かにたま(https://twitter.com/kanitama7777777)です。
2020年7月現在、「DeFi」と呼ばれる分散型金融が密かにブームとなっており、メディア等で取り上げられています。
仮想通貨の情報を追っている方は耳にしたことがあるかもしれません。
そこで、本日は分散型金融(DeFi)とは何か?どんな仮想通貨があるのか?等についてざっくりと迫ってみたいと思います。
良かったらご覧ください。
分散型金融(DeFi)とは?
分散型金融とは、ブロックチェーンネットワーク上に構築される金融のエコシステム(生態系、しくみ)です。
分散型金融の大きな特徴は、ブロックチェーンによる透明性や、銀行サービスや貸借契約などの金融サービスを簡単に自分でつくることができます。
ブロックチェーンによる透明性は、中央がおらず、誰でもデータを共有できる、すなわち、あなたも確認ができる点で、会社が管理し見えない部分もある通常の金融よりも透明性があります。
また、金融サービスをつくるーーーー 例えば、中央がいない仮想通貨取引所である分散型取引所(DEX)や、法定通貨と同様の価値を持つステーブルコインなどをつくることができます。
分散型金融(DeFi)の主なメリット、ユースケース、スマートコントラクトの役割、通常の金融との違いなどの詳細を知りたい方はバイナンスで学べるページ「分散型金融(DeFi)の完全入門ガイド」で学ぶと良いですね。
バイナンスの学習ページは、日本語で書かれており、他仮想通貨の分野を学ぶのにおススメです。
分散型金融(DeFi)が広まりつつある理由
ここ最近、分散型金融であるDeFiがメディア等で取り上げられるようになった原因はなぜでしょう?
分散型金融については、2018年頃から出始めてきており、2019年3月にニューヨークで行われた「コンセンサス2019」などで注目を集めていました。
理由は単純。
DeFiの仮想通貨の多くが急激に高騰(値あがり)しているからです。
価格が上昇すると、一般にも注目されるのがこの業界の常です。
他には、仮想通貨ローンの需要が増している点があります。
お金が必要な時に仮想通貨から現金に変えたいと思っていても法定通貨にかえると高い税金がかかるために仮想通貨を保持したまま手元に資金を得られるローンは需要があります。
特に今は今後の値上がりを期待して仮想通貨自体を売りたくない人もいるでしょう。
現在、コインポストさんの記事に掲載されていた「ビットコイン史11回目の買いシグナル点灯」等からもわかるように必ず上がる保証はないものの、ビットコインの3回目の半減期を終え、過去に点灯してから大きく上昇している事が多い歴史的な買いシグナルが点灯しています。
このように、現在、仮想通貨市場にとって、これからが期待できる状況になっています。
更に、仮想通貨ローンは無担保だったり、その金利が非常に安いものが多く、現状の法定通貨のローンよりもお徳な点も多いです。
このような理由から近年、DeFiが注目されています。
では、次の項目では、DeFi銘柄の高騰しており、どんな仮想通貨があるのか?というDeFi銘柄の調べ方をご紹介します。
DeFiの仮想通貨ってどんなのがあるの?調べ方
DeFiの仮想通貨を調べたい場合、Coinmarkertcap(コインマーケットキャップ/CMC)で調べることができます。
トップページのメニュー欄にある「Cryptocurrencies」から「DeFi」の項目があります。
こちらを選択します。
すると、仮想通貨のDeFi銘柄のみのランキングが表示されます。
現在、DeFi銘柄のランキング上位にMaker、Compound、Aave、Kyber Network、Synthetix Network Token、Ox、Augurなどがあります。

Kyber Networkは、イーサリアムトークンでETHの創業者であるヴィタリックがOmiseGoと共にアドバイザーを務めている別格の銘柄ですね。
なお、ICO価格は1KNC=0.38USD(約41円)でした。

Augurは、かつての日本のコインチェックで上場したことがある銘柄です。
キャンブル銘柄ということで上場廃止になりました。
▲2018年のバブル崩壊時からの恐ろしいほどのV字回復です。
これらのDeFi銘柄は軒並み値上がっているわけですが、その代表例として顕著なのは「Aave」です。
なんと、2018年のバブルのピーク時価格までに迫る急激な上昇を見せています。
Aaveがどんな通貨なのかは公式を見て頂くとわかりますが、大きな特徴は無担保でお金の借入ができるという仮想通貨です。
個人と個人が気軽にお金の貸し借りができます。
分散型金融(DeFi)の問題点
分散型金融は、現在、非常に注目を集めていますが大きな問題点があります。
それは「セキュリティ(安全性)」です。
新しいシステムであるがゆえに脆弱性があり、DeFiはハッキング被害にもあっています。
コインテレグラフジャパンの記事「過去3ヶ月間で分散型金融が大きく成長、仮想通貨ビットコインのトークン化とイールドファーミングが牽引」によると、eFiプラットフォームのユニスワップがハッキング被害を受け、34万ドル(約3600万円)が盗まれました。
そして、何より問題なのは、ハッキング以前にバグ等でシステム上に問題が起こっている点です。
「MakerDAO gets stress tested as ETH price plummets」によると、MakerDAOのDiFiのシステムに問題が発生、返済なしにお金を借りることができ、顧客にお金を無料で配った状態になりました。
MakerDAOは、400万ドル(約42.7憶円)以上の赤字を負ったといいます。
DeFi銘柄で現状CMCトップのMakerですら、この状態です。
DeFiにセキュリティの不安がある点は否めません。
DeFiの現状について、価格高騰など
このように新しいシステムであるがゆえにDeFiはまだまだセキュリティ面の安全性に欠けており、現在の相場は期待が先行しているにすぎないと考えています。
現在、アルトコインが軒並み上昇傾向にあります。
現状なら、まだ上がっていない銘柄を選択すると良いでしょう。

現状はバブル気味です。
その仮想通貨のパワーを占めるノード数が大きく減少しているQtumなども上昇していることから、何でも上がる相場になっており、現在の相場は不安も感じます。

なぜなら、2018年にピークを迎えた仮想通貨バブルの時期は、何でも上がる相場でした。
2018年と違い全てではなく日替わりで様々な通貨が大きく上がっており、少し当時とは様子が違うものの実態が反映されていない感覚があります。
先日、上昇率が低く、チャート的にはイマイチでしたが、何でも上がる相場とみてTROYとかいう銘柄をバイナンスで購入。
ノード数が以前よりガタ落ちのQTUMとかも上がっていますから今は上がっていない銘柄を狙うのはありかと。
まさに金余り相場。#TROY #アルトコイン #Binance pic.twitter.com/fXBP228uC7
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) July 18, 2020
実際、この仮説が正しいか、まだ上がっていない銘柄をいくつか購入してみましたが、のきなみ上手くいったことから何でも上がるバブル気味の相場である可能性は高いです。
とはいえ、見てのとおり、TROYの買い板は薄くアブなかっしい感じはあります。
どこで売るかストップリミット等は設定しておいても良いかと
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) July 18, 2020
いま購入するなら、トレンドであるDeFi銘柄というよりも2018年のバブル崩壊相場を生き残っていて開発が続けられている、まだ大きく上がっていない銘柄が良いかと思います。
コロナ第2波で株価が大きく下がった場合、ビットコインも大きく下がり、アルトコインはより大きく影響を受けるでしょう。
コロナバブルで金余りの状態で大きく上がっていない通貨なら、下落時の損失も少ないはずです。
また、その下落等の危険性から、これから購入される方は、一定の価格まで落ちたら売るというように機械的にストップリミット制限などは入れておくと良いでしょう。
▲図:トレーディングビューなどでチャートを見るとわかりますが、2020年3月、コロナによる株価大暴落につられて24時間で45%ほど下落したビットコイン。

第1次コロナショックで最も落ちたの金融商品はビットコイン。
新しく小さな市場であるがゆえにコロナ第2波で市場が悪化した際も最も落ちる可能性があります。

ビットコインは3回目の半減期を終え、歴史的な買いサインが出ているものの、現在のコロナバブルの崩壊時による下落リスクもあるわけです。
特に短期的には、大幅下落の注意が必要かと思います。
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