かにたま(https://twitter.com/kanitama7777777)です。
2020年世界でコロナウイルスが蔓延し、猛威を振るいました。
ところが、それに反して仮想通貨市場はビットコインを筆頭に大きな成長をみせました。
そこで今年の2020年に起こった主な仮想通貨の出来事を振り返ると共に来年の2021年向けた注意点や思うことなども書いてみたいと思います。
一緒に今年の仮想通貨の出来事を振り返っていきましょう!
2020年1月:CMEにてビットコインオプション取引の開始
2019年12月のBakktに続き、2020年1月13日シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)にてビットコインオプション取引の開始されました。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は、世界でも有数の取引量を誇るデリバティブ取引所であり、取引高は世界最大級を誇ります。
なお、CMEはイーサリアム(ETH)の先物取引を2021年2月8日に開始することを発表しています。
2020年2月:コロナ悪化、仮想通貨市場の停滞
コロナウイルスがより浸透し始め、株価は下落、ビットコインも上昇から下落に転じたのはこの時期です。
今年、ビットコインは株価の動きに影響されるようになってきています。
それはビットコインが価値を上げ、金融商品として地位を認められたことにあると思います。
今後もビットコインなど多くの仮想通貨は株価が大きく下落すると同時に大きく下落する傾向がみられています。
僕は仮想通貨バブルの崩壊は、コロナバブルの崩壊と共にくるとも思っています。
2020年3月:ビットコインは底値へ。・・・終わった
3月は、ビットコインの価格が2020年の底値をついた時期でした。
2月から下落傾向が見られ、なんと下落率は30%以上となりました。
アルトコインにおいては、50%以上下落する通貨も多々ありました。
大きく下落をすると、あるあるなのは、ビットコインが終わったというメディアの記事などです。
どことは言いませんが、各所で見られました(笑)

ちなみに2018年に仮想通貨バブルが崩壊した際は300回もビットコインは死んだと言われたそうです!

初めて仮想通貨をする人は上昇や下落率の大きさにビックリされると思いますが、まだまだ市場規模が小さいのが仮想通貨市場。波は荒いことはご理解ください。
ビットコインの年の最低値ですが、ここ数年、年末年始に起こる傾向があります
2015年の最低価格は1月15日
2016年の最低価格は1月16日
2017年の最低価格は1月12日
2018年の最低価格は12月15日ちなみに2019年は2月8日、今年の2020年は3月17日頃が底値でした。https://t.co/B341G1aiTp
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) December 30, 2020
今、ビットコインをけん引しているのはドル建てでも最高値を更新した米国
福島公認会計事務所さんによると、米確定申告期限は翌年の4月15日までに申告する必要があるようです。
ちなみに米は株同様扱いで暗号資産を購入し、1年以上保有した場合、0%〜20%の範囲の税金https://t.co/K2C6zoJV2M
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) December 30, 2020
なお、現在の仮想通貨市場は米資金の流入が強く、来年もこの時期の年始(1月~3月)には落ち込む可能性はあると頭の中に入れておくと良いかもしれません。
ちなみに今年の2020年は3月17日頃が底値で1BTCが51万円ほど。
日本では45万円ほどまで落ちましたね。
しかし、その後、ビットコインの快進撃が始まります。
2020年5月:日本で仮想通貨から「暗号資産」へ
2020年5月1日に仮想通貨にかかる改正資金決済法が公表されました。
仮想通貨交換業者に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令(PDF)にて詳しい内容を確認することができます。
名前が正式に「仮想通貨」から「暗号資産」に変更されたり、ルールの改正等が行われています。
正式にビットコイン等の仮想通貨が暗号「資産」として資産化されたことと、法整備が整ったことにより以前よりは状況が良くなると期待を持たせるものでした。
なお、過去の2017年4月、改正資金決済法制定により日本で同年には仮想通貨バブルが起こったこともありました。
2020年5月:ビットコイン半減期
2020年5月、非常に影響が大きかったのはビットコインの半減期です。
これは新しく生まれるビットコインの量が以後、半分になるという約4年に1度起こる仮想通貨市場の超重要イベントでした。


過去、ビットコインの半減期が転機で仮想通貨市場は大きく成長してきました。
今回もこの半減期を転機にビットコインに春が訪れます。

偶然なのか?過去、ビットコインの半減期の約1年少し前が底値であり、最適な結果的に投資時期になっています。
ちなみに次の半減期は2024年の3月頃。
最適時期は2022年末あたりとなります。
果たして今後もこの傾向は続くのでしょうか?
2020年6月:DeFiブーム到来へ
分散型金融とも呼ばれる「Defi」の存在自体は2018年には既にありました。
しかし、2020年6月、アルトコインCompoundが独自コインのCOMPを配布し始めたことから火が付き始め、7月へのDeFiブームへ繋がっていきます。
広がったきっかけは、このCOMPの急騰でしょう。
幾人かのクジラも参戦し、価格は短期間で一気に上昇しました。

↑DeFiについてご存じない方はこちら

来年はDeFi系の詐欺、つまり、高利率を餌に顧客から仮想通貨をうけとり、そのままドロンという形の詐欺が増えると思います。
相場の良い時は詐欺が増えやすくバブル時代の2017~2018年も多くの詐欺がありました。
くれぐれもご注意ください。
2020年8月:マイクロステラジー社が大量のBTC保有へ
マイクロステラジー社は、ナスダックにも上場している大企業。
ビジネスインテリジェンス(BI)、モバイルソフトウェア、およびクラウドベースのサービスを提供する米国の会社です。
そのマイクロステラジー社は、総資産の半分の(当時440憶円相当)をビットコインに投じたことで話題になりました。
#Bitcoin days are numbered. It seems like just a matter of time before it suffers the same fate as online gambling.
— Michael Saylor (@michael_saylor) December 19, 2013
ちなみにマイクロステラジー社の現CEOであるマイケルセーラー(Michael Saylor)氏は、かつてはビットコインの懐疑派でした。
2013年には「(ビットコインは、)オンラインギャンブルと同じ運命をたどるのは時間の問題」と述べ、ビットコインの将来性に対して悲観的なツイートをしていました。
そんな彼がなぜ社でビットコインを大量保有しているのか?
MicroStrategy社はなぜビットコインを440億円分買ったのか【インタビュー要点和訳】という海外和訳の記事がありましたのでご紹介します。
彼がビットコインの購入を決断した理由としては、社の伸び悩みとビットコインがインフレに強いことを気づいたからでしょう。
実際、同社の株価をGoogleで検索するとドットコムバブル時代から急落して停滞していました。
しかし、8月当時のBTC価格は125万円ほど、現在は300万円ほどに急騰。
3倍近くに上昇したために株価も回復しつつあります。
ビットコインは起死回生の一手となるのでしょうか。
現在のインフレに対するマイクロステラジー社の問題を彼は大学の授業料の高騰に例えています。
「有名大学の授業料など、皆が欲しがるものは高いインフレ率を誇っている」。年収5000万円の弁護士が、預金も5000万円あり毎年500万円ほど貯金しているとして、2人の子供を有名大学に送ろうとすると毎年8%上がる授業料を利息が貰えない資産を切り崩して賄う必要が出てくると。それを1000倍にしたのがMicroStrategy社が直面した問題だと思ってください。
(中略)
こう悩んでいるとき、友人がビットコインを丁寧に説明してくれました。シルバー、ゴールド、ビットコイン、どれにする?と考えたときに、半値になるかもしれないが10倍になる可能性のある資産を選びたいと思っているので、ビットコイン一択になりました。賢い投資家は誰でも常に期待値を考えて投資しているでしょう。
ビットコインはまだ歴史が浅く不安定な市場です。そのため規模が小さいシルバー(銀)、ゴールド(金)に比べるとまだ小さい時価総額でもあります。
しかし、それゆえに成長が著しいともいえます。
実際、ビットコインは金、銀以上に価格の伸びが大きいことはご存じだと思います。

ビットコインに投資を考えているなら、ビットコインが総資産の半分を占めているマイクロステラジー社の株を購入するのも手です。
株の場合、ビットコイン現物とは違い、損益を持ち越せますから有利です。
2020年10月:ペイパル(PayPal)が仮想通貨市場参入へ
2020年10月21日、ペイパルが仮想通貨市場に参入、仮想通貨のサービスを行うと公式発表しました。
来年始めからいよいよペイパルの加盟店2600万店舗でビットコインが使えるようになるのか。
通貨として世界中で使えるようになるビットコインは魅力的。
しかし数年でここまでくるとは・・・
また数年後そこらへんのコンビニで使える時代が来るのだろうか?https://t.co/4VPZ45mik7
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) December 30, 2020
ちなみに2021年には、全世界のペイパルの加盟店2600万店舗でビットコインやライトコインなどの仮想通貨が利用できるということです。
これは仮想通貨市場にとってはビックニュース。
本当に凄いなと思っています。

また、この時期はTwitterの創業者であるジャックドーシー氏の決済会社スクエアが53億円相当のビットコインを購入したことで話題にもなりました。
2020年12月:イーサリアム2.0始動
ビットコインの次に大きな規模である仮想通貨イーサリアム(ETH)が新しく生まれ変わりました。
大きな変更点の1つにこれまで高い電気代をかけて生み出されたマイニングから、もっているだけで増えるPOSの方式にきりかわっています。
32ETH(2020年12月時点で240万円相当)以上、現在、誰でもイーサリアムのネットワークに預けることで増やすことが可能になっています。
ここで注目すべき点は、ロックアップ期間(引き出しできない期間)があるという点です。
現時点ではロックアップされているETHが、全供給量の3%以上を占めています。
アルトバブルは来年。
なぜか?
アルトコインを牽引しているのはイーサリアムことETH
近々、32ETH以上を預けてステーキングで増やせる仕組みになるが、ロックアップ期間がある
つまり、来年、売り圧が減ることから価格がより上がりやすくなると予想してます。https://t.co/ufrB2f3O51
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) November 30, 2020

市場に出ているイーサリアム(ETH)がロックアップされているということは、売り圧が減るということです。よって、バブル期はETHはビットコインより上がりやすいと推測しています。
バイナンスの説明によるとイーサリアム2.0のロックアップ期間は2年を超えることもあると記載がありますね。
うーむ。思った以上に長いな・・・🤔#ETH #イーサリアム pic.twitter.com/3jnmFoCYSo
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) December 9, 2020
なお、ETHのロックアップ期間は、不明。
バイナンスによるとロックアップ期間が2年を超える可能性があると言われています。

ちなみにイーサリアムは、まだ完成しておらず、4段階の最後の大型アップデートである「セレニティ」に突入します。
2019年から遅延が続いていましたが、ついに完成形へと進化しようとしています。

現状、イーサリアムは様々な仮想通貨サービスで利用されていることもあり、処理能力が追い付かず手数料増加などの問題を抱えています。
今年はDeFiなどで良く使われ、手数料が高騰しましたね。
しかし、最終段階を経て、完成したETHへの期待感も高いことから面白い仮想通貨銘柄であると思います。
イーサリアムと言えば、イーサリアムを使った様々なトークン(仮想通貨、ERC20トークン)があります。
まだ上昇率が低い、これらの銘柄に投資して見るのも面白いかもしれません。
2020年12月:SEC、リップル社を訴訟
2020年12月22日、米証券取引委員会(SEC)は、リップル社に対して「リップル(XRP)」を連邦証券法に違反して個人投資家等に販売したという疑いで訴訟をしました。

リップルは仮想通貨で時価総額3位に君臨する仮想通貨を代表する通貨です。
現在、米大手のコインベースがリップルの取引を停止(2021年1月19日から全面停止予定)などもあり、XRPは60%以上も暴落しています。
個人的な意見では、XRPの存続に関しては問題がないかと思われますが、苦しい段階に入っていると感じています。
いま上昇していますが、仮想通貨のリップルは、正直、厳しいイメージがあります。
落ちているからといって今拾うと痛い目にあうかもしれません。
実際、リッチリストで調べるとわかりますが、上位0.01%の層もリップルの保有数を減らしています。#XRP #Ripple #仮想通貨https://t.co/zbf2B4vvsu pic.twitter.com/lPk4zUazi5
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) December 31, 2020
XRP StatsでXRPの保有数を調べることができます。
大晦日のデータを見ると、上位0.01%の大口も所有数を減らしており、大暴落しているからといって現状は手をつけないことを推奨します。
2020年12月:ビットコイン、史上最高値を更新
皆さんもご存じのように2020年12月ビットコインは史上最高値を更新し、新たなステージに旅立ちました。
バイナンスのBTC/USDTチャート
ビットコイン300万円突破!🎉🎉🎉
これは3万ドル越えも時間の問題ですね。
ほんと凄い!w#ビットコイン #Bitcoin #BTC pic.twitter.com/ySaY3usnSc
— かにたま@仮想通貨 (@kanitama7777777) December 31, 2020
そして、大みそかに1BTC300万円を突破しました!
今年は、スクエアやペイパルなどの決済企業による買い上げや、マイクロステラジーのように投資対象として大量にビットコインを購入するような企業による買い上げの価格上昇が大きかったと感じています。

ここから先は未知の領域に突入します。
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