かにたまです。
このブログや取引所のサイトなどの他サイトでも仮想通貨投資のリスクについて書かれています。
ご存じのように仮想通貨はまだ規模が小さく、価格変動によるボラリティ(値幅)が非常に大きいためビットコインですら2018年初のバブル崩壊から最高値から8割以上落ちました。
このようにリスクのある仮想通貨投資においてリスクをどのように変化させていけばよいのでしょうか?
ビットコインですら投資リスクは高い
まず始めに仮想通貨投資においてそのリスクは株式よりも高いです。
ETFは認められておらず、近年注目を集め、急激に成長しているとはいえ時価総額が18兆円。
ビットコインのチャートを見るとわかりますが、その価格変動は非常に激しく安定していません。
そして、バブル崩壊でピークから8割以上も落ちたのもここ最近の出来事です。

時価総額18兆円のビットコインですらこのボラリティですから、アルトコインや、更に時価総額の低い草コインなどはより大きなリスクがあると思ってください。
リスク許容度の決め方
リスク許容度は、あなたの環境、考え方など、つまりあなた次第で変わります。
とはいえ、それでは難ですので、リスクをとって良いタイプとそうでないタイプについて書いていきます。
リスクをとっても良いタイプ
・働ける方、収入が見込める方
仕事があり、今後も働いて収入が見込める方です。
仮に損失を被ってしまっても取り返すことができます。
投資は長い目で見ればプラスに転じる事が多いのですが、バブル崩壊時など参入のタイミングが悪いと一気に資産を失う可能性があります。
収入が高いほどカバーが容易なので、金銭的収入が見込める方はなおさら良いです。
・資産が多い方
相場が良い時は増えていく割合が大きく、ある程度の損失にも耐える事ができます。
良く資産運用を始めるのに1000万円以上と言われているのもまんざらでもないでしょう。
資産が多い方が有利であることは間違いありません。

僕は学ぶ期間をつくったり、複利効果を考えると早い時期に始める事が重要かと思っています。
・長期運用
仮想通貨投資を長期で考えている人はリスクをとっても良いでしょう。

ビットコイン積立であれば、どこで購入してもプラスになっているように長期的に投資を行っているならプラスになっているのがビットコインです。
・相場急落でも余り気にならない方
仮想通貨投資はボラリティが非常に激しく、トレーダー以外で相場を必要以上に気にする方は気になって日常生活に支障を起こす可能性があります。
よって、このタイプはリスクをとるべきではないと考えます。
リスクをとってはいけないタイプ
このタイプはまだ10年も経っていない不安定で歴史の浅い仮想通貨投資はあまり推奨できません。
ETF認可直後など、世の中に認められ市場に安定感が出てきてから仮想通貨投資を始めると良いと思います。
・収入がない
収入が見込めない方は、仮に損をした場合、カバーできないのでリスクはとらない方が良いです。
まずはある程度の収入を確保された方が良いでしょう。
定年退職をされた方でも余剰金でなければ投資することは推奨できません。
僕は仮想通貨投資のブログを書いていることもあり、界隈に人がいた方が良いのですが、それぐらいまだ不安定な市場です。
・安全資産を切り崩す必要がある方

数か月分の生活費や、子供の養育費や突然の病気など緊急時に備えて取っておくべき減らしたくない資産である安全資産を切り崩す必要がある方は、仮想通貨投資を推奨することはできません。
・急落に耐えられない方
仮想通貨市場は規模は急速に大きくなってはいるものの、金融の世界で言えばまだまだ小さく不安定です。よって、相場の急落もあり、これに耐えられそうもない方はリスクをとるべきではないと考えています。
リスク許容度を変えるタイミング
リスクをどれだけとるかというリスク許容度を変えるタイミングを記載します。
基本的にはリスク許容度は、長期視点で挑み、仮想通貨市場は大きく成熟するまでは変える必要はないと思っていますが、変えるとしたらそのタイミングはあなたが上記のリスクをとっても良いというタイプに該当した場合です。
例えば、給料が大幅にアップしたり、株で大きな利益を出したなどの余剰金が増えたなどですね。
またその逆に減給や、他での損失が大きくなった場合などの上記のリスクをとってはいけないというタイプになった際には逆にリスクを落とすべきでしょう。

とはいえ、先ほど述べたように仮想通貨市場はまだ発展段階です。
伸びしろが期待できる以上は、トレード分はともかく、よほどのことがない限り長期保有の視点でリスクはあまり変えない方が良いかと思われます。
少なくともあなたの状況ではなく、相場でリスクを変えるのは大きな問題があります。

2017年仮想通貨バブルがおこり、2018年にバブル崩壊でどうなったのか思い出してください。
バブルが起こるとどの通貨も上昇し、乗り遅れたくないという心理が働き、大きなお金を入れてしまいがちです。

僕も結果的には戻りましたが大暴落中にナンピンしたり、調子に乗ってICOに手を出して失敗したこともあります。
現在の回復期ならともかく、これから相場が上昇して2018年の最高値を超えた後は、特に気を付けたい所ですね。
僕はこのような失敗もあることから株式では10年以上も上昇し続け、NYダウが最高値を更新し続けている段階では資金を大きく入れないことにしています。
どんなに良いものでもずっと上がり続ける相場はありません。
最後に
ビットコインができて11年。
仮想通貨市場の規模は急速に伸びているものの、まだまだ小さく、ETF認可などもされず、機関投資家があまり参入してきていないことからもわかるように投資リスクがあります。
しかし、激しいボラリティではあるものの、確実に成長しています。
上画像で底に対して赤線結んでみたのですが、底上げしていることがわかると思います。
だからこそ、相場の短期的な動きにとらわれず、長期的な視点でじっくりと取り組んでいくことが重要かと思われます。
まだETFが認められていない、国際的なルールが統一していないなど信頼性は低いものの、法整備や規制強化、インフラなどが整ってきています。

おそかれはやかれビットコインETFも認められるでしょう。
リスクを変えるとしたら相場ではなく、あなたの状況に変化が出た時を推奨します。
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