米国証券取引委員会(SEC)は、先日、現在最も有力視されているVanEckのビットコインETFの申請の最終判断の期限の延期を発表しました。
一体、なぜ何度も延期が起きているのでしょうか?
仮想通貨ビットコインETFの審査の最終判断期限が3度目の延期へ
The Commission may extend the period for issuing an order approving or disapproving the proposed rule change, however, by not more than 60 days if the Commission determines that a longer period is appropriate and publishes reasons for such determination. The proposed rule change
was published for notice and comment in the Federal Register on July 2, 2018. December 29,2018, is 180 days from that date, and February 27, 2019 is 240 days from that date.
発表によると、2019年の2月27日までに延長することができると記載されています。
以前からVanEckのビットコインETFは審議が行われていて、今回の延期で3度目となります。
2019年2月まで延期されることは前々から予想されていたことですので、特に驚く点はないのですが、今回、正式な日時が発表されたということで記事にしました。
ビットコインETFどうして何度も引き伸ばされる?
ビットコインETFに可能性を感じているものの、現状はSECの定める基準には達していないということでしょう。可能性がゼロであれば他にも仕事がありますので即座に判断するはずです。可能性があるからこそ、先延ばしにしているのでしょう。
ETF賛成派のクリプトママはビットコインETFの期待感に警告
現在の審査を行う米国証券取引委員会(SEC)側の意見は割れています。
クリプトママ(仮想通貨の母)ことへスター・ピアース(Hester Peirce)さんがSECのビットコインETF支持派ですね。
以前、ウィンクルボス兄弟が申請したビットコインETFが却下された時にも1人だけこの判断は妥当ではないと反対した方でもあります。
米SECは、以前、1度認可拒否したビットコインETFについて再審査に入ることになったのも彼女がキッカケだと言われています。
In English: the Commission (Chairman and Commissioners) delegates some tasks to its staff. When the staff acts in such cases, it acts on behalf of the Commission. The Commission may review the staff’s action, as will now happen here.
— Hester Peirce (@HesterPeirce) 2018年8月23日
実際、こんなツイートをされていました。
「委員会はスタッフに一部の仕事を委任する。その場合、スタッフはコミッションの代わりに仕事をすることになる。委員会がスタッフの行動を見直すときもあり、今からそれが起きる。」
www.ccn.com
CNNの記事によると、先日、米国のワシントンで開かれていた仮想通貨のカンフェレンスでクリプトママは「私は、仮想通貨やビットコインETFが承認か否かで生死を分けるような生き方をしないように」と述べ、「ビットコインETFの承認は明日になるかもしれないし、10年後になるかもしれない」と伝えていました。
現状の仮想通貨市場の問題は多々ありますが、やはり、値動きの点で不安は感じますね。近年、1年間で1700%以上上昇したり、90%近く下落するものをETFとするのは、下がっても利益のでるETFもありますが、どうなのかな?と思う点があります。


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