番に議論するつもりです。
ビットコインETFに前向きなSEC委員がいることは、ETF承認に向けてポジティブに取られられています。
ビットコインETFの審査は続く
2017年にウィンクルボス兄弟のビットコインETFが否認された時は、ビットコイン価格が3割以上下落しました。しかし、今回はそれほど影響はありませんでした。たった1年ほどですが、あの時と比べると随分と強くなりましたね。
と言いますのは、現在、ビットコインETFに関しては複数の団体が申請している段階です。中には、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコインETFもあります。
ウィンクルボス兄弟が承認を求めていたビットコイン上場投資信託(ETF)は否認されましたが、数ある申請中のビットコインETFの1つにすぎません。
重要なのは1つでもビットコインETFが承認されることだと思っています。
日本人のスポーツ選手が1人海外進出して活躍すると他の日本人選手も進出しやすくなるように他のビットコインETFも通りやすくなると感じています。

そして、1つ通ればビットコインETF承認の基準がわかります。基準がわかれば今後、力のある所は対応できます。この点も非常に大きいと思います。
ウィンクルボス兄弟は今回もビットコインETFが非承認となったことは残念でしたが、また諦めずに申請して欲しいですね。
参入タイミングはETF承認後が最適か?
ビットコインETF承認が大きな転換点になると感じています。
やはりETFには期待してしまいますね!
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commodity/lineup/gold/pdf/gold_ny.pdf
最初は実力がある所のビットコインETFが認められるだろうなと思いながらも、仮にあまり大したことがない所のETFだとしても金と同じ歴史を繰り返すと思っています。
なぜなら、先ほど述べたようにETFが1つ通れば基準がわかり他のビットコインETFも対応し、承認されやすくなるからです。
もっとも、金ETFが初めて認められた時よりも仮想通貨の市場規模が小さく、今回、兄弟のETFが否定されたように安全面でまだ不安要素が強いです。冷静に考えると、現状でビットコインETFが認められる事は難しいかもしれません。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)が否認されると一時的かもしれませんが、かなり下落するでしょう。8月10日~9月24日の間に発表されると言われています。
今年は弱気相場ですので、これから参入を考えている方はETFが承認されてから参入する方がわかりやすくて良いかと思います。
今年、試しにビットコインを90万で買ってみましたが、一時期65万付近まで落ちました。ICOも振るわず、今年になって購入したものはダメですね。
今年は、一部をのぞき殆どの通貨が下落傾向にありますので、現物は厳しい状況です。正直、何もしなくても良かったと思っています。
この弱気な相場の中、CBOEのビットコインETFが否認されると更にずるずると下落してしまう可能性もあります。試すくらいなら良いと思いますが、自分自身の経験からも上向いてから購入されることを推奨します。
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