かにたまです。
「卵を1つの皿に盛るな」という投資の有名な言葉があるように資産運用においても分散は基本中の基本です。
しかし、分散投資にはデメリットもあります。
分散投資は資産運用の基本中の基本
「卵を1つの皿に盛るな」という投資の名言があるように分散投資は基本中の基本です。
これは卵を1つの皿に入れていると、もしもそのカゴを落とすと全部の卵が割れてしまいます。
しかし、カゴを分散していれば卵の入った1つのカゴを落としても他のカゴが残っているために他のカゴが無事であり大きな被害を避けられるというわけです。

だからこそ、株、債券、不動産、金、仮想通貨などの様々な資産に分散していくという分散の考え方があります。
卵を入れるカゴのように様々な資産に投資していくことを「分散投資」といい、リスク回避方法の1つとして知られています。
1つカゴだけに入れ、落として割れると全てが終わります。
たった1つの銘柄への集中投資はリスクがあるわけです。
分散投資のデメリット
リスク回避方法として大きな損失を避けられる方法として知られている分散投資。
しかし、そのデメリットを記載します。
リターンが小さい
分散投資は、集中投資に比べてリターンが小さいです。
例えば、Aの銘柄とBの銘柄に資金を同じだけ投資をしていたとして、Aの株価が50%ダウン、Bの株価が倍、Cの株が10%上昇したとします。
このような場合、Bの銘柄だけに集中投資していたら資産は倍でしたが、Aの株価ダウンが足かせとなってしまいリターンが約20%になります。
このように分散投資はリスクが少ない代わりにリターンも小さいのです。
管理の手間
1つの銘柄ではなく、複数の銘柄に投資するということは、それだけ管理の手間がかかります。
分散すればするほど管理が面倒でチェックする必要性があります。
分散投資の方法
分散投資の方法をいくつかご紹介します。
投資先の分散
先ほど述べた株、債券、不動産、金、仮想通貨など様々な投資先を分散します。
投資先を分散させることにより、その後、値上がりするものと値下がりするものがあるため、リスク回避になります。
分散したことによって出来た資産の組み合わせをポートフォリオといいます。
紙ばさみという意味があり、もともと欧米で紙ばさみに資産の明細書を入れていたことがポートフォリオの語源になっています。
時間の分散
1度に全てを投資するのではなく、一定の時間をあけて投資することを時間の分散といいます。
良い例として挙げられるのは、ドルコスト平均法のような積立投資です。

ドルコスト平均法は、同時期に同額を買い続ける投資方法。
平均買取価格を抑えることができ、株だけではなく、変動の激しいビットコインでも高いパフォーマンスを残しています。
ドルコスト平均法は、NYダウや金、ビットコイン等のように底上げしながら相場が上昇し続けている資産に対して有効な方法です。
国の分散
国による成長の差や、特定の国に地震などの地学的リスクが起こり得るため、様々な国に分散投資を行うことが重要になります。

▲ 以前も上記事で書きましたが、日本円を増やすことを考えても、仮に日本円が崩壊した場合、どれだけ日本円を増やしても意味はなくなります。
例えば、1億円貯めても、ジンバブエのようにハイパーインフレが起こり、1枚のトイレットペーパーが1億円などということになれば、どれだけ日本円を貯めようが意味がないのです。
日本は歴史上少なくとも過去2回ハイパーインフレが起こっており、起こらない可能性は決してゼロではありません。
だからこそ、世界に分散する必要もあるわけです。
外国の投資先が組み込まれた投資信託などを利用することによって世界中の国々に投資することができます。
現在、インターネット等の発達で日本だけではなく、世界中の国々に分散投資が容易になりました。
分散投資か、集中投資か
分散投資はリスクが小さいが、利益が小さい。
一方、集中投資はリスクが高いものの、利益は大きいです。
どちらが良いのかというのは、あなたが許容できるリスクによって変わります。
例えば、年齢などまだ若ければやりなおせますので、集中投資をしてリスクを高くしても問題はないでしょう。
しかし、年が高齢であれば体力的にもどうしても衰え、やり直すことが難しくなりますからリスク資産に多くを投じるのは推奨できません。
一般的にリスクに投じられる目安の割合は「100-年齢」となります。
つまり、あなたが20歳であれば、100-20=80%はリスク資産に、あなたが80歳であれば100-80=20%をリスク資産に投じられるという考えがあります。
リバランスの重要性
僕は分散投資も重要だと感じている一方で、社会や経済状況に応じて、ポートフォリオを見直し、資産配分を変えていく「リバランス」は、より重要であると考えています。
具体的には、相場が上がりきった投資先の資金は小さく、相場が下がりきった投資先は大きくはるという考え方を行い、ポートフォリオの割合を変えていくということです。
相場にはサイクルがあり、上昇期、停滞期、安定期などがあります。
僕は米国株の暴落や、仮想通貨が自分の決めた価値までに達した場合、一定のポートフォリオが大きくなりすぎた場合はリバランスを行います。
ポートフォリオについて
ちなみに僕のポートフォリオは上記のような感じです。
生活に必要な資産は入れていません。
仮想通貨は多いのですが、始めてから想像以上に伸びたこともあり、自然に割合が高くなってしまったという感じです。
また、いくらかは分散させたものの、まだ伸びると予想しているため割合は高いです。

仮想通貨の規模は、バブルが来れば僕の予想、いや、それ以上もあると思います。
しかし、通貨としての潜在能力が高いために大きくなりすぎると国に潰されるため金の半分くらいの時価総額と想定しています。
僕の予測した規模まで仮想通貨が上昇したらポートフォリオの割合は減らす予定でいます。
ただし、仮想通貨は完全に潰すことはインターネットをつぶさない限りは不可能であり、価値が落ちても使い続けられるでしょう。
ポートフォリオから仮想通貨を0にする予定はありません。
僕は、現在、リスク資産の投資先として仮想通貨の割合が高いです。
それはひとえにリスクを許容している点と、これからの伸びを考慮すると仮想通貨の方が伸びることを確信しているからです。
実際、既にそうなっていますが、ここ3年のビットコインの上昇は10倍以上になっており、日経平均株価は約1.5倍ですから、税金を考えてもビットコインに軍配が上がります。
そして、今、仮想通貨相場が沈んでから徐々に回復しつつある閑散期。
人が殺到している相場にはチャンスはありません。
なぜなら、人と同じことをして上手く行くのなら多くの人がお金持ちになっているからです。

そして、来年の2020年は過去のビットコインの転換期である重要イベント「半減期」があります。



日本で仮想通貨が資産として認められ、中国やFacebookが仮想通貨を発行予定であり、ETF上場のチャンスもあることから、少なくとも僕にはやらない理由はないです。
仮想通貨は未だに詐欺だという方もいますが、少なくともビットコインなどのメジャー通貨は米国、日本などの国が認めており、まだまだ成長が期待できる立派な金融商品です。

株に関しては、世界のお金の半分を占めている米ドルの米国株がNYダウなど最高値を更新し続けていることから現金多めで待機し、控えめに投資をしています。
米国株は仮想通貨で言えばビットコインのようなものです。
米国株が暴落すれば、日本株ないし、世界の株価が高い確率で暴落します。
最後、仮想通貨バブルのように急上昇する可能性があるものの、暴落の恐ろしさを身をもって体験したことから米国株の暴落に備えています。
米国株が暴落したら株価の割合を大幅に増やします。
世界の成長は鈍化していますが、株価は調整後に更に伸びると読んでいます。
なぜなら、人口増 ✖ 生産性の向上から今後も経済が発展することが見えているからです。
人口増は、日本では今後減っていきますが、世界全体では増加することが予測されています。
また生産性の向上は、機械等の科学技術の発展により確実に上がります。
現在のNYダウなど米国株は相場のサイクルにおいて、10年以上と過去最長の上昇期中。
長くともあと2~3年以内で大幅調整がくると感じています。
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