2018年10月31日、仮想通貨ビットコインが誕生して10年目が経ちました。
現在、ビットコイン以外の仮想通貨は日々新しく生まれている一方で、日々消えています。
では一体どれくらいの仮想通貨がこれまでに消えていったのでしょうか?
ビットコイン誕生日から10周年
10月31日といえばハロウィンを想像する方も多いと思いますが、仮想通貨ビットコインが生まれたのは10年前の10月31日です。
ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトさんがビットコインに関する論文を2008年10月31日に発表しました。
その約2か月後の2009年1月3日にビットコインのブロックチェーンの最初のブロック(genesis block)が誕生したのでここで生まれたという説もありますが、一般では論文を発表した10月31日がビットコインの誕生日として知られています。
・サトシナカモトのビットコイン論文(原文・英語)
https://bitcoin.org/bitcoin.pdf
・サトシナカモトのビットコイン論文(日本語版)
日本語で読むビットコイン原論文 [by Satoshi Nakamoto] – Coincheck blog
ビットコイン誕生からある男が2010年5月22日に初めて1万ビットコインで間接的にピザ2枚を買ったことがビットコインがお金として利用された最初の出来事でした。

2013年キプロス危機で国家情勢に依存されない通貨として注目を集め、中国人が参入、富裕層が大量に購入していったことで大きく価値を上げました。
そして、2017年には、日本で通貨として認められました。更にチューリップバブルを超えた人類史上誰もが体験したことがないバブルが起こりましたね。
上の10年のビットコインチャートを見ると、その凄さがわかると思います。
現在は停滞中ですが、たった10年でその存在は多くの人に知られるようになりました。
インターネット歴史年表 – JPNICや主要証券年表|証券統計ポータルサイトなど、他の歴史表と見比べてみるとあまりのスピードの速さに驚きます。
ビットコイン誕生から10年で消えた仮想通貨数と割合は?
仮想通貨は現在約2000種類ありますが、消えてしまった正に火葬通貨となった通貨はどれくらいあるかご存知でしょうか?
↑今まで消えた仮想通貨は「DeadCoins」というサイトで確認できます。
このDeadCoinsというサイトは、ユーザーが自由に編集することができるWikiのようなオンラインのデータベースとなっています。
2018年11月4日現在、DeadCoinsには929種類もの「消えた仮想通貨」が登録されていましたが、今の仮想通貨の乱立状況を考えれば、今後もますます情報が追加されていきそうですね。
これらの消えた仮想通貨の特徴を見ると、開始から1年未満で消えているといういわゆる資金だけ集めて開発していないScamという詐欺的な仮想通貨が殆どです。約1/3の仮想通貨が消えていることも考えると、新規ICOのリスクの高さがわかります。
こういう事を調べてみて見ると、ICOは規制がより厳しくなるのかなと感じています。
ここで重要なのは、現在の価格ではなく、開発が続いていることです。開発が続いている限り、ある日を境に状況が変わることもあります。ビットコインですら芽が出はじめたのが5年目くらいでしたので、長い目で見ることも重要だと感じています。
コメント