かにたまです。
「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メールに注意!」と内閣サイバーセキュリティセンターやIPA(情報処理推進機構)から注意喚起が出ています。
あなたも被害を受けないために見ておきましょう。
仮想通貨で金銭を要求する迷惑メールに注意
2018年7月以降、「アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿をウェブカメラで撮影した。家族や同僚にばらまかれたくなければ仮想通貨で金銭を支払え」というメールを受信したという相談が多く寄せられています。これは性的な映像をばらまくと脅すセクストーションの一種で、支払いを仮想通貨で要求するものです。
はじめてこの相談をうけたのは2018年の3月で、その後相談が再度寄せられたのは7月でした。7月と8月は合わせて30件(*1)と件数が増加し、9月には263件の相談が寄せられました。
IPAが確認した範囲では、そのメール文中には、本来あるべき映像へのURLリンクや、映像ファイルの添付がありませんでした。よって、これらは単なる迷惑メールの可能性が非常に高いと考えられます。また、8月まではメール文面は全て英語で書かれていましたが、9月19日以降日本語で書かれたメールについての相談が多く寄せられるようになりました。しかし、その日本語は不自然で、英文を翻訳サイト等の機械翻訳にかけたものと考えられます。
9月19日以降の相談が増えているということ。
ここ最近で特に被害が増えているようですね。
幸い、日本語が不自由な外人の犯行ということでメールの内容が不自然な日本語で大丈夫だと思いますが、そのような迷惑メールを真にうけて仮想通貨で支払うことはないようにご注意下さい。
仮想通貨請求で感じる仮想通貨の可能性など
そもそも仮想通貨は、匿名通貨を除いてはアドレスの履歴が残るにも関わらず、彼らは仮想通貨で支払いを要求しています。恐らく、迷惑メールの犯人はアドレスに送金記録が残り、追跡できることを知らないとは思えません。
つまり、仮想通貨で資金洗浄ができるという自信があるということです。
コインチェックやZaifハッキング事件などは、犯人がまだ捕まっていません。
これは送金アドレスがわかっていても犯人がどの場所にいるのかがわからないために捕まえることが出来ていないことになります。
マウントゴックス事件に関与していたロシア人が捕まったのも事件から数年後でした。
単に送金先のアドレスがわかっただけでは、すぐに犯人を捕まえることが難しいことがわかります。
また、ダークウェブの追跡の難しい場所で売買を行って資金洗浄を行う手法などもあり、資金洗浄を完全に防ぐという点では難しさを感じます。
ただし、現状の紙幣よりはマシだと思います。
そもそも手渡しが出来るので履歴すら残りません。
現在の大量に刷られたお札は、どこに集まっているのかといいますと、企業などの内部留保(会社内で蓄えること)もありますが、主に地下経済に集まっています。
話を戻します。
悪用される一方で、仮想通貨であれば日本語が不自由な外人が瞬時にお金を集めることが迷惑メールでも出来る事で可能性も感じます。
例えば、現状の日本でのクラウドファンディングは、日本円で主に日本人からの支援を行っていますが、仮想通貨を使えば世界中から支援資金を集めることができます。
自然災害などの緊急でお金が必要になる場合など、国の枠を超えて世界中からの支援金が瞬時に集められることができます。
仮想通貨は世界共通のお金です。
使いようによっては大きな可能性を秘めています。

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