かにたまです。
星の数ほどある仮想通貨から日本の国内の金融庁認可の取引所にある取引所の仮想通貨、つまり、日本で認められている仮想通貨の1つである「カウンターパーティ(XCP)」に関して記事にしたいと思います。
カウンターパーティ(XCP)とは?用途事例、価格チャート、おすすめ取引所などを記載します。
カウンターパーティ基本情報
名前:Counterparty(カウンターパーティ)
通貨コード:XCP
発行上限:約260万枚(最初から100万枚ありマイニング等がありません。)
時価総額:381,847,169円(約38.1億円/2020年2月1日段階)
公開日時:2014年1月2日頃
アルゴリズム:POB
公式サイト:http://counterparty.io/
カウンターパーティとは?
カウンターパーティについて公式ページでは以下のように記載されています。
カウンターパーティは通常のビットコイン取引の「余白に書き込む」ことによりビットコインの機能を拡張するものであり、イノベーション、そして一般のビットコインソフトウェアでは不可能な先進の機能への扉を開くものです。
このカウンターパーティはビットコインのブロックチェーンを利用したプラットフォーム型仮想通貨ということになります。


ETH(イーサリアム)、NEOなどそれぞれ独自のブロックチェーンを利用していますが、カウンターパーティはビットコインのブロックチェーンを利用していることが特徴です。
以下の用途に記載しているようにビットコインのブロックチェーンをつかって様々なことができるようになります。
カウンターパーティの用途
カウンターパーティからアイディア次第でいくらでも用途がつくれるます。
例を挙げてみます。
クラウドファンディングと投票を実施
分散化アプリケーション(「DApp」)の ソフトウェア機能へのアクセスをマネタイズ
製品や個人ブランドを表す
一種の「ブロックチェーンドメイン名」として振る舞う
認証トークンとして
ゲーム内のカード等のデジタルグッズ
現実世界の商品やサービスのプロキシ (例えば、紙やバイオ燃料と交換可能なトークン)
貴重な時間やリソースを提供したことへの報酬
ブロックチェーンの機能を探求するための教育的サービス
▲リンク先をクリックすると実際に使われているサイトが確認できます。
個人でも手軽にトークンをつくれる

カウンターパーティの特徴の注目点の1つとして、上記事のヤギさんのように個人や企業が少量のビットコインとXCPを使いトークンを発行できる点にあります。
なお、トークンの発行は、0.5XCP(カウンターパーティ)+0.0005BTC(ビットコイン)ほどで作成できます。
現在(2020年2月1日頃)の価格だと600円程度です。
ビットコインとカウンターパーティであるXCPを用意して名前を入力したらすぐにトークン発行が完成します。
この「簡単」という点が非常に魅力的です。
XCPから生まれたトークンは、個人単位だけではなく、プロジェクト単位でも存在し、現在、いくつかが仮想通貨取引所で実際に売買されています。
いまCMC(コインマーケットキャップ)で時価総額178位のStorj等があります。


国内取引所のZaifで販売されているZaif、Pepecash等のトークンもカウンターパーティからつくられています。

僕は簡単にトークンを発行できる点を非常に魅力的に感じています。
開発者を用意したりと新たにビットコインのような仮想通貨をつくるには敷居が高いと思います。
しかし、カウンターパーティを使えばで誰でも簡単で安価に独自トークンを作りだし、独自の経済圏を生み出すことができます。
僕はこのXCPは、現状の仮想通貨が当たり前のように使われる時代がきたら、盛んになるのかもしれないと考えています。

カウンターパーティで作成されたトークンは、PEPECASHなどちょっと変わった遊び感覚にも使えることができ、アイディア次第で新しい経済圏を生み出せそうで面白そうなんですよね。
とはいえ、余暇的な面白いトークンを生み出すXCPが広まるのは、人類が余暇をもてあますと遊びが広まるように、仮想通貨が浸透したもう少し先かなと思っています。
具体的な使用事例
上記の用途で記載した
- 現実世界の商品やサービスのプロキシ (例えば、紙やバイオ燃料と交換可能なトークン)
具体例を書いてみたいと思います。
例として、駆け出しのアイドルの「かにたま君」が自分の写真集を売りたいとしましょう。(あくまでも例ですよっ。( ー`дー´))
写真集の購入者には、XCPでつくったトークンを配布します。
このXCPのトークンは、売買ができ、●●枚持っていたらプライベート写真の特典をつける等のかつてのValuのような付加価値をつけることも可能です。
付加価値が魅力的であれば、写真集は複数売れる可能性もあります。
ブロックチェーン上で誰でもやり取りが確認できますので、まだ駆け出しの信頼されていない状態でもきちんとやり取りされたのかわかることが強みです。
トークンは売買できますので、アイドルのかにたま君が人気を上げていけば、トークンは写真集代以上になり、購入者は金銭面でも得をする可能性があります。
カウンターパーティは、自分で発行枚数や用途、つまり、ルールはあなたが決めることができます。
トークンを使ったイベント開催など様々な用途に使うことが可能です。
カウンターパーティからのトークンは簡単につくれますので、仮想通貨が当たり前のように使われる時代がくれば独自の経済圏を持つトークンとして一般人だれもがトークンを発行し、トークンエコノミーの世界が来る可能性もあります。
所持者にとってもトークンが売買できることで良いサービスを期待できます。
なぜなら価値を提供できなければどんどん下がっていくからです。
自分の発行したトークンがどんどん下がっていくのを良いと感じている方は少ないと思います。
またアドレスという形ですが、どれだけ所持しているのかわかりますので、気持ちが本人に数値として伝わります。
そこから何か生まれるかもしれませんね。
つくったトークンが浸透するかはわかりませんが、実際のお金の経済圏が個人でもつくれる点は非常に大きいです。
僕は仮想通貨同様にカウンターパーティでつくった魅力的な個人のトークン、ないしその基盤になるカウンターパーティ自身も大きく飛躍すると思っています。
ただし、Valu等の規制強化からもわかるように現状すぐに多くの人々がトークンを作成し、トークンエコノミーの世界が広がっていくと思えません。
POB

カウンターパーティのアルゴリズムとしてPOWでもPOSでもなく、POB(プルーフ・オブ・バーン)という仕組みを採用しています。
- プルーフ・オブ・バーン(以下PoB)が登場した背景を踏まえ、PoBを簡潔に表すと、「誰にもわからない秘密鍵を持つアドレスにコインを送ることで、コインを二度と使えない状態にしたという証明」のことです。ここで、コインを「二度と使えない状態」にすることが、あたかもコインを燃やして使えなくすることに似ていることから「Burn」と名付けられました。二度と使えない状態のビットコインにする対価として、他の仮想通貨を貰うことができます。
コイン焼却の証明が新しい価値創造の証明になる「プルーフ・オブ・バーン」ビットコインのブロックチェーンを使って、新しい機能を追加するビットコイン2.0。今回はその1つ、プルーフ・オブ・バーンを紹介します。
バーンされたコインは二度と使えませんので、発行枚数が約260万枚のXCPは時が経てば経つほど価値を上げやすい傾向にあります。
価格チャートについて
↑現在の価格はこちら
XCP/USDチャート。
バブルチャートから崩壊、バブル前に価格が戻っていました。
現在(2020年2月1日)は出来高も低く、勢いが弱いです。
ひょっとしたら今の勢いに釣られて跳ね上がるかもしれませんが、カウンターパーティが飛躍するのはビットコインが更に地位を得て仮想通貨が浸透し始める先だと感じています。

時価総額3.9億円、通貨ランキングはCMCで534位ほどでした。
StorjやPepecashなどの子供のトークンよりも親のカウンターパーティが伸びていない点が他のプラットフォーム系の通貨と違う点ですね。
また、現状では、仮想通貨詐欺事件などが起こっていることがあり、誰でも仮想通貨を作成することは快く思われていないでしょう。
よって、急激な広がりは難しいかもしれませんが、ビットコインのブロックチェーンを利用していることからトークンエコノミーの世界が一般化すれば大化けする可能性もあります。


ロードマップを見るとわかりますが、今後、ビットコインが進化していくことでアトミックスワップやライトニングネットワークなども利用できるようになるかもしれません。
カウンターパーティを購入できる国内取引所

カウンターパーティは、国内取引所では金融庁認可のZaif取引所で購入できます。
Zaif取引所では、カウンターパーティから生まれたPepecashやZaifトークンなども販売されています。
カウンターパーティ自体もまだまだこれからで今はちょっと早いかな?と思っています。
最後に
時価総額500位以下と草コインレベルまで落ちてしまったカウンターパーティですが、上述したようにその将来性はあります。
・親通貨であるのに子トークンのPepecashやStorjなどよりも低い時価総額。
・ビットコインのブロックチェーンを利用しており、ビットコインの普及により恩恵を受ける可能性がある。
・誰でも簡単にトークンを作成し、独自の経済圏を生み出すトークンエコノミーの世界での利用への期待。

現段階では世界的な規制強化の色が強く、まだ早いかなと思っているものの将来性はあると感じています。
5年後、どうなっているのか楽しみです。
コメント