DAOとは?事件からハードフォークでイーサリアムが分裂した影響

DAOとは? 知識・用語集
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暗号通貨について勉強していくと「DAO」という言葉をよく耳にします。

何やらDAOに不具合があってイーサリアム(ETH)が、イーサリアムとイーサリアムクラシック(ETC)にわかれたと聞きます。

そこで、DAOについて記事にしたいと思います。

 

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DAOとは?

DAOとは(Decentralized Autonomous Organization)の略語でDecentralized(分離的な) Autonomous(自律した) Organization(組織)、すなわち非中央集権(分散された)で自律型の組織という意味をもつ造語です。

人間の経営者や、管理者、ルールがなくても人間を動かすための仕組みにより事業の自律化ができ、非集権化の枠ぐみが出来上がることをDAOといいます。

すごいざっくりといいますと、ネットの力で何もせずにその会社や組織を動かすようなまさに夢のようなことです。

 

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かにたま「イッツオートマティック。宇多田ヒカルさんのデビュー曲のタイトルである全自動の世界がDAOの世界です。」

 

2016年、巨額の資金と注目を集めて新しいプロジェクトが起こりました。

ドイツの「Slock.it」が始めたその名前をThe DAOといいます。このThe DAOは150億円相当の多額の資金を集めました。これはクラウドファンディングのプロジェクト(ICO)として当時は史上最高額となる資金を調達したことで話題になりました。

イーサリアム上のスマートコントラクトを利用しており、ICOに参加するには資金をETHで送金しThe DAOトークンを手にする必要がありました。

 

DAOの特徴

分散型自動組織

コンピューターの中にできている代表者や責任者がいなくても全自動で動く仕組みで代表者や責任者を逮捕したり、組織を解散することはできません。世界中で分散してデータが管理できるのでコンピューターがある限りは決して無くすことができません。

 

ブロックチェーンの利用

ブロックチェーンの仕組みを採用しています。ビットコインもこのブロックチェーンのお陰で非中央政権でもセキュリティが非常に高く価値を上げ続けているのです。

 

コインチェックで上場していたDAO

coincheck.blog

DAOはコインチェックでも上場していましたが、現在はなくなりました。

コインチェックでDAOが上場廃止になったのは、以下に記載するTHE DAO事件が起きたからです。

 

THE DAO事件とは?

2016年6月、DAOのSplit機能を悪用し、360万ETH(当時の価格で65億円ほど)のハッキングによる盗難が起きました。価格は一気に1/3以下まで減少、現在、DAOはどこも取り扱っていないようです。

当時の様子は以下のブログなどで詳しく記載されています。

 

book.mynavi.jp

注意点としては、TheDAOの脆弱(ぜいじゃくせい)性が問題であって、イーサリアムに問題があったわけではありません。

 

ハッキングされた当時の経緯を簡単にまとめると、

 

DAOハッキングされ、数百万ETHが盗まれる

顧客に多大なる被害

無かったことにしよう!

賛成派と反対派で2つに分裂するハードフォークが起こる。

 

 

・『DAOがハッキングされた事実』を無かったことにしたイーサリアム=Ethereum(イーサリアム・ハードフォーク済・多数派・中央政権)
・『DAOがハッキングされた事実』をそのままにしようとしたイーサリアム=Ethereum Classic(イーサリアム・クラシック・少数派・非中央政権)

このように書くと、まるでイーサリアムが悪者のように思えるかもしれませんが、盗まれた360ETHを取り戻すためにはハッキングを無かったことにするのは、やむを得なかったと感じています。

 

僕がイーサリアム・クラシックの方をコインチェックで購入したのは、勢力が弱いものの、過去の過ちを認めて非中央政権でやっていこうという心意気です。

ただし、開発が小さく、現在では、イーサリアムとはだいぶ差がついています。

 

DAOの教訓から学ぶ

お店に並んでいたものを消費者が安全なものだと信じて買うのと同じように、仮想通貨が市場に出て一般に売られていれば暗黙の了解で信用していいものだと思うのは、普通の感覚だと思います。市場にでた魚や野菜なども腐らないか等チェックしますよね。

 

しかし、The DAOは、市場に出てからハッキングされ失敗しました。非中央集権の世界では、市場に出てから誰がその安全性をチェック、検討するのかが問題になりました。

 

仮想通貨Augur(オーガ)の特徴や将来性、価格チャートについて
本日は仮想通貨の1つであるAugur(オーガ)。 非常に将来性が期待されている一方で日本には相性の悪さも感じられます。 一体、どういうことか? Augurの特徴、将来性はあるのか?等について記事にしていきます。

他には、例えば、コインチェックで取り扱っているであるオーガーという未来予測市場を実現するという通貨があります。Augurは、胴元のいないオッズ、結果、配当などを自動で実行で行なうギャンブルが自動で出来るとも言われています。

しかし、日本ではご存知のように競馬など国が認めたギャンブルはOKですが、カジノなどの国で認めていないギャンブルは違法です。仮に将来、全自動の違法カジノが浸透した場合、胴元がいないので取り締まり自体ができません。

カジノだけに関わらず、胴元がいないので根源を絶つことができず、カジノに関わらず、違法だろうと何だろうと取り締まる事ができません。正直、胴元なしに自由に色々できるのは良いが、どうなるのか?という不安があります。

 

つまり、世界で認められた仮想通貨でも国の法律によって取り締まりがある可能性があるわけです。

 

The DAOは失敗したものの、ブロックチェーンやスマートコントラクトといった技術の台頭により「組織」のあり方を考えさせてくれる出来事だったように思えます。

 

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