かにたまです。
「仮想通貨」は、日本で「暗号通貨」とも「暗号資産」とも呼ばれています。
その一方で英語ではどのような呼び名があるのでしょうか?
本日は、ビットコインのような「仮想通貨」の英語での様々な呼び名を記事にしたいと思います。
良かったらご覧ください。
英語では「Cryptocurrency」が一般的
英語では「Cryptocurrency(クリプトカレンシー)」という呼び名が一般的です。
なぜなら、海外では「暗号通貨」という呼び名が一般的であり、その英語表記がCryptocurrency(クリプトカレンシー)だからです。
実際、海外大手取引所バイナンスなど、英語表記で「Cryptocurrency」と表記されています。
Exchange は「取引所」「交換所」。
Cryptocurrency Exchange で「仮想通貨取引所」となります。
省略形は「Crypto」
海外ではCryptocurrency(クリプトカレンシー)が一般的な呼び名です。
よって、仮想通貨の英語表現を略すと、「Cryptocurrency(クリプトカレンシー)」の頭の部分をとって「Crypto(クリプト)」とも呼ばれています。
その他の仮想通貨の英語での呼び名
その他の仮想通貨の英語の様々な呼び名を以下に記載します。
基本的に英語の呼び名を「A B」とすると、AとBには以下の文字が入り、どれを選んでも成立するかと思われます。
A=Crypto、Ditital、Virtual、Electronic
B=Asset、Cash、Money、Currency
例えば、Crypto Assetで「暗号資産」になります。
ただ、ここでは主に海外で呼ばれている英語を記載したいと思います。
Virtual currency(バーチャルカレンシー)
日本語に訳すと「仮想通貨」となります。
「仮想通貨」は主に日本で呼ばれる呼び名であり、それを英語表記したものです。
Digital Currency(デジタルカレンシー)
仮想=「Virtual(バーチャル)」という単語ではなく、「digital(デジタル)」という単語が使われ、「digital currency(デジタルカレンシー)」と呼ばれることもあります。
直訳すると「電子通貨」という意味になり、電子マネーなども含まれます。

仮想通貨と電子マネーは違いがありますが、英語では同様の表記で表現されることもあります。
国際決済銀行の2015年11月の報告書、”Digital currencies” に以下のように記載されています。
デジタル通貨は電子的に表現される資産の一種であり一定の貨幣的特徴を持つものとされる。デジタル通貨はソブリン通貨建てとされ、現金への償還責任は発行者が負うものとされる場合がある。この場合、デジタル通貨は電子マネーを意味する。独自の単位を持つデジタル通貨や発行が分散化もしくは自動化されている通貨は仮想通貨と考えられる。
したがって、ビットコインはデジタル通貨である一方、一種の仮想通貨でもあることになる。 ビットコインや類似のデジタル通貨は暗号アルゴリズムに立脚しており、これらの種類の仮想通貨は暗号通貨とも呼ばれる。
ちなみに電子マネーは英語で「Electronic money(エレクトリックマネー)」と呼ばれるのが一般的ですが、こちらの単語は「仮想通貨」とは呼ばれていないようですね。
Digital Money(デジタルマネー)
「Digital Money(デジタルマネー)」には、貨幣を使わずに電子情報のみで代金を支払う仮想貨幣という意味があります。
そして、直訳すると「電子のお金」ということで電子マネーの意味があります。
Ditital Asset(デジタル アセット)
Asset=「資産」という意味があります。
よって、ditital asset(デジタルアセット)は日本語訳で「デジタル資産」という意味になります。
最近は、ditital asset(デジタルアセット)という呼び名も耳にします。
日本でも2020年に改正資金決済法が成立し、名称が「仮想通貨」から「暗号資産」に変更になる予定です。
今後、仮想通貨が「資産」である考え方が浸透していく可能性は大いにあります。
P2P (peer-to-peer) currency

ビットコインなどの仮想通貨は、みんなで監視するP2P (peer-to-peer:ピアトゥピア)と呼ばれる管理システムを持っています。
ピアとは「対等」という意味があり、全員が平等に繋がっているという形です。
多くの仮想通貨はこのシステムが使われていることから「P2P (peer-to-peer) currency(ピアトゥピアカレンシー)」とも呼ばれています。
もっとも、全ての仮想通貨がP2P (peer-to-peer:ピアトゥピア)という訳ではないので、使われている例はあまり見られません。
Electronic Cash
直訳すると「電子現金」です。
実はビットコインの生みの親であるサトシナカモトのビットコインの論文にビットコインを表す表現として「A Peer-to-Peer Electronic Cash」と記載されています。
よって、「Electronic Cash」が仮想通貨であってもなんら可笑しくないですね。
最後に

こうしてみて見ると、日本で「仮想通貨」、「暗号通貨」、「暗号資産」などの様々な呼び名があるように英語でも様々な呼び名があることがわかります。
ただ、世界の一般的な英語の呼び名は「Cryptocurrency(クリプトカレンシー)」。
すなわち、暗号通貨です。
この事は覚えておくと良いと思います。
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