仮想通貨のフラッシュクラッシュについて、傾向と対策

フラッシュクラッシュ知識・用語集
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かにたまです。

仮想通貨市場にて「フラッシュクラッシュ」という現象が見られます。

そこで、本日はフラッシュクラッシュとは何か?その傾向や対策について記事にしていきます。

良かったらご覧ください。

 

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フラッシュクラッシュとは?

フラッシュクラッシュとは、相場において現在の価格から一瞬だけ大きく落ちること意味します。

 

フラッシュクラッシュ

▲具体的には、上画像のような現象が起こります。

通常6000円程度のライトコインが一瞬だけ20円台まで落ちた事件です。

フラッシュクラッシュは基本的には短時間で元に戻ります。

 

仮想通貨市場は多い

仮想通貨取引では、フラッシュクラッシュが起こりやすいです。

なぜなら、市場規模が小さく必要以上に動き、ここまで落ちたらいったん取引を制限しますよー、というようなストップリミット制限などの止めるものが多くの取引所では無いからです。

だから先ほどのような6000円ほどのライトコインが20円代で購入できてしまうようなことが起こるのです。

 

起こる原因

仮想通貨市場でフラッシュクラッシュが起こってしまう原因をいくつか記載します。

 

ロスカット連鎖

ビットコインFXであることです。

ロスカットは、それ以上の損失がでないように強制的に決算を行うという仕組みですが、それが重なりに重なったものがロスカット連鎖で必要以上に価格が動いてしまいます。

フラッシュクラッシュによるロスカット連鎖に巻き込まれて退場ということも考えられます。

 

仕掛け

更にロスカット狩りという仕掛けられてフラッシュクラッシュが起こることもあります。

FXや信用取引は「ロスカット」というものがあるため、十分な資金で相場を動かしロスカット連鎖を引き起こし、利益を得ることも可能になります。

ここらへんが信用・先物・FXなどの恐ろしさでもあります。

 

発動タイミングとしては、主にスプーフィング(spoofing)と呼ばれる高速取引や、自動売買でコンピューター(AIなど)の判断で流動性が少ない時に仕掛けられます。

 

具体的には、大型連休、人が少ない深夜帯などが狙われやすいです。

 

10年5月の「フラッシュ・クラッシュ」で英国人逮捕
 米司法省は21日、2010年5月にダウ工業株30種平均が数分のうちに1000ドル暴落したいわゆる「フラッシュ・クラッシュ」を引き起こすのに加担した疑いで英国人男性を逮捕したと発表した。

過去に株ではフラッシュクラッシュの逮捕者も出ているほどで株では犯罪になることがあります。

しかし、仮想通貨の場合、法整備が整っておらず、仮想通貨市場では、意図的なフラッシュクラッシュを取り締まる法律は現状ありません。よって、より起こりやすくなるというわけです。

 

板が薄い

板が薄いとは、売りと買いの総額が少ないことを意味します。

買いも売りも少ないために少し売り買いするだけで簡単に価格が動いてしまいます。

特に小さい取引所ではフラッシュクラッシュが起こりがちです。

 

対策

現在の仮想通貨市場ではフラッシュクラッシュに対する法律などはありません。

よって、対策を立てる必要があります。

 

FX・信用取引・先物取引をしない

FX・信用・先物取引などでは、上述したようにロスカットを誘発させるために仕掛けられる可能性があります。

仕掛けられるとロスカット連鎖に巻き込まれて大損もあります。

 

よって「FX・信用取引はしない」ことでロスカット狩りのような意図的な大損はなくなるでしょう。

 

現物ではロスカットがないので、逆指値を入れていなければ損はしないです。

むしろ想定より安く購入できたり、高く売ることが可能でフラッシュクラッシュは歓迎な方も多いのではないでしょうか。

 

FX・信用取引・先物取引をするなら・・・

とはいえ、現状は仮想通貨取引の8割はこれらの取引が主でありますから、対策を記載します。

主な対策は以下の3つです。

・レバレッジを低くし、証拠金維持率を高める
・追証なしの取引所を利用
・サーキットブレーカー有の取引所を利用

 

レバレッジを低くし、証拠金維持率を高める

ロスカットは証拠金の維持率が下がることで起こることから証拠金維持率を高めることでロスカットの確率を上げることができます。

十分な資金を入れてレバレッジを下げることでロスカットの確率を下げることができます。

 

追証なし

借金を背負わないように「追証なし」の取引所を選択しましょう。

追証なしの取引所であれば、最低でも投資額が無くなることがあってもマイナスはありません。

 

サーキットブレイカー

サーキットブレイカーのような、ここまで落ちたら取引所のシステム側で取引を止めるというような仕組みがある取引所を選びましょう。

ロスカット狩りに対する損失を抑えることができます。

 

 

出来高の低い取引所

草コインが売買されているような出来高の低い取引所でフラッシュクラッシュに対する有効な方法を記載します。

 

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最近、僕は草コインチャレンジを2年ぶりに始めていますが、こういうような無名で小さい取引所を利用する際には活用ください。

 

現物取引で行うことは以下の2つです。

・売りたい額よりも高値で指値を指す
・買いたい額よりも低値で指値を指す

つまり、想定よりも安く買って高く売るということです。

 

板が薄い草コインの値動き

↑とある草コインの日足チャート。

板が薄く、たった1日の値動きで大きく動き価格が2倍変化したりすることが普通にあります。

想定よりも安く指して購入、高く指して売却できます。

 

ちなみにどうして半額になっても売る人がいるのかというと、支払い期限が迫り、どうしてもお金に必要になる時があるからです。

例えば、仮想通貨は確定申告の前の時期に起こりやすいです。

足りない方は、仮想通貨を売って現金にするわけです。

 

決して余剰金ではなく、借金をしながら行っている方もいます。

様々な事情で、例え、安くても売らなくてはいけなくなる時があります。

 

少なくとも取引所に置いていて余っているお金があれば、買いは想定より安い位置、売りは想定より高い位置で指しておくと良いでしょう。

フラッシュクラッシュで想定より安く購入、高く売却できることがあります。

 

最後に

「市場規模が大きくなり、法整備を待つ」

ーーーつまり、ルールが曖昧で取り締まりがなく、今の規模が小さな仮想通貨市場ではフラッシュクラッシュが起りやすいです。

よって、環境が変わるのを待つ、もしくは株式市場に移動するなどの対策もできます。

 

しかし、フラッシュクラッシュが起こることで想定以上に安く購入したり、高く売却もできますから決してマイナス面だけではありません。

リスクが高いものの、それゆえにチャンスもあります。

 

意図的なフラッシュクラッシュに巻き込まれないように対策を行い、うまく活用してください。

 

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